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人情相撲
2009.07.30|umiushi
島根県隠岐郡に、隠岐の島町という町があります。
風光明媚を絵に描いたようですな
平成の大合併で、島後と呼ばれる島が丸々ひとつの町になったそうですが、
かの竹島も含んでいるという、イチローと同じ守備位置の方々はもちろん国政上も重要な町です・・・
・・・そういう話がしたいんではなくてですね、
この島には歴史ある古典相撲が伝わっております。
神社遷宮、ダム完成、校舎新築など、慶事があった時のみに、隠岐島挙げて徹夜で行われる相撲を古典相撲という。近世の勧進相撲に起源があるとされることから宮相撲、取組の勝者に、土俵脇に立てられた四本柱が与えられることから柱相撲とも呼ばれている。
なんですが、
古典相撲には幾つかの特徴がある。第一に三重土俵で取られること、第二に人情相撲と呼ばれ、勝負のしこりを後に残さないように勝負は1勝1敗の引き分けで終わること、
ということで、「真剣勝負じゃないのかよ!」とも思いますが、続きにあるとおり、
第三に、個人としての勝負のみではなく、その力士を出した地域同士の勝負でもあること、第四に相撲自体が競技ではなくカミゴトと考えられていることである。カミゴトとして、地域の代表として取られる相撲、それが隠岐古典相撲である。
なのでしょう。
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で、なんでそんなこと言うかというと、昨日クソ暑い新宿界隈をチャリンコで激走しまして。
それでも、樹の多い新宿公園あたりはさすがに気温も低く、蝉時雨を聞きながら、野生のホモ・サピエンスの巣を横目にキコキコ進んでました。が、
暑いもんは暑い!
ということで、ゲームセンターに避難して一服こいてました。
復活のアンバサ
一息つくと、浪人時代大学時代にハマッたゲームが目に入りまして、
何の気なしにコイン入れたら強制的に対戦になってしまいまして。
3ラウンド先取制だったんですが、
怨恨呪詛的暗殺機体
に、瞬く間に2ラウンド取られてしまった・・・
(毎度毎度、スクエニじゃなくて申し訳ありません)
のですが、相手の方が次の2ラウンドは手を抜いてくださったおかげで、最終ラウンドにもつれ込みました!
隠岐の人情相撲を初めて知ったときは「なんかやらしーなー」とか思ってたんですが、
競技(?)は違えど一度ボコボコにされてみると、やっぱり人情が染みるです。楽しかった。
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最終ラウンドの結果はどうしたかって?聞かぬも人情ですよ・・・