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オムレツ + チキンライス = オムライス
2009.02.21|umiushi
先日ご紹介した「おたぐり」は、地元でもかなり好き嫌いの分かれる食べ物です。
いっぽうたとえば、カレーライスやハンバーグなんかは嫌いな人のほとんどいない(稀にいらっしゃいますが)、国民みんな大好きな食べ物でしょうか。
なかでも日本発の洋食として「オムライス」は外せません。
モツ煮で酒飲みたいなどと「にっぽんのおとうさん」全開な記事をあげておいてなんですが、わたくしオムライスも大好きでございます。
といっても、
ソースがケチャップかドミグラスかはたまたホワイトソースか、
卵は固焼きか半熟オムレツか、
などなど、バリエーションは千差万別。
そこでこちらのサイトですよ。
ご夫婦で食べ歩いたオムライスをレビューなさってて、その数なんと400軒以上!
うーん、一日三食オムライス食べても食べきれないですね。
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オムライスの成り立ちには諸説あるようですが、
「煉瓦亭のオムライス」は白飯に卵や具が混ざっており、どちらかというとチャーハンやオムレツに近い。賄い食と して出来たものが、客に供されるようになったもので、現在はこれを「元祖オムライス」という名前で提供。一般的なオムレツも別に提供している。 「北極星のオムライス」は、ケチャップライスを卵で包んだものであり、現在の主流のオムライスのルーツである。白飯とオムレツをいつも頼んでいた常連客を 見て思いついたとされる。
「煉瓦亭」が元祖とされることが多いようですが、「北極星」が現行オムライスのルーツみたいですね。
しかしまるでカツカレーのような成り立ちだ。
起源は、東京の銀座三丁目にある洋食店「グリルスイス」にて、常連客で当時プロ野球・読売ジャイアンツの選手であった千葉茂が食事をした際、それまではとんかつとカレーライスを別々に頼んでいたが、ある時、『とんかつをカレーライスの上に乗せて持って来てくれ』と注文した。それを見た店の主人がヒントを得てメニューを発案し「チバカツ」と呼ばれたものが全国にひろまったとする説が有力。
ああ、洋食屋さんに行きたい。
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オリジンの話となれば、異説も多いものの外すわけに行かないのがこちら
東郷平八郎「びーふしちゅー、が食いたい」
海軍の司厨「何ですかそれ?」
東郷平八郎「イギリスで食った。ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、牛肉の入った煮込みで、色は黒っぽい。作ってくれ」
・・・厨房にて
「材料は分かったけど、そんな見たことないもの作れるわけないだろう!」
「味付けすらわかんねーよ!」
「もういい、黒っぽいんだろ?醤油でいいだろ!みりんも入れとけ!」
東郷平八郎「・・・全然違うが、これはこれで美味いな」
・・・肉じゃがの完成である。
カツとカレーでカツカレーとか、そういう次元じゃない。
「イギリスで食った」だけで作らせる東郷平八郎、
そしてイギリスで食ったと聞いておきながら、醤油とみりんで味付けする厨房。
さすが海軍、海の男は違うぜ。