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デヴィッド・ボウイのクモ
2009.09.11|umiushi
新種の生き物が見つかると、「学名」という世界共通の名前がつきます。
学名の付け方には色々決まりがあるのですが、基本的には発表する人が好きに付けちゃっていいわけです。
前も、化石の生物に怪獣の名前つけたアホども自由な発想ですとか、
もっとお花畑な決まりの緩やかな小惑星の名前もご紹介いたしました。
今度はクモだそうです。
ドイツの専門家が発見したマレーシア産の新種クモに、デヴィッド・ボウイの名がつけれれた。ボウイのアルバムのタイトルにある“火星からのクモ” (『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and The Spiders From Mars』)ではないが、絶滅の危機に瀕した珍しいタイプだという。
10年の間に200もの新種クモを発見してきたというペーター・イェーガー氏は、この巨大な黄色い毛むくじゃらのクモを“Heteropoda davidbowie”と名付けた。『Telegraph』紙によると、彼が発見したクモの大半は絶滅寸前にあり、世間の注目を集めるために有名人の名を 一部に入れているという。
名前といえば、発見者の「イェーガー」さんからして、ドイツ語で「猟師」「狙撃兵」という意味のファミリーネームですな。かっこいい。
それにしても記事の続きによると、他にもアレな命名が多いですね。
新種のクモに名前が使われたミュージシャンは、ボウイばかりではない。2008年、ニール・ヤングの大ファンだという生物学者が、彼の発見したクモに“Myrmekiaphilia nilyougi”と名付けている。
このほか、ミック・ジャガーやキース・リチャーズ、ポール・マッカートニー、ジョン・レノン、リンゴ・スターの名を冠した三葉虫がいるほか、スティング(カエル)、フランク・ザッパ(クラゲ)の名を使用した例もある。
ちなみに未確認ながら、日本人の手による「るろうに剣心」から採った学名もあるらしいです。うーむ、そういう経験してみたいものだ。
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ときに「ドイツ語」「アレな名前」で思い出したのですが。
Mac OS Xって、バージョンアップのたびに名前が変わりますよね。
すべてネコ科の猛獣の名前がついてますが、あるとき
「パンサー」
「タイガー」・・・と続きました。
これはもしかして次は「レオパルド」ではないかとウワサしていたら、やっぱりレオパルド(レパード)でしたな。
参考:ドイツの戦車
左:パンター。連合軍いわく「二次大戦の最良戦車」
中:タイガー。連合軍いわく「二次大戦の最強戦車」
右:レオパルド。現在NATO諸国で引く手あまたの高性能戦車
アップルにドイツ軍マニアがいるとしか思えん。