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人気漫画家が原稿料と印税を暴露!
2009.04.13|iwamura
さー、漫画家・佐藤秀峰先生のお給料出てしまいました。
これも凄い話で。1P「10,000円」てホントすか?!
『ブラックジャックによろしく』や『海猿』、『特攻の島』などの漫画で絶大な人気を誇っている漫画家・佐藤秀峰先生が、原稿料や印税、年収、アシスタントの給料の額を暴露した。漫画家自身から原稿料を暴露することは異例である。
先生は「僕は今、年間450ページ程の原稿を描いていて、原稿料にすると、約1600万円をいただいています」とコメントしており、結構なお金持ちだと思うのだが、実際はそうじゃないらしい。その原稿料と印税の額は以下のとおり。
作品名: 『海猿』
原稿料: 10,000円(1枚)
月産枚数: 80枚 / 800,000円作品名: 『特攻の島』
原稿料: 25,000円(1枚)作品名: 『新ブラックジャックによろしく』
原稿料: 35,000円(1枚)
企画料: 150,000円(1話)印税に関しては、「単行本の定価の10%が作者に支払われます」とのことで、本の価格が500円から50円、400円なら40円ということになる。100万部売れると五千万円に!? しかし「少女誌などでは、印税率が8%、9%という作家さんもいらっしゃいます」ともコメントしており、低い印税率で描いている人もいるようだ。
※「未来検索ガジェット通信」より抜粋(部分略)
佐藤先生の発言の是非は別。
※ただ、「海猿」も、映画よりドラマより、原作がいいから是非読んでみてほしい。
で、問題のお給料の話。
そうなんですよね。日本は、昨今の「著作権問題」もそうだが、「会社や組織が儲かる仕組み」ではありますよね。外国だと、クリエイターさんはスッゴイおうちに住んでたりしますけどね。
ぼくもお仕事で、大御所先生のおうちに行くことあるんですが、確かに、普通のおうちより全然大きいおうち住まれてますけど、出版社さんみたいな、「お城」ではないなあ。
でも、出版社にいた経験からもモノを申すと、出版社側の努力というのも、とてもあって。
商品を、一件一件、足を棒にしながら、「置いてください!」「○○出版さんの代わりにとにかく『棚を!棚をください!』」の営業さん。
お客さんと作家さんの間で(通常ここで、作家さん寄りになることが多い)、心を鬼にし、中庸を守って、厳しく、愛をもって、「ボツ!」を宣告する、よい作品の「助産婦さん」たる編集者さん。
これらはね、尊く、重い仕事なんですよ。実は。
例えば、「20世紀少年」や「YAWARA!」「PLUTO」の浦沢直樹さんと20年以上コンビを組む編集者、
「長崎尚志」さん
について、NHKのトップランナーは以下のようにまとめる。
日本で数少ない、フリーの漫画編集者・原作者である長崎。漫画家と本気でアイデアをぶつけあい、二人三脚でストーリーを作り上げる「陰の仕掛け人」として、企画やシナリオ制作、宣伝戦略まで「絵を描く以外すべてに関わる。
その長崎が20年以上前から付き合い続けるのが、漫画界のスーパースター・浦沢直樹だ。打合せは、まさにふたりの魂のぶつかり合い。
その長崎が常に胸に刻むのは、漫画家と同じ「愛と覚悟」をもって作品作りに臨むこと。世界で最初に漫画を愛し、そして世界でふたりだけでも「面白い」と信じ抜く覚悟がなければ世に送ることができないと、長崎は考える。※「プロフェッショナル~仕事の流儀」愛と覚悟のヒットメーカー/より抜粋
熱すぎる!
まさに作品を創る仕事は「出産、子育てと一緒」!
そうなんだよなあ。愛の共同作業だもんなあ。もちろん、愛も大事だけど、お金も同じぐらい大事ですけどね。
確かに、作家さんもうちょっともらってもいいのかな。長崎さんもフリーだし。
と、デザイナーさんへのお支払いのカツカツな社長が言ってみますた(笑)。
えーと、週初め月曜日、カッコよく終わらせたいので(笑)、長崎さんの「プロフェッショナルとは」のコメントで〆ます。
お金もいいけど、マンガも好きだけど!
とにかく、前だけ向いて全力プロフェッショナルな月曜日!がんばりましょー!!!