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五月人形とSWのコラボ
2015.01.27|umiushi
ご無沙汰しております、umiushiです。
タイトルで出落ちなんですが、もう画像をご覧になっちゃってください。
先日雛人形を探しに、浅草橋まで足を伸ばしたのですが、人形の吉徳さんのショウケースにて鎮座ましましておりました。
甲冑とコラボといえば、たとえばご当地もの先駆者、キティさんですと
武田信玄
とか、脳ミソが子供のままのわたくしですと、
武者頑駄無
武者頑駄無魔亜屈
なんかおしっこちびりそうにかっこいいんですが、
もう一度
バン!
銘に名前のある竹谷隆之さんといえば、クリーチャーの造形・デザインで有名な方ですが、それが甲冑職人とコラボしてしまったようです。
入店して反対側に回ってみますと、
ドン!
まさかのストームトルーパー兜まで。
うーむ、わたくしの息子にこれを贈ってしまうと何かがまずい気がするのですが、どなたかコレ行ってみてくれませんですかね。
しかし五月人形というより、通常のディスプレイで事務所や応接間の片隅に鎮座ましますほうがインパクトあって面白いかもしれません。
どうにも交渉事に迫力が無くて困っている、と言う方、これを背後において臨まれてはいかがでしょうか。
東レの炭素繊維の将来性!
2014.12.12|shiozawa
炭素繊維。
見た目は黒い糸のようですが、
強度なんと鉄の10倍、なのに重さはわずか1/4。
とても丈夫でかつしなやかで軽い新素材。
レーシングカーや
ゴルフのシャフトなど
多岐にわたって使われているようです。
そんな炭素繊維市場のリーディングカンパニーである“東レ”が最近、大型受注を契約したようです。
素材なので地味ではありますがすごいです。
■東レの炭素繊維、米国で飛躍 ボーイングと1兆円契約 2014/11/17
東レは17日、米ボーイングから航空機向け炭素繊維複合材を1兆円分受注すると正式発表した。
過去最高の取引額となり、東レは1千億円を投じて米国に工場を新設する。
既存工場とあわせると、米生産が初めて日本国内を上回る。
両社は事業拡大に向けて、複合材などの共同開発を始めることを明らかにした。
商業生産開始から約40年を経て、東レの炭素繊維事業は新たな段階に入る。
■異例の共同会見
「1兆円の受注は粘り強く取り組んできた成果。次の40年をみすえた関係強化に乗り出す」。
東レの日覚昭広社長は17日、ボーイングのジョン・トレーシー最高技術責任者(CTO)と開いた記者会見で語った。
世界数千社の納入企業を抱えるボーイングが、素材メーカー1社と共同記者会見を開くことは異例だ。
「炭素繊維複合材の技術力や安定した供給力で、東レは最も優れた企業」。
トレーシーCTOが笑顔で語る言葉の端々には東レに対する信頼があらわれていた。
引用:日経新聞
との事で、飛行機に使用するための炭素繊維を東レが超大型企業に長期で一社供給の独占。
すごい。
それにしても1兆円は大きすぎるのでは?と思いましたが、
実は思っている以上に飛行機は炭素繊維でできているようです。
その最新飛行機1基に置ける炭素繊維が占めている割合がよくわかるのがこちら。
いろんな素材で出来ていますが、約半分のパーツは炭素繊維からできているんですね。
外装ボディはほぼ炭素繊維で作られているようです。
さらに、
ついに世界で初めて一般販売されるトヨタの水素電池自動車”MIRAI”。
実は色々なコアな部分に東レ製の炭素繊維が使われているようです。
■トヨタの燃料電池自動車「MIRAI」に東レの炭素繊維材料が採用
~世界初※、自動車構造部品への熱可塑CFRP採用~レ株式会社が展開する炭素繊維材料が、このたび、トヨタ自動車株式会社が本年12月より発売する燃料電池自動車「MIRAI」に採用されました。
今回、「MIRAI」に採用された東レの炭素繊維材料は、
①自動車構造部品向けに開発した熱可塑性炭素繊維複合材料(熱可塑CFRP)
②燃料電池スタックの電極基材用カーボンペーパー
③高圧水素タンク用高強度炭素繊維
の3つです。
引用:東レ
肝心要の水素電池のタンクが東レ製の炭素繊維でできているなんて!
