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能ある鷹は爪をかくす
2009.10.22|shiozawa
(左足に注目)
「実るほど頭をたれる稲穂かな」と同義ですね。能力のあるヒトほど、それを隠し、謙虚にふるまう、と。
逆に言えば、いきれとるうちはまだまだ、もとい。
ついつい地元の言葉になってしまいました。翻訳すると、調子に乗って騒いだり能力を誇示してるうちはまだまだだよ、という、戒めとして受け取るべきことわざかもしれません。
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一方で「慇懃無礼」とか「空遠慮」なんて言葉もあるとおり、謙虚も度が過ぎると卑屈や厭味になりますが。
80年代の西武黄金期、とある番組で監督が揃い踏みして「チームの仕上がりは?」と聞かれたとき、
(また野球ネタかよ)
西武森監督「うちは全然ですよ」
日ハム大沢親分「どうしてテメエは本音で話ができねえんだ!」
ちなみに「大沢親分」でGoogle画像先生に質問すると、トップに来る画が逆に萎えます。
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・・・さて。
アジアのとある動物に、今回のタイトルを地で行く方々がいらっしゃいました。
キングコブラ Ophiophagus hannah
その毒は、毒ヘビの中で最も強いわけではないが、ひとかみで注入される神経毒の量は7ミリリットルで、これは人間20人、または象1頭の致死量に相当す る。幸いにも、キングコブラは用心深い性格で、可能な限り人間を避けようとする。しかし、危険を感じると非常に攻撃的になる。
おおう・・・
ところでキングコブラ属の学名Opiophagusですが、ophisで「蛇」、phagosで「~を食べる」、つまり「ヘビ食い」。Wikipedia(英語版)でも”snake-eater”とそのまま書いておりました。
まあ、ヘビさんの体つきだと、いちばん食べやすい形ってヘビだわな・・・
割と色んなヘビを食べるようですが、猛毒のアマガサヘビが最も好みだとか。うーむ恐ろしい。