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中国 ウルトラマンに非難の声
2009.04.07|umiushi
中国で「ウルトラマン」たたき=温首相の問題視きっかけに
【香港6日時事】中国の温家宝首相が最近、孫がテレビで「ウルトラマン」の番組を見過ぎて困るという趣旨の発言をしたことから、同国内でウルトラマン非難の声が起こっている。
5日付の香港紙・リンゴ日報などによると、温首相は3月31日、湖北省武漢市のアニメ関連会社を視察した際、「わたしの孫が見るテレビ番組はウルトラマンばかり。もっと中国のアニメを見るべきだ」と述べた。(時事通信)
ジュワッ!
ウルトラマンにもいろいろあるので、とりあえず初代マンを。
「子供がテレビばっかり見て!」
「子供がマンガばっかり読んで!」
と怒る保護者ならわかりますが、これはなかなかないですよ。
しかし気になるのはこの記事後半、
中国政府の指導者がテレビキャラクターについて言及するのは異例。このため、温首相の発言はインターネット上で大きな反響を呼び、「ウルトラマンが怪獣 を倒すのを見た子供が、まねをして同級生をいじめるので、頭が痛い」「ウルトラマンと言えば(戦争中の)日本人を思い出す。人を殴ったり、殺したりするこ としか能がない」などと批判が相次いだ。
という部分。
「んなこと言ったら三国志とか全部発禁だろ」
とも思う反面、言葉の選び方ひとつで右もしくは左方向から突撃を食らいかねないので、当のウルトラシリーズからハードな話を紹介してお茶を濁したく。
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ウルトラマン第23話「故郷は地球」
行方不明になった宇宙飛行士ジャミラは、水の無い星で生き延びるうち、体が怪獣化してしまう。自分を見捨てた地球人に復讐するため舞い戻ったジャミラは、国際平和会議を妨害する。科学特捜隊本部は、ジャミラの正体を明かさずに葬り去ることを決める。最期は万国旗をなぎ倒しながら、しかし倒れた某国国旗に手を伸ばしながら息絶える。
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ウルトラセブン第42話「ノンマルトの使者」
人類より前に地球を支配していたノンマルトは、海底に追われてひっそりと生き延びていた。だが人類の海洋進出にともない、その海底都市も脅かされるようになる。人類に対し示威行動に出るノンマルトだが、交渉は決裂。ノンマルトの海底都市を完全に破壊したキリヤマ隊長
「ノンマルトの海底基地は完全に粉砕した! われわれの勝利だ! 海もわれわれ人間のものだ! われわれの海底開発を邪魔する者は二度と現れないだろう!」
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帰ってきたウルトラマン第33話「怪獣使いと少年」
1人の風変わりな少年が「宇宙人だ」と噂されていた。実は彼を保護していた老人こそが宇宙人だった。老人は怪獣ムルチを念力で封印していたのだが、公害によって体を蝕まれていた。
噂が一人歩きし、ついに暴徒化した住民が老人と少年の小屋を取り囲む。一触即発の状態で早まった警官が老人を撃つと、ムルチが復活し暴れだす。当然のように郷隊員に助けをこう住民だが、
郷「勝手なことを言うな。怪獣をおびきだしたのはお前たちじゃないか…」
結局、伊吹隊長の一言で我に帰った郷が(中略)ムルチは倒れた。
ラストでは、老人の残した宇宙船を掘り出すべく、黙々と地面を掘る少年が映される。地球を捨てるために。
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もしかしたら温首相、このあたりのどれかを孫と見ちゃったんじゃないだろうか・・・
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番外:プルガサリ(不可殺)
北朝鮮が円谷プロを国賓待遇で招いて作った怪獣映画。ストーリーもプロットもまんま「大魔神」なのだが、
「圧政に苦しむ人民を助けた怪獣プルガサリが、やがて邪魔者になり、その生みの親とも言える少女がわが身を犠牲にして封印する」
もう一度言うけど、
「北朝鮮が」円谷プロを招いて「作った」作品です。
・・・いいのかオイ。