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“スパイロボット”を見る日は近いか。
2012.04.06|shiozawa
多くの人が空を飛ぶことに憧れます。
私もそんな一人ですが、“自分が飛ぶ”だけでなく“ものを飛ばす”開発も日々進化しています。
いわゆるラジコン飛行機のようなもの。
簡単に言えば“飛ぶ”の一言ですが、さまざまな飛び方があり非常に面白いのでアップいたします。
《ハチドリロボット》
AeroVironment社はすでに、[米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)の支援を受けて(日本語版記事)、]羽ばたき技術の利点を実証する有翼無人機『Nano Hummingbird』を開発している。
Nano Hummingbirdは翼のみを使って推進力を得る。
前方や後方への飛行、(突風の中でも可能な)空中停止、出入り口や通路の高速での通り抜けが可能だ。
重量は約540gと小型で、操縦者にリアルタイムのビデオフィードも送信する。
無人機の空中での停止・発進能力について、DARPAはクラウドソーシングによる取り組みを進めている。
昨年DARPAは、特定の場所まで飛行して空中で停止し、最長3時間の偵察任務を行える無人機の開発を民間に要請した。
引用:WIRED.jp
ロボットのモデルになっているのは“Hummingbird”、日本名でハチドリ。
まるで空中に停止しているかのように飛んでいます。
売っていたらほしくなりそうです。
が、このロボットは無人の軍事偵察機として利用するために開発されているようです。
次も先ほどのNano Hummingbirdのように空中停止できる“トンボ型飛行機”です。
こちらも羽をパタパタさせてなかなか面白い飛び方をしています。
機動力ではNano Hummingbirdのほうが圧倒的にありそうですが、長時間飛行にはこちらのほうがあっていそうです。
先ほども述べたのですが、結局のところ、こういった小型のラジコン飛行機は軍事用が多いようです。
そして思っている以上に、各国で激しい“小型無人飛行ロボット”の開発競争が行われているようです。
■軍事用『超小型無人飛行機』(MAV)、各国が開発中
イスラエルは、スズメバチ大の攻撃型『超小型無人飛行機』(MAV)を開発している。
英軍の特殊部隊は、すでにMAVをアフガニスタンでの偵察に使用している。一方、米軍では、電子機器を効率的に破壊するための、導電性の煙爆弾を搭載するMAVなどの開発が進められている。
首に何かが這っているのを感じたとする。その「何か」はスズメバチやミツバチかもしれない。
だが、もっと危険なものが首を這うようになる可能性も出てきた。
イスラエルでは、テロリストを攻撃するスズメバチ大のロボットが開発されている。
このロボットの試作品が実際に飛行するのは早くても3年後だが、殺人兵器にもなる超小型飛行機(MAV)は、もっと早い時期に実用化される見込みだ。
英軍の特殊部隊は、すでにMAVをアフガニスタンでの偵察に使用している。
このMAVは『WASP』(スズメバチ)と呼ばれ、翼長72センチ、価格は1機3000ドルだ。
WASPは『ゲームボーイ』のような形のコントローラーで操作し、ほとんど音が出ないため、気づかれることなくターゲットのすぐそばまで接近できる。
また、プラスチック爆弾『C-4』をつけた弾頭を搭載して狙撃兵にカミカゼ攻撃を仕掛ける、新しいタイプのWASPの開発が行なわれているとも報じられている。
ある新聞ではこのWASPを「タリバネーター」(The Talibanator)と呼んでいた。
引用:WIRED.jp
すでに軍事目的で使われているとのことですね。
最近、こういったニュースでも“世界がどんどん不安定になってきているせいだ”と思ってしまいます。
平和だったら、軍事用ではなく、興味本位の娯楽として発明されるはずですので。
調べていないのでわかりませんが各国と同様、日本もこういったロボットを国防目的で研究しているのでしょうか。
興味があります。そして、心配です。
今度は超小型の飛行ロボット
■ハエを模した極小の飛行ロボット
ハーバード大学の研究者が、おそらくこれまでで最小の飛行ロボットを開発した。重量60ミリグラム、翼長3センチで、ハエの動きを模して飛行するという。
引用:WIRED.jp
ここまで小さいときづけませんね。
これも完全軍事用。
このロボットを見て思い出したのがある漫画に出てくる“スパイロボット”。
ドラゴンボールに出てくる
ドクターゲロが、孫悟空のスパイ用に使った“虫型スパイロボット”です。
こんなのが、飛んでいるのを見かける時代がきっとくるでしょう。
そして、そんな日が来るのも意外と近いかもです。
ありがとうございます。