これは驚きです。
炭素繊維市場でトップをひた走る東レ。
すごいですね。
この爆走は当分続きそうです。
ありがとうございました。
コンピュータの進化はさらに加速するか。
2014.12.05|shiozawa
仕事でもプライベートでも快適に生活するにはなくてはならない“コンピュータ”。
携帯電話も自動車ももちろんコンピュータを使っていますし、ちょっとした家電にもコンピュータが入っています。
そんなコンピュータですが、
内部のコアとなる記憶部である“メモリ”はある法則に沿って、50年近く進化してきました。
そんな法則を打ち破れるかもしれないメモリの発明がされたようです。
その記事がこちら
■「ムーアの法則」が破られるかもしれない:トランジスタと同じ働きをする単分子
英国のグラスゴー大学と、スペインのロビラ・イ・ビルジリ大学の研究チームが、トランジスタと同じような働きをする新しい分子の設計・合成に成功した。
ムーアの法則(集積回路あたりのトランジスタ数は約2年ごとに2倍になるという法則)が破られるかもしれないブレークスルーだ。
現在のフラッシュメモリは、データセルの物理的な限界に束縛されている。
データセルには金属酸化物半導体(MOS)が使われているが、MOSコンポーネントは10nm以下での製造がほぼ不可能であり、これにより記録量の上限が決まっている。
今回、従来のデータ記憶コンポーネントに代えて、単一分子を使うという革新的技術が成功した。
分子ひとつにマルチビットのデータを記憶させることができるようになると、ムーアの法則が破られる可能性がある。
引用:Wired.jp
トランジスタと同じ動きをする分子?!
これを使えば1分子に複数ビットのデータが記憶できる?!
ちょっと難しいかもしれませんが、フラッシュメモリは下図のような
トランジスタを開けたり閉めたりすることでデータを書き込んだり、読み出したりしています。
そして、今回の開発された技術を使えばこの動きを1分子という非常に小さいサイズできてしまうとの事です。
現在でもすでに、数10nmレベルととても小さいのですが、さらに一桁二桁小さいオングストローム(10の-10乗)サイズのメモリが実現できてしまう可能性が出てくるわけです。
1ケタ小さくなれば今の大きさで記憶容量が10倍になるわけで、2ケタ進めばさらに100倍も容量が増加する事になりるわけです。
最初に述べたメモリ進化の法則ですがそれは”ムーアの法則”です。
<ゴードン・ムーア氏>
この法則をグラフにしたのがこちらです。
1965年とほぼ半世紀前に唱えられた法則にのっとってコンピュータは進化しているわけです。
このグラフで見ると、約40年間ほぼ直線状に進化しているわけですが、もし今回の研究による技術革新が実現されれば、きっとこの直線より上側にプロットがつくことになります。
50年間守られてきた法則がついに破られるのでしょうか。
将来は思った通りにはいかないと私は思っていますが、現にムーアさんは半世紀後までを予測しているわけですから、その言葉に大いなる説得力を感じます。
また、アメリカの発明家で未来学者のレイ・カーツワイルが、21世紀に来るはずの「シンギュラリティ」についてこんなことを述べています。
人工知能が人間の知能を超える
強いAIの登場は、今世紀にわれわれが目撃するもっとも重要な変革だ。
その重要さは、生物の出現に匹敵すると言ってもよい。創造された生物はついに自らの知能を極め、その限界を超える術を見いだすことになる。
将来、どんな時代が来るかは凡人の私には想像もつきません。
ただ、今よりさらにコンピュータは進化し、より生活の中で支配的になっていく事は間違いないように感じます。
ありがとうございます。
2014年は水素エネルギー社会元年☆
2014.11.21|shiozawa
いよいよ世界初の水素自動車が来月の12月15日に発売することになりました☆
■トヨタの燃料電池車「MIRAI」は実質500万円弱に、「来るべき水素社会に向けた第一歩」
トヨタ自動車が世界に先がけて燃料電池車の「MIRAI」を12月15日から販売開始する。
価格は税込み723万6000円で、政府の補助金などを適用すると500万円弱になる。
最初の1年間は東京・名古屋・大阪・福岡の4大都市圏を中心に400台を販売する予定である。
