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初音ミクの立体映像がスゴい件。
2009.09.05|iwamura
ロボットが生きて、一緒に遊んでくれて、友達でいてくれたらいいのに。。。
という思いは、古くはアトム、そしてドラえもんに至るまで人類の夢であったわけだが。
歌声合成ソフト(ボーカロイド)として記録的なヒットを飛ばした「初音ミク」が、8月31日で発売2周年を迎えた。そして同日、そのマイルストーンというべきライブイベント「ミクフェス ’09(夏)」が、東京・新木場にある「STUDIO COAST」で開かれた。
出演アーティストは、Supercell、livetune、doriko、OSTER project、19’s Sound Factory、デッドボールP、鶴田加茂(ika)&MOSAIC.WAVといった、初音ミクファンにはなじみ深い、超有名曲の作り手たちだ。ステージには初音ミクも登場して、約3時間に渡って2300人のファンを熱狂させた。
※ASCII.jpより抜粋
ということなんですが、これはつまり、コンピュータ作成の音楽(DTP)による仮想歌姫「初音ミク」のライブを実際にやっちゃった!
ということになるのだが、それじゃあ、「現実にはデータであるミクを、実際にどうやってステージに立たせるのか?!」というところが一つの問題点にはなる。
「プロジェクターで大写し」がまあ、前回のさいたまスーパーアリーナでの実績だったようなのだが。。。
今回はすげえ。これ、日本人は本当に何でもやっちゃうんだなと(笑)。
今回は舞台に透明なスクリーン(ディラットスクリーン)を3枚置き、裏側からプロジェクターで彼女の姿を照射するという演出を試みた。スクリーンが透明なので、「画面のむこう」にいるという感覚は薄れた。
特に会場の照明を落とすと、3Dホログラムのような立体的な姿が浮かび上がって、初音ミクが本当にそこに立っているような錯覚を覚える。
あるときは単独で、またあるときはバンドメンバーやDJと一緒に舞台で動き回る初音ミクを見ていると、単なるビデオ上映会でも、人間によるライブでもない、別のステージ表現が生まれている印象を受けた。
ちなみに主催者によれば、今回舞台で使ったモーションデータは、PSP用ゲーム「初音ミク -Project DIVA-」のものを元にしているそうだ。
※ACII.jpより抜粋
人間は、やっぱりひとりなんですよね。友達も奥さんもいても、一人で生まれて一人で死んでいくわけで。
さみしがり屋の人間が、いつか、やっぱりデータやロボットの友達をつくる日が、また近づいた気がして。
それは一方である種の淋しさを感じながらも、しかしまた一方で、わくわくする未来でもあるんだよな。
でも、友達作ろうとする人間の努力の結晶みたいなこういうニュース、きらいじゃないんだよなあやっぱり。