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色んな意味で神秘の国、インド
2009.06.16|umiushi
インドといえばノープロブレムの国、という、偏見にも程があるイメージを抱いている私ですが、
プロブレムが起きたけどやっぱりノープロブレムだった、というニュース。
インド航空機、「カレーの匂い」で火災警報、引き返し
15日付中国新聞社電によると、12日にインド・ムンバイを出発したインド航空機(エア・インディア機)が、離陸約30分後に貨物室の火災発生を知らせる 警報が出たため、引き返した。貨物室を調べたが出火した形跡はなく、検査員は濃厚に漂っていたスパイスの香りに火災探知機が反応したとみている。
同機はドイツ・フランクフルト行きのボーイング747型機。火災警報器が反応した際、操縦士は出火場所や煙を確認できなかったが、ムンバイへの引き返し を決めた。着陸後に空港で調べたところ、貨物室は強いスパイスの香りが充満しており、積んでいたミックススパイスの粉、いわゆるカレー粉から出たものと分 かった。
・・・勝てない。だめだこの国、底力が違いすぎる。
ところで、「カレー粉がどうして警報機を作動させたか」という、あまり生産的でない疑問が浮かんだので調べてみました。産経新聞によると、カレー粉が貨物室に舞い上がってたそうですが、
光電式スポット型感知器
感知器の内部に煙が入ると、発光部から出る光が煙の粒子にあたって乱反射するので、それを受光部で感知するものです。
(社団法人 日本火災報知器工業会 より・・・いろいろな法人があるもんだな)
おそらくこれですな。カレー粉がちょうど煙の粒子みたいに振舞ったんでしょう。しかし、
専門家によると、これまでも航空機の火災警報器が積み荷の匂いに反応したことがある。2004年には、ムンバイ発ロンドン行きの航空機が飛行中に火災警報機が貨物室内の
マンゴーの匂いに反応し、ルーマニアのブカレスト空港に緊急着陸した。また、
強烈な匂いで知られる果物のドリアンに、火災警報器が反応した こともある。(編集担当:如月隼人)
これはどう説明したらいいのか。と思ったらこれまた産経新聞にヒントが。
同紙は、エア・インディアは過去にも、マンゴーや肉製品の発熱が原因として疑われる、同じような騒動があったと伝えた。
ほう、熟したときの熱で・・・
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最後に、このニュースで最も注目すべきポイントを挙げます。
(編集担当:如月隼人)
なんだこのかっこいい名前は!