「MIRAIは単なる新型車ではない。来るべき水素社会に向けた第一歩になる」。
トヨタ自動車は11月18日に東京都内で開催した発表会で力強く宣言した。
世界で初めて水素を燃料に走る市販の乗用車「MIRAI」が12月15日に発売される。
豊田章男社長は「クルマの歴史が大きく変わろうとしている」とMIRAIの重要性を強調した。
引用:スマートジャパン
つい数年前にみたテレビ番組で水素自動車は1台あたり約1億円程度かかると言っていた記憶がありますが、時代の進歩は想像以上に早いものです。
あっという間に1/10以下の約700万円。
補助金を含めれば500万円弱ということでSUVと値段がさほど変わらないところまで来ています。
本格的に生産が進めば、電気自動車の値段をあっという間に抜きそうです。
今回発売される、トヨタの水素自動車”MIRAI”の特徴は、
4人乗りのセダンタイプのボディに、新しく開発した小型・軽量の燃料電池を搭載する。
特定ユーザー向けに2008年から販売しているハイブリッド方式の「トヨタFCHV-adv」(図2)の燃料電池と比べて、出力密度を2倍以上に向上させた。
小型のセダンタイプでも100kW以上の出力を発揮して、航続距離は500キロメートルを超える。
燃料になる水素の充填時間は3分程度と短く、ガソリンの充填時間とさほど変わらない。
走行用ではなく家庭用の電源として利用した場合には、1週間以上の電力供給が可能になる(1日の電力使用量を10kWhと想定)。
燃料電池(FCスタック)のほかに高圧水素タンク2本を車体の床下に備える。
なんといっても、航続距離は500キロメートル以上。
重たいものを色々搭載してこの距離だから如何にエネルギー量が大きいかがよくわかります。
最初の一代目でこれですから、さらに小型化と軽量化が進めば1000キロメートルも夢ではないように感じます。
さて、走らせるには“水素”を充填しなければいけませんので、
そこで必要になってくるのが水素ステーション。
■ENEOSの水素ステーションが11カ所に、トヨタの燃料電池自動車に合わせて
トヨタ自動車が世界初の燃料電池自動車を市販するのに合わせて、「ENEOS」の水素ステーションが首都圏を中心に11カ所でオープンする。
すでに実証実験を開始している神奈川県の海老名市を皮切りに、東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知の1都4県に2015年3月までに開設する予定だ。
国内のガソリン市場で30%以上のシェアを握る最大手のJX日鉱日石エネルギーが商用の水素ステーションの拡大に乗り出す。
12月下旬に神奈川県の海老名市に第1号を開設した後、1月下旬に東京都の八王子市に第2号をオープンする。
さらに千葉・埼玉・愛知の3県を加えて、3月中旬までに合計11カ所に展開する計画だ
<第1号の「Dr.Drive海老名中央店」>
2014年度内に開設する11カ所の商用水素ステーションのうち、8カ所はSS一体型で、3カ所は水素ステーションだけの単独型になる。
単独型は東京都の八王子市と杉並区、神奈川県の横浜市旭区に開設する。
水素の供給能力は標準的な場合で1時間あたり5~6台の燃料電池自動車に対応できる。
1台に充填する時間は約3分で済み、従来の電気自動車と比べて格段に早い。
引用:スマートジャパン
まずは都心から。
インフラあっての自動車ですから、こういった動きがより積極的になることが普及への最も大切なポイントかと思います。
こういったインフラの部分では官民一体となって推し進めるのがどうしても必要です。
ということで、資源エネルギー庁も水素エネルギー社会実現のための明確なロードマップをすでにだしてました。
■水素エネルギーで世界をリードする国家戦略、化石燃料に依存しない社会へ
資源エネルギー庁が水素・燃料電池の市場拡大に向けたロードマップを策定した。
水素はCO2も放射能も排出しないクリーンなエネルギーとして世界の注目を集めている。
しかも水素を利用して発電する燃料電池の分野では、日本の特許出願数は世界でも2位の国を5倍以上も引き離して圧倒的に優位な状況にある。
6月24日に公表した「水素・燃料電池戦略ロードマップ」では、2050年までに国全体へ水素供給システムを普及させるための目標と重点施策を3つのフェーズに分けてまとめた
