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「ありがとう、スカイツリー」 一日限りの夢舞台、解体始まる

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2012.05.24|iwamura

22日に開業した東京スカイツリー(東京都墨田区、高さ634メートル)の解体式が23日早朝から行われ、総事業費650億円をかけた一日限りの夢舞台に幕を閉じた。今後は13年2月をめどに解体工事を完了し、翌14年1月から、同じく高さ634メートルの「東京スカイツリー2(仮称)」の建設に取り掛かる。

スカイツリーの運営会社である株式会社東京スカイツリー634では、目新しさを前面に押し出した「スカイツリー特需」を維持するためには、今後も永続的に解体と建設を繰り返す「スクラップ・アンド・ビルド」方式(【用語解説】参照)を採用することが最良と判断。開業翌日となる23日からさっそくタワーの解体作業に着手した。解体が終わり次第、再び同じ場所に今度は「東京スカイツリー2(仮称)」を建設する。

東京スカイツリーに入るため、朝4時から並んでいたという29歳の男性は「今日なら中に入れると思ったのに…」と話し、次々と解体されていくスカイツリーの残骸をぼう然と見つめていた。

【用語解説】:「スクラップ・アンド・ビルド」
人気のなくなった店舗をいったん閉店し、同じ場所に新店舗を立ち上げることで消費者からの注目を集める手法。うちの近所にある紳士服のはるやまが「完全閉店セール」「新装開店セール」と称してよくやっている。

虚構新聞より

ということで、虚構新聞相変わらずイケイケで笑いました。

あっぱれだと思うわけです。

先日、例の大阪は橋下市長の「小中学校におけるtwitter義務化」の記事掲載時に、一部炎上(?)というオカシナ顛末にて物議をかもした虚構新聞ですが、やはりというかトーゼンと申しますか、「ネタはネタ」なわけです。

虚構新聞の「そもそも悪ふざけが過ぎる」という炎上問題に関しては、諸処の意見展開がなされており、それを我らがやまもといちろうセンセイがまとめられた文書がございますのでそちら抜粋し、恥ずかしながら自分の個人的感想も含め、下記に記しておきます。

1)メディアを面白くなくさせる奴等
http://www.nurs.or.jp/~ogochan/essay/archives/3789

「ちょっと調べれば虚構新聞だと分かるんだから、つまらんケチつけてねえで騙された奴は素直に反省しとけボケ」というお立場であります。一理ありますね。

いわゆる「あたりまえ」な論理。「クリックを惜しんだのはお前だ」。

2)虚構新聞騒動に見る「弱者の論理という狂気」
http://togetter.com/li/304472

Togetterからは、加藤AZUKIさんをピックアップ。騙された馬鹿を弱者と見立てて華麗に立論している点がかなり秀逸で、上記おごちゃんとはまた別の立脚点となっていて興味深いわけです。ジョークを事実だと思い込んだ弱者の権利主張によって、ジョークを言う側が格別の配慮をしなくてはならなくなった、という、いわゆる「有名になるということは馬鹿に見つかるということ」という立論に近い、味わい深い議論です。

「ジョークを笑えないのは野暮」この一言につきますね。

3)虚構新聞に関してポジショントークする人々の16種類の本音
http://ulog.cc/a/fromdusktildawn/17450

ご自身も、是非自分のポジを確認してみてください。なお、私のポジションは(1)と(3)です。

自分も(1)と(3)ですね。

4)虚構新聞は風刺サイトじゃないよね
http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20120516/p1

確かに実在の人物が言いそうなことを捏造して面白記事に仕上げているわけですから、少し調べれば分かるだろ的な議論に対する有力な反論として成立しており、相変わらず立論がしっかりしているなと思うわけです。

う~ん、個人的にはチガウかなあ。風刺サイトじゃないというか、「ネタサイト」でしょ。

5)[WEB][雑記]『虚構新聞』とネットリテラシーの限界
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20120516#p1

つまり、騙される人も騙されないようになっていく過程であり笑うべきではない、騙されない人は騙された結果の反省として前に立っているので怒るべきではない、という、そういうグレーゾーンの外角低めにストレートを投げ込んだ虚構新聞は「耐性をつけるための雑菌であり、必要悪」的なアプローチで締めています。必読です。

