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メッセージ発信の主役は?
2009.08.24|iwamura
既にニュースなどでも取り上げられていますが、民主党が地方の遊説において、2枚の日の丸を組み合わせて党のシンボルマークを作りました。そして、それに対して麻生総理が突っ込むという事態が発生しました。(既出で申し訳ございません。まだご覧になっていない方はぜひご覧ください。)
どなたが、どのような目的で、上記の動画をアップしたのかは分かりません。ただ、テロップやBGMなどから想像するに、民主党にあまり良い印象を抱いていない人なのでしょう。
民主党の反対勢力か、ただの愉快犯か。どちらにせよ、今回の選挙戦を戦い抜く上で、ソーシャルメディアの存在は無視できないものと言えるでしょう。
その、ソーシャルメディアを用いた選挙戦で有名なものといえば、アメリカのオバマキャンペーンがあります。
たとえば、オバマスピーチに感激を受けたミュージシャンたちが、自発的に集まり、応援のミュージックビデオを作成し、YouTubeで流したりしました。
また、マケイン側からオバマ側に対して非難広告が出ると、複数の支持者が別個に、24時間待たずに反撃のムービーを作ったりしていました。
(こちらは、マケイン側の動画です。”Yes,We Can.”を文字って”No,You Can’t.”)
つまり、“政党そのもの”ではなく、”その政党の支持者”が、自分が使えるメディアを駆使してメッセージを発していたのです。
話は戻りますが、日本においても、同様のことが始まるのかもしれません。
ソーシャルメディアを無視できない時代というのは、つまり、メッセージ発信の主役が、企業や団体から個人の生活者に、徐々にシフトしてきた時代と言えるでしょう。