Mykoちゃん、Cたん


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努力をあきらめずに続けるということ/VERITASにつきまして

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2012.01.17|iwamura

「あそこに時計塔があるだろう?Midterm exam(中間試験)が終わると、またあそこから飛び降りるやつが出るんだよ。」

陽光暖かなカリフォルニア大学バークレー校(UCB)のキャンパスで、2年ぶりに再会した高校時代の親友から出た一言目がそれで。

アメリカの大学における、文字通り「命を懸けた学びの姿勢」に戦慄を覚えました。

友人は高校時代、小生と一緒に仲良く0点を取り、補習の机を並べた間柄であったが、当時彼は、地方の大学から「交換留学生第一号」として、総員万歳のもとUCBへ派遣されており、BやCを取っておめおめ日本へ帰ろうものなら、それは即座にその大学における「未来永劫のUCB交換留学生制度の廃止」を意味する為、そうした責務を負っての留学であった。

毎晩のように西海岸から電話があり、苦しそうに「自分の才能の限界について」語っていた彼を覚えている。

「ぼくはもうダメかもしれない。」

「自分が小さく思えてしょうがない。なぜ凡人のぼくが、こんなところに来てしまったのか。」

だが彼はUCBを好成績で卒業。帰国後は東京外国語大学に籍を置き、乾電池製造ラインのアルバイトを生活保護の方々と一緒に行いながら細々と食い繋ぎつつ、ある時はまた、同大学で行われた、日本の自衛隊イラク派兵説明会の折、副外務大臣へ果敢に「あなたはそれ(派兵)を心から正しいと信じて行っているのか!」と食ってかかったりと、なかなかに趣き深い生活を送っておりましたが、その後、再度の渡米。

今度はノーベル賞受賞者を地上で最も多く輩出するシカゴ大学大学院へ。渡米前には、うまく滑り込めたと喜んだ「Political Science(政治科学)」ゼミの、指導教授から送られてきた、80冊の指定図書リストと格闘をしていた。

「これを使って授業をするから、事前に全部読んで頭に入れておけってさ。」

男の顔になった彼は、笑顔で旅立っていった。

全米の有名大学から選りすぐられた政治科学学士エリート30人の前に、時間通りに現れた老教授。

最初に指名されたのが、UCBでも成績優秀だった友人のSだったそうだ。

「日本からようこそMr.S(友人の本名)。

休み中に私が渡した指定図書80冊リストのうち、中東及びアジアにおける国家間のパワーバランスについて書かれたものがあったはずだ。その第3章に、その指定図書の論点は、アメリカの方法論として集約されていたと思うが、その論点を簡単にまとめ皆の前で紹介するとともに、それについての君の見解と展望を、端的に述べたまえ。」

シカゴから一回目の電話が、その授業のときの様子を嬉々として話す友人からの報告であった。

「そのとき、お前はどう答えたんだよ。」

「いやね、岩村君。ぼくはその本もすぐに分かったし、論点も思い出すことができたよ。自分の意見も持ってた。でもね、初めての授業で、それも入室していきなり一人目の名指しでしょ。『なんでこの人はぼくの本名を知ってるんだ』って。いきなり頭の中が真っ白になっちゃってさ。」

学生が本気なら、教授も本気で闘いを挑んでくる場所。それが世界トップレベルの学び舎であるようだ。

そんな友人は、ハーバードも最後まで選択肢に入れていた大学院であったようで、ボストンへ連れ立った際、一緒に同大学を訪れ、図書館を見て周ったりした。

図書館は、ハリーポッターの学校みたいに巨大で立派だったことを覚えています。

「こっちでは寝られないよ。学習の合間に、睡眠3時間をどう自分の生活の中に『リズム』として組み込むかがポイントだね。あとは食うこと。飯が食えなくなった時が、ダメになる時だと思ってる。睡眠を栄養摂取で補ってる感じだよ。」

頬のこけた彼は、それでもいい顔をして笑っておりました。

これをみてみんなどう思うだろうか?
ハーバードの図書館には20の教訓があり、学生達は日々これを意識して学生生活を過ごす。

⒈今居眠りすれば、あなたは夢をみる。今学習すれば、あなたは夢が叶う。


⒉あなたが無駄にした今日はどれだけの人が願っても叶わなかった未来である。 


⒊勉強に励む苦しさは今だけであり、勉強しなかった苦しさは一生続く。 


⒋明日やるのではなく今日やろう。


⒌時間は絶えず去りつつある。 


学習は時間がないからできないものではなく、努力が欠くからできないものである。


7.幸福には順位はないが、成功には順位がある。 


8.学習は人生の全てではないが、人生の一部として続くものである。


9.学習する事が人生の全てとは言わないが、学習すらできぬものに何ができるのであろうか。


10.人より早く起き、人より努力して、初めて成功の味を真に噛みしめる事ができる。


11.怠惰な人が成功する事は決してない、真に成功を収める者は徹底した自己管理と忍耐力が
必須である。


12.時間が過ぎるのはとてもはやい。


13.今の涎は将来の涙となる。


14.犬の様に学び、紳士の様に遊べ。 


15.今日歩けば、明日は走るしかない。


16.一番現実的な人は、自分の未来に投資する。 ‎


17.教育の優劣が収入の優劣 ‎。


18.過ぎ去った今日は二度と帰ってこない。


‎19.今この瞬間も相手は読書をして力を身につけている。 ‎


20.努力無しに結果無し。

product empresarioさんより抜粋

 

いちいち納得してしまう言葉たち。

これはすごいですね。

年始に相当なブクマ数を集めた良質エントリでした。

ただ、ネタ元ご参照いただくと分かる通り、これはフィクションのようです(笑)。

というか、まあ、ハーバード的(アメリカ大統領は一番輩出している大学ですし)な都市伝説であって、逆にすごいなと思うところではあるんですが。

※上記はモノホンのハーバードメモリアルホール(図書館)

ネットで「ぼくは自分が思っていたほどは頭がよくなかった」とするエントリーに対する学識者のかたの返事が大分読まれており、上記フィクション騒ぎのハーバード勉学風景と並べてご紹介してみました。

ただ、ハーバード図書館ネタをフィクションだと一笑することはどうしても出来かねるんですよね。

西海岸、東海岸で闘った親友のコメントや、スコット・タローの「ハーヴァード・ロー・スクール」なんかを読み繋げると、あながち上記格言エントリも、嘘なんかではなく、真実なのだと思います。

0点取って補習受けても、地方出身でも、金がなくても。

寝る時間を削って、努力だけで行けるラインは必ずある。

人間は、努力を続ける限り、成長し続けることができる。

それが真理であることを、現在、外務省ワシントン支局詰めの友人は、教えてくれている気がします。

※ハーバード大学校章、下記。

VERITAS=真理・真実・道理/(ラテン語)

そして、アメリカをはじめとする国家間との交渉にも、その最前線に立ち、ときにその命を懸け情報を集め、それを武器にさらに交渉を詰める友人の格言。

「国同士における交渉、折衝も、人間同士がやることなんだから、一緒だよ。金も必要だけれども、最後はやっぱり「理解」「許容」「愛」。

どんなにダメだと思っても、交渉ごと、話し合いは、粘り強く、最後まであきらめないこと。」

さて本日も頑張りますかな!(受験生のみなさんも頑張ってねー)

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