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「テレビがつまらなくなったのは、ネットのYoutubeなど様々なメディアが登場したから」…TV番組の現役ディレクターが語る
2009.02.16|umiushi
痛いニュース(ノ∀`) さんより
「僕はテレビをダメにした理由は2つあると思います。ひとつはインターネットをはじめ
様々なメディアが登場したことですね。たとえば、話題の番組を見逃したら、
学校のクラスで話題についていけない、ということってよくあったと思うんですが、
話題になるような名場面はたいていYOUTUBEにアップされていますよね。これなら、わざわざテレビの前にかじりつく必要もありません。また、ネットで動画を
配信できる時代になったことも大きな要因。しかも、ネットの番組は、地上波では
できない面白い試みもたくさんできる。『江頭2:50のPPPするぞ!』とか。あと、
DVDでも自由度の高い試みはできますしね。また、制作費がそれほどかからないから
さほど儲からなくても上から怒られない、などがあると思います」
これ、前後の文脈も読んでいただかないと発言の真意は伝わらないのですが、それでも、お客さん相手の商売で、言ってしまったらアウトだと思うんです。
リンク先でかなり言い尽くされていますが、業界の衰退を他人のせいにしたら、もう落ちていく一方ですよ。
これで観てくれないのを人のせいにしてんだから、いい度胸ですよ実際
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しかし一方、客たる視聴者が何をしてもいいか、何を要求してもいいかというと、そういうわけではありません。「クレーマー*」なんて人種もいますが、自分が絶対的優位だとは思わないほうがいい。
「お客様は神様です」なんてことも言いますが、この言葉自体、ひどく曲解されたまま一人歩きしてるわけですから。
(あるとき、ものすごくいい雰囲気で進んだ公演で、
「どうですか今日のお客さんは?」と聞かれた三波春夫が、
「それはもう、神様のようです」と返したエピソードが元々)
だいたい、貧乏神も疫病神も邪神も、神様には違いない。
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*
以前読んだ量販店店員へのインタビューによれば、クレームを付けられるのはまだいい、とか。一部の病的な人を除き、確かに改善の余地があることを言ってくれるわけだから。
本当に怖い客は、不満があると二度と来店しないだけの人、らしいです。
そういう意味では、「テレビを見なくなる」というのは一番怖い視聴者ですかね。
カテゴリ:tv