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楽天「個人情報を10円でダウンロード販売」の真実
2009.05.31|iwamura
と、タイトルで銘打ってみたが、面白かったので。昨今のこの「楽天個人情報販売ネタ」の顛末が。
GIGAZINEがアホネタで楽天の拝金主義に立ち向かっており、その真偽はともかく勇気というか蛮勇には惜しみない拍手が送られております。
楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を「1件10円」でダウンロード販売していることが判明
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090527_rakuten_csv/楽天に出店している店側が受注情報をダウンロードするのに、楽天が一件10円の手数料を取ってるという、「他の会社だったら当たり前のサービスだ から、だいたい無料なのに。楽天はそこで金を取るか死ね」というだけの事例です。この時点で楽天は不愉快というのは分からんでもないですね。
これをGIGAZINEが取り上げると、「メールアドレスを含む個人情報をダウンロード販売している」というGIGAZINE変換。
まあ、楽天のやり方が不愉快だというのはいいけど、ちょっと中身が大幅に変わっているような。でも相手が楽天だからよしとしましょう。反論はこの辺に書いてあるのでご覧くだされ。
GIGAZINEが「楽天が個人情報を1件10円で販売している」と全力で飛ばし記事
http://digimaga.net/2009/05/oops-gigazine-said-rakuten-sells-personal-information.htmlそんで、むしろ問題となるのはスパムメール業者に楽天の顧客情報が流れてるんじゃないの問題。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090527_rakuten_spam/
こりゃスパム業界でも結構重要な話なんだろうと思うんですが、詳細はまだちょっと分かりません。もっと痒いところまで調べて書けよGIGAZINE。配信元が逃げちゃうだろ。
本来なら、「楽天が顧客情報を販売」という衝撃的な情報があったのでネット界隈が騒然としたのだと思いますが、蓋を開けてみたら個人情報保護法の解 釈の範囲内で合法、ただ商慣行上の不快感に過ぎない話だった、とするならば、非常に残念なことであります。何と言うか、酒場の情報で伝説の剣があるという のでダンジョンに潜ってみたら、クリムゾンレッドドラゴンが護っていたのはヒノキの棒だった、という壮絶なオチというか。
個人的には、GIGAZINEは楽天を応援するより先に、この手の事案を手早く相談できる弁護士を探しておいたほうがいいと思います。せっかくアクセスがあって、業界や界隈に問題提起する能力を持っているのに、粗末な論理構成で社会派のネタを捨てている。
※切り込み隊長ブログ 「巨大帝国楽天に挑む、孤高のレジスタンスGIGAZINEの戦い」「GIGAZINE対楽天 ぼくらの7日間戦争」より抜粋~部分略
大分厳しいけれども、でも愛を感じますね。切り込み隊長の。
弊社ブログも炎上してアクセス数がめちゃくちゃアガったことがあったのだが(笑)、でもこれは結果的にGigazineさんや、ネット業界全体にとっては良かったんだろうなあと。
少なくとも、個人的には「勉強になって良かった」です。
問題がここまで大きくなったのは、「楽天に対する世間のやっかみ~ネットで儲かってないGigazineさんVSアコギな楽天とのバトルが面白かった」という事実があるでしょうね。
だがそれ以上に大きいのは、このへんでも書かれていたが、Gigazineさんのタイトルで「何!?楽天は個人情報を売ってるのか?!」というふうに読み進めてしまった我々はもはやヤられてしまっていたのであって、個人的にウェブサイトはトラフィックが全てであると思う(あえて言ってしまうが)小生としては、やっぱり「さすがはGigazineさんだった」というほかないのであります。
でも、そしてもちろん、「タイトルの妙」だけではなくて。
Gigazineさんが法的根拠のない論理構成の脆弱さを指摘されちゃった事実はいたしかたないけれども、でもね、思ったことを声高にすぐ発信できるのがウェブメディアの良さでもあるし、ワードプレスの創始者も言っているけれども、やっぱり自分が言いたいことを言い、やりたいことをやれる、ってことが大事だし面白くて。結果や何が正しいじゃなくて、直ぐにメディア同士で個々の意見をディベートできる環境や、そのやりとりのプロセスが全てでしょネットメディアは(さっきは「トラフィックが全て」と言っちまったが)。
それをいつも証明してくれる「孤高のレジスタンス」Gigazineさんは、ぼくはやっぱり好きですし応援したいですけどね。
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なんだか朝っぱらから重くてすみません!な日曜日!