「twitterは義務化すべきかもしれませんよ。虚構じゃなくて。」に全てが集約されておりますね。

6)虚構新聞社主の悲しい勘違いによる主張をはい論破
http://anond.hatelabo.jp/20120517123355

匿名ダイアリーからはこんな議論が。昔からあるテキストサイト文化を引きずって、ネットだからネタで許される時代ではないのだ、文明開化せよ、というごもっともな主張であります。

ごもっともではありつつも、そんなアオスジ立てるようなハナシかいな。というところが小生のホンネ。

7)「虚構新聞」の事を語る前に、まず「東北大学助教授レポート」の件を考えようよ
http://damedesu-orz.org/kimlla/archives/site/201205162222.html

もともと、ジョークのつもりで書いた話がネットの中で一人歩きして、さも事実であるかのように定着してしまうことの恐ろしさを、一時期話題になった「東北大学助教授レポート」ネタを例に立論しています。

筆者自らが「世知辛いことよ」と書いている通り、ウェブが一般化したことによって、とても窮屈になり、この程度のジョークですらも自粛しなければいけないほど批判されうるのか、という締めも素晴らしいです。

同感ですね。。。

8)虚構新聞の件をデマ扱いするのは納得できないというお話
http://d.hatena.ne.jp/itotto/20120516/1337187664

問題を虚構新聞そのものと、騙された馬鹿に分けて立論していき、最終的にはガセネタを流されて迷惑する形となった橋下さんがどう考えるのか次第だ、という落ち着きどころに綺麗に着地しています。

1.ウソと言いつつあまりにリアリティがあり過ぎた

2.ネタのチョイスに失敗した

3.サイトを目にする人の層が変わってきた

「だからこその100点!」だと思うんですけれども。

9)[その他]虚構新聞だからデマでも許されますって思ってる奴今すぐ死ね
http://d.hatena.ne.jp/kyoumoe/20120515/1337015051

こちらも率直に「虚構新聞がデマを流して許されるわけねーだろ」という立論でありまして、これの派生はさまざまあれども基本はこちらの考え方がベースになろうかと思います。

まあ、ネタとして面白い主張ではありますね。

10)いい加減、虚構新聞はタイトルに虚構新聞だと明記しろ
http://n-styles.com/main/archives/2012/05/15-050000.php

「『電子レンジを猫の乾燥に使わないでください』という注意書きと同じレベル」に対し「私の要望は『電子レンジの箱には、電子レンジと書いて欲しい』」というのは、実にエッジの立った議論だな、と思います。

これもネタとしては秀逸でございます!

11)虚構新聞は誰でもなくインターネットに殺された。
http://anond.hatelabo.jp/20120516180543

さらに、この匿名ダイアリーではガセネタの一人歩きから、いわゆる2ちゃんねるまとめ系サイトのソースロンダリングにまで踏み込んで、馬鹿を釣る仕掛けとしての強いタイトルがネットの情報流通に悪しき影響を及ぼしている、という認識を綺麗に展開しています。ごもっともですね。

わかりますが、そこまでのハナシなのかなーぷぷぷ、というのが正直なトコロ。

12)なんか、また釣られた人が吠えているようだけど
http://d.hatena.ne.jp/tonan/20120515#p1

tonan氏の議論もまた、オーソドックスな「ソースは確認するべき」という原理原則に立ち返っての立論でもあり、一方で信頼性の低そうなタイトルを引用してTwitterなどで拡散する人そのものの問題も置き去りにしないほうが良いのではないか、というテーマを、あまりにも象徴的な東スポを使って論じています。

※以上やまもといちろうブログより

東スポ(笑)。ナイス切り口であります!

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と、いうワケで、皆様ご意見はいかがでございましょうか。

小生の論点を簡潔にまとめさせて頂けるとすれば

「ここまでの議論をネット上に爆発させた虚構新聞は最高です!」

とするものであり、上記ド炎上のちに

「さらにスカイツリー解体ネタをかぶせるあたり、タイミングも含め秀逸!」

という拍手ぱちぱち以外の何ものでもない、ナイスネタウェブサイトであると思います。

怒っていらっしゃるご仁を玉露を呑みながら眺めることも含め、虚構新聞の影響力にあっぱれ。

今日も心で泣いて、でも顔は笑って、がんばるひとでありたいものです。

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