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「株式会社加藤電機製作所」の採用情報がスゴい件。
2009.02.27|iwamura
原君、どこ行ってもうたんや・・・
5年前に入社した原君は、全然仕事をしません。
履歴書には、うちには勿体ないような経歴が書かれていたので採用しましたが、
ふたを開けてみたら、
タバコを吸いに出たらいつまでたっても職場に戻ってこないし、
お願いした図面を一ヶ月かかっても描き上げることができないし、
製品テストを任せてもいい加減でお客さんから大目玉を食らうし、
全く困ったもんなんです。
でもね、もう50を過ぎる彼を首にしてしまったら、
次に雇ってくれるところはないんじゃないかと思って、我慢しています。そんな彼ですが、ハードはまるっきりだめでも、
実はソフトを任せたらピカイチってことに最近気付きました。
根気よく使っていれば、長所が見つかるもんです。
このように、うちはエリートの集まりではありません。
取引先の社長から、「この子、加藤さんとこで世話したってくれへんやろか」と
頼まれて仕方なく採用したり、公募で採用しても原君のような人しかきません。
それでも、それぞれの長所をうまく活かしてやれば、
大手にだって負けないすごいもんが作れたりします。
伊丹にあるこんな小さな町工場に、
シャープさんなどの案件が
持ち込まれるのは、その証拠です。今回も、すごい人は望んでいません。
原君よりも仕事ができれば、御の字です。
でも、期待はしています。
あなたに、うちの会社の将来がかかっているんですから。
社長 加藤聰
これはすごい!!!
日本企業で、過去に、ここまでおもしろく、かつ哀愁ある、アイデア満載な採用情報を出す企業があっただろうか?!
「完全なるネタ」といえばネタ。ただ、実際に70人以上の応募があったそうです。
しかも、ちゃんと最後まで読むと、じんわり優しくていい採用情報なんです。
実際にはこんな会社
確かに、HPからもオモシロさの片りんやユーモアを垣間見ることはできますが、しかし今回これは思い切りましたね。
「ウェブサイトの活用法大賞2009年」が出てしまったのではないでしょうか!
あくなき挑戦、ROCKETWORKSも続けてゆきたいと思っています。
弊社も新人さん募集中ですが、考えないといけないな~。