2009年も前半戦終了!な5月末日!「自分の意見展開をして」素敵な1日を☆
SMAP草なぎ剛復活の動画とその感想。
2009.05.30|iwamura
これ、単純にネタですけど(笑)。
草なぎ剛さん復活の動画です。
ああ。
このひとモトモト「真人間」だったけど、「超真人間」になったらどうしよう!というカンジがしてしまう動画でありますね。
いいともなのに(笑)!
と、いうことで、「お酒を飲んでも真人間!」な今週末で行きまっしょい!
阪神ファンのヤジ(微笑編)
2009.05.30|umiushi
阪神といえば、応援団がいろんな意味でものすごいイメージがあります。
「勝った~勝った~また勝った~弱い○○にまた勝った~」とか、
他球団も似たようなものとはいえ、思わず伏字にしたくなるような過激な歌詞ですな。
一方で、現場でなければ拾えない、個人レベルのヤジもあります。
ヒマなので古本屋で買っt文献を調査したところ、「やっぱり関西の人は面白い」という偏見が助長されてしまいました。
・「こうじ~、お前ん家の自販機、商品でてこんぞ~!貯金箱か~?」
実家がパン屋さんの山本功児選手に対して
・・・しかし、山本さんの巨人時代の写真が本当に少ない。というわけで、伝説の
「宇野のヘディング落球」
のとき、打ったのが山本さんですので、その写真でお茶を濁す次第。
・「きよはら~、お前ん家で買った電球、つかへんぞ~!」
実家が電気屋さんの清原選手に対して
このへんは選手の実家をネタにするという、ちょっと品のよろしくないヤジですが、こんなのはどうでしょう。
・うえはら~、おまえタテジマのほうが似合っとるぞ~!阪神こんか~?
負けたからってヤケクソで巨人のエースをスカウト
さらに、
・よしのぶ~、もう勘弁したって~!
その日、三安打で猛打賞の高橋選手に
まさか泣きが入るとは。
どうしても巨人戦のネタばかりですが、最後にひとつ。いわゆる「ダメ虎」だったころの象徴ともいえるやつ。
・のむら~、アイデーだかアイテーだか知らんが、阪神オツム弱いさかい、堪忍したってや~!
ID野球の野村監督に
自軍の指揮官にまで詫び入れてどうする。
一部の過激派ともいうべきファンは論外ですが、俺この人たち結構好きかも。
ピクルスを作ってみた
2009.05.29|umiushi
先日、実家からキュウリをもらいました。
が、どう考えても食いきれない量なので、ピクルスにしてみました。
ピクルス (pickles) は漬物のこと。ただし日本では、日本風の漬物はピクルスとは呼ばない。picklesは複数形で、漬物の意味では複数形を使う。
代表的なピクルスは、塩漬けにしたキュウリなどの野菜を、酢、砂糖などからなる漬け液につけ込んだもの。乳酸菌により発酵させる。酢を使うことで発酵させる工程を省略することもある。野菜の塩漬けを作る際に、何らかの原因で発酵したものがピクルスの起源とする説がある。(ウィキペディア)
しかし家にあった料理本のレシピ、多分に日本人向けにアレンジしてあると思うのですが、それを参考にしつつ、
赤唐辛子が無いのでタバスコで代用したり、ローリエなんて無いのでバジル入れたり、
いい加減なアレンジをしたところ、「シルクロード風味」としか言いようの無い、なんともフクザツな味になってしまいました。
なお、僕が今まで食べたなかで一番おいしいピクルスは、
FIRE HOUSEの付け合せのやつ(手前)です。
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ピクルスといえば、地元のばーさんコミュニティでピクルス作成が流行ったことがありまして。
しかしこれが何とも面妖な「ピックルス(ばーさんたちの発音)」でした。
キュウリの輪切りに加え、ニンジンやタマネギの細切りが入ってるところまではいいんですが、
何故そこでカレー粉を入れる!