第3フェーズで水素の製造・輸送・貯蔵までの一貫体制を国全体に展開していく。
今後の火力発電設備などに導入される予定のCCS(Carbon dioxide Capture and Storage:CO2回収・貯留)や再生可能エネルギーと組み合わせて、「CO2フリー」の水素供給システムを2040年までに完成させる構想だ。
引用:スマートジャパン
2020年代中にはハイブリッド車と同等の価格を実現トなっています。
さらに自家発電用水素発電ということで、家で水素発電させてそのエネルギーを家庭用電力として使う時代が本格化するとなっています。
今は想像もつきませんが、そういった時代が来るのでしょうか。
最近はエネルギーも多角化してきており、将来主流となるエネルギーが何になるか想像もつかなくなってきています。
しかし、水素エネルギーも主流になりうる有力候補である事がよくわかる今回のニュースでした。
ありがとうございました。
装着型ロボット“HAL”が国際規格を取得☆
2014.11.14|shiozawa
身の周りにはいろいろな電化製品がありますが、ほとんどのものが安全規格の認証を取得しています。
そんな安全規格を取得するのはそんなにたやすいことではありません。
その国際安全規格を国内企業が世界で初めて”装着型ロボット“で取得したようです。
■サイバーダインの装着型ロボットが国際安全規格を取得、世界を目指す
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、サイバーダインの作業・支援用装着型ロボットが、生活支援ロボットの国際安全規格「ISO 13482」を取得したと発表した。
第三者機関による認証取得を、国内外市場へ普及の弾みにしたい考えだ。
認証は日本品質保証機構(JQA)が行った。
作業者および介護者向けの装着型ロボットとしては世界初の国際安全規格取得であり、日本国内市場はもとより、海外展開の足がかりになることも期待される。
サイバーダインの「HAL 作業支援用(腰タイプ)」と「HAL 介護支援用(腰タイプ)」はいずれも腰に装着することで、“重いものを持ち上げる”“要介護者を抱き起こす”といった際に、作業者の肉体的な負担を軽減する生活支援ロボット。
生体電流に応じてモーターアシスト量が自動調整されるため、利用者の意図に応じた補助を行える。
バッテリーを含む重量は2.9kg、動作時間は約3時間だ。なお、作業支援と介護支援では負荷内容が異なるため、ハードウェア的な仕様はほぼ同一だが、制御ソフトには違いがある。
引用:ロボット開発ニュース
このアシスト用ベルトを作っている会社名は“サイバーダイン”。
ちょっと蛇足ですが、この名前を聞いてすぐに思ったのが映画の“ターミネーター”。
劇中に出てくるロボットの元を作った会社の名前がたしか“サイバーダイン社”だったはず。
そんな名前のサイバーダインが世界で初めて装着型ロボットで国際安全規格を取得☆
すごいですね。
国際的な安全規格を取得することでお客さんは大きな安心感が得られますし、市場に大きく普及する足掛かりになりそうです。
そんな作業アシスト用ベルト「HAL」のすごさがよくわかるのがこちらの動画。
まずは、「HAL 作業支援用(腰タイプ)」
着脱も簡単そうで、たった約三キロのベルトを巻くだけで重たいものをスムーズに持ち上げている姿を見ると、ほんとかよ!と思ってしまうほどです。
さらにすごいのがもう一方の「HAL 介護支援用(腰タイプ)」
歩行が困難なご老人もすいすい歩いて、さらに階段まで登っています。
また、今回の国際規格を取得した製品とは別にこういった全身タイプも作っているようです。
「災害対策用ロボットスーツHAL」
こちらのスーツははたしてどんな事までできるのか不明ですが、人の力をロボットで何倍にも増幅できるのでしょうか。
人力ではできない事がこのロボットで出来れば、広い分野で大活躍の可能性を感じます。
またさらに、どんどん普及して価格もどんどん安くなっていけば、力仕事の職人さんは皆サイバーダイン製のHAL装着必須になるかもしれません。
思っている以上に可能性も持っていそうなので今後がとても楽しみです。
ありがとうございます。