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とうとう到達しました。 ~新生物発見なるか~
2012.02.10|shiozawa
とうとう私が楽しみにしていた2012年期待のイベントの一つが達成されました。
■太古の微生物発見に期待 ロシア、南極氷床下の湖到達
【モスクワ共同】南極の氷床の下にあるボストーク湖の調査を目指すロシア北極南極科学調査研究所(サンクトペテルブルク)は8日、同国調査隊が氷床を深さ約3800メートルまで掘削し、1989年の掘削開始以来初めてドリルが同湖に達したと発表した。
米メディアによると、同湖は氷によって「2千万年以上」(研究所員)外界から隔離されていたとみられ、未知の微生物などが存在する可能性があるという。
研究所員らは、太古から独自の進化を遂げた微生物などが見つかれば、地球の生命体の起源解明につながる可能性もあると期待しており、南極が夏になる12月ごろ、水を採取し調べる方針。
引用:中日新聞
人類が誕生したのが約600万年前。
それよりはるか昔の2000万年以上前から外の世界と隔離されていた世界。
2000万年前の古代生物が姿を変えずに残っている可能性があるということ。
しかし、よく考えれば極寒の南極で厚い3.5キロの氷の下の世界。
はたして人類がまだ見ぬ新生物が発見されるか。そこがまた楽しみです。
このような喜びの声がある一方、今回のロシアチームのボストーク湖到達のニュースに関して懸念の声も上がっているようです。
■南極氷底湖に到達したロシアの掘削、環境汚染に懸念
【2月9日 AFP】ロシアの調査チームの掘削ドリルが南極の氷床下にある前人未踏の原始の湖、ボストーク湖(Lake Vostok)に到達したことについて、科学者たちから懸念の声が上がっている。
極寒の中での掘削作業で、調査チームは掘削した穴の凍結を防ぐため灯油を用いたが、これが採取するサンプルや、湖そのものを汚染する恐れがあるというのだ。
英エジンバラ大学( University of Edinburgh)のマーティン・シーガート(Martin Siegert)教授はAFPの電話インタビューに対し、こうした懸念によって露調査チームの「画期的な業績」が損われていると指摘した。
「氷底湖に達するまでの2マイル(3.5キロ)を灯油を使って掘削しながら、汚染はないと主張しても、周囲を納得させることは難しい」
引用:AFP BB News
未開の地に汚れたものを持ち込むと、一気に汚染してしまうかもしれません。
外世界の細菌などがボストーク湖を汚染してしまう可能性もあります。
確かにもう少し、科学と技術が進んだ国が達成してしてほしかった気持ちは否めません。
氷底湖ではありませんが、南極には未知なる生物がまだまだたくさんいるようで、
■これは凄すごい…南極の深海で大発見された未知の生命体
オックス・フォード大学とサウサンプトン大学、イギリスの国立海洋研究所、英南極調査所の研究チームは、南極の東スコチア海嶺深くに、未知の生物が集う「失われた世界」発見しました。
遠隔操作無人探査機「Researchers used a Remotely Operated Vehicle (ROV) 」で、東スコチア海嶺の奥深くにある、華氏719度(摂氏382度)の熱水噴出孔がある所まで潜り、そこでまさに新世界の未知の生物をを発見しました。
プロジェクトリーダーである、オックス・フォード大学の動物学のAlex Rogers教授によると、まるでエイリアンのような白い生命体は、噴出孔から放出される豊富な化学物質を糧に生きているのだそうです。
《青白い新種のタコ》
《新種のイエティ蟹のコロニー》
《新種のイソギンチャク》
《謎の腹足類に群がる貝類》
引用:GIZMODE
などなど。
氷底湖ではないにしても、地球にはまだまだ未知なる生物がたくさんいるのです。
もしかしたら今年中にボストーク湖で新種の生物が発見されるかもしれません。
また、2009年時点でボストーク湖のような氷底湖が124個もNASAにより発見されているようです。
つまりボストーク湖はまだまだ第一歩。
これからの新種生物発見が楽しみです。
ありがとうございます。
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