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~挑戦的なホンダのものづくり~ 電動1輪車”UNI-CUB”
2012.05.18|shiozawa
ホンダといえば、自動車ですが、当然車はタイヤが4つついてます。
ところが、ホンダはよりによってタイヤが1つの電動一輪車も開発しているようです。
名前は“UNI-CUB(ユニカブ)”。
■ホンダ、補助輪付き電動1輪車「ユニカブ」の実証実験
ホンダは2012年5月15日、1人乗りの補助輪付き電動1輪車「UNI-CUB(ユニカブ)」を開発し、6月から実証実験を始めると発表した。
体重移動に伴う座面の傾きや速さに応じて、前後左右の移動に加えて旋回できる。
歩く速さと同じくらいで最高速度は時速6km。屋内の段差が少ないバリアフリー空間での移動が対象。
ホンダが2009年に発表した電動1輪車「U3-X」の後継機となる。
実証実験は、東京都の日本科学未来館で実施する。「どのようなニーズがあるのか見極める」(本田技術研究所二輪R&Dセンター企画室主任研究員の末田健一氏)のが狙い。
引用:日経新聞
すごくかわいらしい形かつ、かわいらしい動きをしますね。
最初は一時期非常に注目されたセグウェイみたいな乗り物かなと思いましたが、大分違う動きをしてますし、乗り物というより“動く椅子”みたいで、これはこれで新しくて面白いです。
私がすごくこの商品の開発で好きなところは
挑戦的なものを作って、あとからニーズを見極める ところ。
“お客さんのニーズをとことん聞き出して、よりニーズに合ったものを製造する”のは、商売で大切なことですが、
その先の意外な新しいニーズを生み出すのは、今回紹介したUNI-CUB(ユニカブ)
のようなものなんじゃないかなとつよく感じます。
「そんなもの必要かー?」と思えるような挑戦的なものを作って、後から“こんな使え方までできちゃうんだー”とあとから生まれる発見が大きな感動を呼んだりもするのかなと。
このユニカブのほかにもホンダの最近ホットなのがあります。
久しぶりの国産飛行機“ホンダジェット”。
■ホンダジェットの飛行試験用量産型4号機、初飛行に成功
ホンダの航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は13日、小型ビジネスジェット機『ホンダジェット』の飛行試験用量産型4号機が米国ノースカロライナ州で初飛行に成功したことを発表した。
量産型4号機は、米国東部時間5月4日10時57分に米国ノースカロライナ州のピードモントトライアッド国際空港を離陸。高度1万1500フィート(約3500m)を速度313ノット(時速約580km)で順調に飛行した。
今回の74分におよぶ飛行試験では、降着装置や高揚力装置などの機能試験、機体の基本性能や操縦安定性、データシステムや計器着陸システムの確認試験などを行った。
引用:日経新聞
今回開発された“ホンダジェット”はかなりの自信作のようで
「HondaJetは、客室(キャビン)内の広さ、燃費の良さ、飛行可能な速度のすべてで既存の小型ビジネスジェット機に勝っている」。
米Honda Aircraft社の社長兼CEO(最高経営責任者)の藤野道格氏は、HondaJetの競争力の高さについて自信を見せる。
引用:日経新聞
とのこと。
エンジニアだってセールスマンだって、革新的な他社に絶対負けないようなものを作り、売れる事こそが仕事の楽しさだと思います。
こういった2歩先を行った商品開発への挑戦が創設者“本田宗一郎”のDNAなのでしょうか。
最近苦戦している日本の産業ですが、こういった攻めの姿勢が私たちに大きな勇気を与えてくれます。
ありがとうございます。