Mykoちゃん、Cたん


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「お前なんかもう死んでいる」

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2012.05.29|iwamura

ということで、朝から騒がしいニュースが。

お笑いコンビ「次長課長」の河本準一(37)の母親が生活保護を15年間受給していたことが問題となった中、
同じ吉本興業所属のお笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太(31)の母親(63)が昨年3月から
生活保護を受給していることが28日、分かった。祖母の介護とパート先を失ったことが重なり、
福祉事務所に相談し受給が決まった。母親の住居のローンを全額負担している梶原は
「今年8月に完済したら、受給を打ち切ることにしていた」と話している。

祖母の介護に失業が重なった昨年3月から1年3カ月間の受給額は計約140万円。
梶原は「おかんが苦しんでいたので“助かった”というのが率直な気持ち」と感謝。
自身も2人の子供を育てており「生活費が赤字の時もあり、福祉事務所が勧めてくれたことに
疑問を持たなかった。今は生活の不安以上に母親の精神面が心配」と話している。 (了)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/05/29/kiji/K20120529003348840.html

痛いニュースさんより

一連のニュースの中で。

① 日本人はやっぱり論語というか「儀」の国ですね。

河本さんのニュースも、梶原さんのニュースも、当然「子が親の面倒を見るべき」とする論点で書かれておりますし、それはそれで当然かと存じますが、さりとて、今こうしてエントリ書いている自分も、実は母が生活保護を受けていた!とか、妹が失恋して仕事を辞めていた!みたいな話までは、実は知らなかったりするわけです。特に離れて暮らしていたりすると。

じゃあもし知っていたら、それは「俺が何とかするからさ」と、言ったかもしれないし、自分の家族も持ち、不安定なギリギリ生活であり、そこまではなんとも、と回答し、兄弟に総スカンを喰らったかもしれないし。

あとはも少し、国というか、管理する側も、そういうのちゃんと調べようよ、という点もありますね。

② 国民年金との金額的差異

真面目に国民年金毎月納めたのに、年金よりも生活保護のほうがもらえるのかよ!」とする論理。確かに一理あり。

ただ、根本的に生活保護のほうは、病気や怪我時における「あってよかった健康保険」と近いイメージで、緊急避難の論理で考えるべきものであり、老後の蓄えとはまた意味が違う気がします。ただ、国民年金は国民年金でヤバいし、「緊急避難的お金の拠出と同等に、おじいちゃんおばあちゃんに対するお支払いもまた大切」とする論理は正であり、ムツカシイ問題。

③ 上記①②の解決策として

やはり、「どう払うか」で喧々諤々するよりも、「どう稼ぐか」とする論理とのセットで考えたいところ。

昨今、上記生活保護のオハナシと同じく、政府の打ち出した「エネルギー比率」の問題や、電気の買取価格の件が議論されるところであるが、やはりたとえば、技術やテクニック大国としての、新エネルギー開発分野においては、もちろん欧州に一日の長はありつつも、実は日本国内の発電技術に優れたものは多かったりする。バイオマス発電なんかは、炭焼きの理論だから、我が国は実は強いとか。

そういったものを、誰かの利鞘を増やすというよりは、国家全体の利鞘を増やすためのひとつの武器として、海外展開への積極的な後押しを、例えば政府は行ったりして、結果潤う部分を、上記①②に還元する、というやり方が、実は大事であって、国民年金の支払額を上げ、国民総背番号制とし、生活保護受給者の受給資格を市役所の職員が調べまくるコストが膨らんだりすることは論理としてはアベコベだと思うのです。

と、いちおうの正論(?)をぶったあとに。

これもまた一方の正論ではあるのですが、昨今もっとも衝撃というか、「ワカルワカル」とうなずきまくってしまった本がこちら。

「お前なんかもう死んでいる」/amazon

今までの論理と違ってしまうのだけれども。

この本は本当に共感しながら読めました。

厳しいわけです。芸人さんとか。いつ仕事無くなってもおかしくないし。何千万ももらってんだろ!って言うなら、お前やれよみたいな。

翻って社長業もそういうところがあって、酒と薬を交互に飲みながら、いくつかの銀行さんからお金を借りて、「今月末は払えませんが、来月末なら払えますから!」なんて菓子折りもってお客さんにお願いしながら、集客人員や販売数の読めない(どんなにデータや実績があっても、「やってみるまで解らない」とする事実はあるわけで)仕事へ突入ぶっこいたりとかするわけです。

小さい会社や個人(芸人さんとかも含め)だと、やっぱり不安定は不安定だし、その場その場の判断というか、タイミングのつかみ方というか、個人の持つセンスやタレント、運に大きく影響されることがどうしても多い、そんな人生になります。

上記芸人さんのお母様たちの件、「そんなのいいじゃんか。」とまでは申しませんが、やっぱり、稼ぐ方に集中し、無駄遣いせず真面目に、正直に生きることが大切なのだと気づかされる本です。

やっぱり「暗黒時代」を持つ仲のいい社長さんも「最高だった。」とおっしゃられておりまして、フツーにエンタテインメントとして読むも良しですが、泥水すすった事のある方が読むと、感慨深いものがあります。

ということで、本日も忙しいことに感謝して、笑顔でやっていきたい、初夏の火曜日でございます。

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