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CDは本当に売れないのか?
2012.04.16|☆KAYA☆
月曜日は☆KAYA☆です。
洋服は洋服を売る事で利益をなしている訳だけど、
音楽は何も、CDを売る事だけが利益を生むという事では決してない。
そういった事から私は、CDなんて売れなくても別にいーじゃん、と思う。
なので、ネットと違法ダウンロードが進み、CDが売れなくなったと
ぼやく大人達を見て、「いいわけ」だとしか思えないのだ。
だって実際、AKB48を見れば、コソクな手を使っていようが、
売れる物は売れるし、流行る物は流行っている。
さらに驚く事に、イギリス出身のほぼ無名アーティストが、
全世界で1500万枚もCDを売り上げ、話題になっている。
日本で、もし彼女をまだ知らない人が居るなら、本当にダサイ。
彼女というのは、ビヨンセでもガガでもない。
アデールという若干23歳のシンガー。
美人ではない、オシャレでもない、しかし引き込まれる歌唱力がある。
インターネットの普及により、楽曲のネット購入(ダウンロード)や違法配信が急増し、世界的にCDが売れなくなっています。しかし欧米の音楽業界で は最近「CDが売れないのは、本当にネットの影響だろうか?」との疑問の声が出始めています。なぜなら昨年、全世界で約1500万枚も売れたCDが登場し たからです。
2007年にデビューした英ロンドン出身の23歳の女性シンガー・ソングライター、アデル。彼女が昨年1月に発売した約3年 ぶり2作目のアルバム「21」です。英米をはじめ主要24カ国のヒット・チャートで1位を記録。本国である英国では340万枚を売り、全英チャート史上初 となる年間300万枚超えの新記録を達成。今世紀、最も売れたアルバムとなりました。米国でも568万枚を売り、このアルバムからの初シングル曲「ローリ ング・イン・ザ・ディープ」は全米チャート(米ビルボード誌集計)の昨年の年間チャートで1位となりました。独の調査会社の最新調査によると、「21」の 昨年の全世界での売り上げ累計は1530万枚で、1500万枚を超えました。 (引用:msn)
アメリカよりも電子音カルチャーの強いヨーロッパ。
その中でイギリスと言えばロックの聖地と行っても良い。
イギリスで生まれ育ったアデールは、エンターテイメントには手厳しい
アメリカでも大絶賛を受け、大ヒットを続けている。
ルックス面や話題性、華やかさではレディー・ガガやビヨンセらに大きく劣る彼女ですが、日本と違い、欧米で最重視されるのはあくまで楽曲の良さと歌唱力。 とりわけ、恋愛の悩みなど同世代の女性の気持ちを代弁する楽曲群は女性の圧倒的な支持を獲得。ヴォーグ誌の英国版や米のコスモポリタン誌といった大手女性 誌の表紙を飾りました。実は昨夏、彼女のライブを米ハリウッドで観たのですが、客席のあちこちから「アイ・ラブ・ユー、アデール!」という女性の絶叫が聞 こえ、同性からの支持の高さを実感しました。(引用:msn)
そして映画「ジャームス・ボンド」次回作のテーマ曲を依頼されている?
と噂される程、大スターの階段を何段も飛ばして駆け上っている。
アデルのマネージャーは「もう事件ですよね。確かに我々は良い作品を作りましたし、それなりの数字目標はありました。しかしこれほどとは誰も予想できなかったでしょう」と驚いている。(引用:bmr)
確かに、大事件なのだ!こんなに世界中で騒がれているのに、
日本ではニュースにもなっていない。まだセールスも2万枚程度。
どうして?日本。。。
こうした“アデル現象”について、ロイター通信は昨年末、「21」を発売したレコード会社が世界的な大手ではなく、英国の独立系レコード会社「XL レコーディングス」である点を「驚くべきこと」と報じるとともに、「昨年の彼女の偉業は、真に優れた音楽には需要があることを示している」との大手調査会 社(米ニールセン・サウンドスキャン)の調査部門の上級副社長のコメントを紹介。米音楽専門チャンネル、VH-1(電子版)も昨年暮れ、ロイター通信の報 道を引用しながら「音楽ファンは今も自分たちのお気に入りのアーティストや高質の音楽には多くのお金を支払っている」と結論付けています。
やっとわかってくれました?そうなんですよ。
”良い物は良い”最終的にはコレにつきる訳です。
音楽だけでなく、お粗末な物はお金を貰ってでも遠慮したい。
しかし、本当に優れた物は、お金を出してでも手に入れたいのが
私達の変わらない心情なのです。
2月13日(現地時間2月12日)に米ロサンゼルスで発表・授賞式が行われる今年のグラミー賞では、年間最優秀アルバム、年間最優秀レコード、年間最優秀 楽曲など計6部門で候補となっている彼女。日本ではコアな洋楽ファン以外にはほとんど知られていなかった彼女の人気もいよいよ爆発しそうです。
私は、過激なパフォーマンスに走りすぎているレディー・ガガを
あえて絶賛したいとは思わない。
今世界は彼女のパフォーマンス、そこにだけ焦点を合わせすぎている。
とりわけ、彼女もそこに注力を注いできた訳だが、
彼女の本当の才能はそこではない。
グランドピアノを自在に操る弾き語りの素晴らしさ、
ハスキーな声と人間の心を良くとらえている歌詞。
もっとアデールの要に、シンプルに音楽を聴くと、
その素晴らしさが時間をかける程に分かる気がする。
実際、アデールもそうだった。爆発的な大ヒットとは言えない。
知らない人の知らない曲がランクインしたと思いきや、
何故か毎週MTVのランキングに入り込む。
それは日に日に上位に上がり、気づけばグラミー候補だった。
シンプルに聞いてこそ良い音楽は、お金を出してまで欲しい、
この需要はバブルの頃と変わっていないのではないだろうか。