Mykoちゃん、Cたん


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ブーケトスは人権侵害だ

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2009.05.27|umiushi

この見出しを見たときの、正直な感想を述べます。

僕は男ですので、ブーケトスで「さらし者」になることはありません。
その気安さもあるかもしれませんが、
わたくしの思うところを述べさせていただきます。

ブーケトスは人権侵害だ

──まず最初に、私は嫉妬しているのではありません。
結婚する友人を祝いたい気持ちでいっぱいです。
でも、あの時間だけは許せないんです。──

チャペルの外に出た。
「独身女性のみなさ~ん」
ついにきた、あの時間。
先日、出席した結婚式で、私(35歳・独身)は気づかぬフリをキメ込んで、よそ見をしていた。なのに、周りの既婚者に「ほらほら」と背中を押された。あんまりイヤそうにすると、祝福ムードに水をさしちゃう。だから、キャーとか言って参加した。
そう、ブーケトスの時間。
心の中で「ブーケがこっちに飛んできませんように」と祈った。だって、受け取ったら最後、こうとどめを刺される。
「次、がんばってね」
これって、職場で同じことをしたら、セクハラじゃない? 結婚式だから許されているこの習慣、何とかならないの。

「セクハラ」は、他のハラスメントもそうですが、された側が不快になった時点で成立するわけです。だから結婚式であってもセクハラです、多分。

しかし、「セクハラ」という言葉を、必殺のスペシウム光線か何かと勘違いしているのでは。この人痴漢です、みたいな、黄門さまの印籠みたいな。

はっきり申し上げますが、結婚式の主役は花嫁です。おそらく新郎ですら、式次第の半分以上は助演男優みたいなもんでしょう。

「ブーケをキャッチしても、結婚できるなんて誰も信じていないのに、いったい何のためにやっているの?」
そうそう、私も常々思っていた。盛り上がっているのは、幸せの頂点にいる花嫁だけではないかと。ブーケトスは、「私も続きたい」と独身女性に言わせることで、花嫁が幸せを再確認したいイベントじゃない?

よくわかってるじゃないですか。

新郎ですら扱いがぞんざいになりがちなのに、列席者にいたっては、キビシイ言い方をすれば刺身のツマ程度な存在ですよ。ここは一発、花嫁の晴れ姿を引き立てるべく我慢するべきでしょう。

もっと言えば、

ブーケトスにワクワクしたころもあった。24歳のとき、兄の結婚式で、ブーケをつかまえようと、必死にジャンプしたっけ。でもいま、ブーケトスは苦痛だ。

とあるように、そういう年齢の女性にとっては、単に喜ばしいイベントです。自分がブーケトスを嫌いになっても、他の人までそうとは限りません。

その一方、記事にはこういう例もあります。

レイコさんは昨年10月、静岡に住む友人の結婚式に出た。すると突然、披露宴の途中で、自分の名前を呼ばれた。
「前に出てきてくださーい」
司会者の声に席を立つと、みんなが一斉にこちらを向いた。「あの人だれ?」という視線が痛かった。
スピーチは頼まれていない。何だろうと思っていたら、司会者が「花嫁からの花束贈呈です」と言った。
「これって、もしや究極のブーケトス? それも、『名指し式』じゃないの!」
と思いつつも、精いっぱいの笑みを浮かべて前に出たら、腕にブーケの重みがずしり。

とか、

よく聞けば、チャペルでの結婚式のあと、ブーケトスがあった。そこで、独身女性の名前が次々に呼ばれ、その場にいなかったミカさんの名前は、マイクで連呼されていたという。
ブーケトス「点呼型」だ。
「まったく。センスなさすぎ」
ここまで来ると、センスの問題を通りこして、人権侵害にあたると思いませんか。

これはその通り。センスと言うよりモラルの問題でしょう。
「人権」の具体的な中身は知りませんが。

——————————–

しかし、雑誌の記事とはそういうものなのかもしれませんが、

個別の事例と一般論を混ぜて語ってはいかんと思うのです。

ブーケトスがどうこうより、このことを声を大にして申し上げたい。

たとえば

結婚するもしないも、時期も事情もさまざま。なのに「結婚はいいよ」「幸せになりなよ」と押し付ける。ブーケトスはその象徴だ。
自分が独身だった時代もあったのに、「結婚ハイ」で、無神経になる友人。がっかりして嫌いになるのが怖いから、もう結婚式には出ない、と決めた。
「まあ、そこまで怒らなくてもいいのでは」という意見もあるだろう。しかし、結婚しない30代への風当たりは日ごろから強い。既婚者と未婚者を区別する瞬間、既婚者が勝ち誇って見下すような視線。
マリコさんは言う。
「結婚しないとダメ人間と責められている気がする」
私自身も、2年半前に母をがんで亡くしたとき、複数の人にこう言われた。
「結婚相手や孫の顔を見せてあげれば、お母さんももっと長生きできたんじゃない?」
母や私を心配し、支えてくれた人たちの言葉に、悪気は微塵もない。根底にあるのは「結婚すればあなたは幸せ、それを見れば親も幸せ」という「結婚原理主義」だ。

という風潮は、たしかによろしいものではないのでしょう。わたくしも今後、発言に気をつけたく思う指摘です。

しかし一方、この引用の前半にあたる、

編集者のマリコさん(36)は3年前から、結婚式に出ていない。お祝いしたくないわけじゃない。個別にプレゼントを贈ることもあるし。けれど、式だけは断固拒否する。
きっかけは、同僚の結婚式だった。変形型の「ブーケプルズ」だ。リボンを引っ張ると、よりによってブーケが当たってしまった。
「次はマリコちゃんだね」
と声援が飛んだ。拍手の中、マイクを握らされた。何か感想を言え、ってこと?
〈私も結婚したい。頑張ります〉
模範解答はこんな感じ? でも言えない。実際は、
「ありがとう」
とだけつぶやいた。お祝いにふさわしい、ニコニコ顔で。
「『結婚なんてしちゃって!』なんて皮肉は、花嫁に絶対言えない。こちらがお祝いの空気を読んでいるのに、どうして、こちらのことは少しでも思いやってくれないんだろう
気持ちのやり場がなくなって、もらったブーケは自宅のトイレに飾り、はがきを出したら届く引き出物ももらわなかった。

この辺はちょっと・・・
失礼ながらこの方には、結婚とか性別とか関係なく、性格的な問題があるのでは、と。

——————————–

ところで、僕も年齢的に「結婚は?」とか「彼女は?」とか聞かれること多いですが、

「無理です」

と答えることにしとります、はい。

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