決して不味くはないのですが、「ピクルス」と思って食べると面食らう味でした。
ばーさんの誰かがうろ覚えか又聞きでつくり、それが広まったんでしょう。
前に、ビーフシチューが肉じゃがになった話をご紹介しましたが、それに勝るとも劣らない食物の「進化」でした。
野口健さんがカッコイイから知ってほしいです。な件。
2009.05.28|iwamura
山で自分の出したうんこも持って帰れ!という、やややりすぎ感のあるニュースが入ってきたのだが、今日は、富士山、エベレスト清掃登山を行う、野口健さんについて書こうと思う(これトップページオープニング超かっこいいな)。
※ちなみに、彼の著書では、これが一番アツくて面白かったです。
ヒマラヤの8000メートルを超えるところへゆくと。
もう自分を守る人間は自分しかいなくて、自分で生きて帰ってこなくてはならない。
ロシア人とアメリカ人の夫婦が、エベレストに登った。8000メートルを超えたところで、奥さんが動けなくなった。
「あなただけでも登頂して。」
旦那は一人で登頂したわけだが、帰りに奥さんを連れて帰ろうとするが、もう凍傷で、奥さんの脚は動かない。
彼は最終キャンプまで戻って、温かいお茶を持ってきて、奥さんを励まし、足も揉んだ。しかし、彼女は立てなかった。意識はしっかりしているのに。
無線での2人のやりとりは、ベースキャンプのスタッフまで、全員に聞こえていた。しかし、吹雪の中、誰も助けにいかれない。
旦那は、飛び降りた。
その夜、奥さんの声も、聞こえなくなった。
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8000メートルってそういう、ところみたいです。6000メートルを超えると、空気が薄く、ヘリコプターも飛べないみたいです。
そんなところでゴミ拾われたら、しょうがねえな。3000メートルでした自分のクソぐらい、文句言わずに持って帰るかと(まあ、賛否はあるとおもうのですし、それでいいと思います)。
さて、そんな8000メートルで清掃登山を行う野口さんですが、つい先日、ヒマラヤから帰国されました(ブログでも書いてらっしゃいますね)。
毎回、「行きたくない」って思われるみたいです。命がけですからね。でも、その度に「また行きます!」と言ってしまって、自分を鼓舞する彼がスゴイな。
彼が、清掃登山について語っているので、ちょっとYouTube(3分05秒ぐらいからが熱いです)で覗いてみましょうか。
これ結構凄いことを言っていて彼。
「シンボルを徹底的綺麗にする。そうすることでそのムーブメントが必ず全体に波及する。」
世界のトップを、日本のトップを、徹底的に綺麗にしようじゃねえか。という彼の想い。完全なるトップダウン。頭とってやるぜ!という彼ならではの男くさい環境活動のやり方が、なんともかっこいいなー。ひょうひょうとしてるけど、相当この人強いですよ。
さまざまなネタを、ビジネスや私生活に結びつけるのは小生の悪い癖であるけれども、まずは自分の一番大事だと思うところから徹底的にやっつけて、意識を変えるって大事かもしれませんね。
さてそれでは最後に。
清掃登山でシェルパ(地元の「山の案内役兼ポーターさん)を3人亡くされている野口氏。
活動を続けること、世界のトップから、地球全体を美しくすることの他に、シェルパ基金、マナスル基金の設立も行いました。7大陸最高峰上っただけじゃ終わらないところが、凄い。
彼なりの責任の取り方なんだろうなと思う。辛いだろうなと思う。それでも、人に何を言われても、たとえ火だるまになっても、自分の道を突き進める人間に、ぼくもなりたいです。
もうすぐごみゼロの日(5月30日)になりますが、ちょっと早めに、環境ネタについて書いてみました。