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島歌のハナシ~沖縄戦から64年~
2009.06.25|iwamura
沖縄戦が終結した日から、2日経ってしまいましたが、今日になって発見したので、アップ。
THE BOOMの「島唄」の一部が、沖縄音階ではなく、日本語音階であることについて、触れていました。
…THE BOOMの名曲「島唄」(宮沢和史 詞・曲)の旋律は、沖縄音階(ドミファソシド)で書かれています。しかし、曲の途中で、沖縄音階でない、日本のヨナ抜き音階(ドレミソラド)が出現する箇所があります。
ウージの森で あなたと出会い
(ドシラドミソミ ミレドレドラソラ)
ウージの下で 千代にさよなら
(ドレミミソラレ ミレドドレミレ)というところです。私は、突然ここで沖縄音階が姿を消すのはなぜなのか、ずっと疑問に思っていました。それが、最近読んだ新聞記事で氷解しました。
〈うたの旅人〉海を越えた魂 ザ・ブーム「島唄」 (asahi.com)
上に掲げた歌詞は、太平洋戦争末期、沖縄戦で起きた「ガマでの集団自死」を暗示しているというのですね。
「彼らを死に追いやったのは、当時の日本の軍事教育。沖縄音階では歌えない」
という判断で、ここだけはわざと日本風のメロディーにした、と。
※フェルマータ/「島歌」に沖縄音階が一部使われていない理由 より抜粋(部分略)
なるほどと。
音楽や、映画や芸術というものは、メッセージであるなと。
皆の心に、残る唄には理由があるのだと。そう思いました。
asahi.com(上記リンク踏んでください)には、歌った宮沢さんのコメントも載せられており、世界に広がった「島唄」について
「自らの意思とは違う死に方を選ばざるを得なかった多くの魂が、空へと舞い上がり、海を渡っていったのだろう」
と、おっしゃられております。
かく言う小生も、映画「男たちの大和」を見終わった後、ひとり新宿の街を歩いていて、ちゃらちゃらした若者のたむろっぷりを見(自分も含めて)、「テメエら。。。」と、やるせなくなったことを思い出しました。
一昨年、沖縄に初めていったときも、ひめゆりの塔と、平和祈念資料館にひとり、足を運びました。
スキューバダイビングもいいと思います。お金を使うこともとても大切です。
なにより、みんなが笑っている幸せな現在こそが、先人のみなさんの供養になると思いますから。
ただ、笑ってるばっかりじゃなくてさ!とか、おかしいこといっぱいあるぜ!って、思っている人がいるとしたら、ひょっとしたら、沖縄戦は、まだ終わってないのかもしれませんね。
がんばれよ潘基文もよ~(若干とばっちり)。
でも、俺もがんばらねえとな。命かけて、「みんなのために」ってツッ込まねえとな。
今日も、熱いですけれども、がんばりましょう。