Mykoちゃん、Cたん


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価値観の提示。

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2010.01.02|iwamura

最近、大学で働く人とコミュニケーションする機会があり、いろいろと現場のことを聞いてみました。どうやら、「ゆとり世代」のことが教育関係の現場で問題になっているとのこと。「すぐに諦める」「努力を知らない」というのが、大きな傾向みたいです。例えば「四捨五入できません」とか、「メンドくさいんで、論文でそこまで書くつもりはありません」とか。ちなみに、これは心理学関係の現場で起きてることですが、とある大学院生に聞けば教育の現場全体で起きているとのこと。

そして、WEBではこんな意見も。教育関係に詳しい陰山英男氏より。

教育の現場でひと足先にゆとり世代と向き合っている陰山氏によると、この世代の特徴は3つあるという。
(1)周囲の人間や社会に対する不平不満、批判が多く、問題を人や社会のせいにしがち
(2)「物事はうまくいって当たり前」と考えるため、少しでもうまくいかないと自信を失ってしまう
(3)それでいて、「このダメダメな状況を一気に解決する夢のような方法がどこかにある」と信じている
※元記事 陰山英男氏が指摘する「ゆとり世代」3つの特徴

で、教育関係の現場では、「これじゃイカン!」と判断して、いろいろ対策を練っているみたいですね。

ただ、自分として思うのは、これらを「問題」として扱うのはどうなのかな?と。例えば、元住友商事情報調査部長の橋本尚幸氏はlivedoorのBLOGOSで以下のように述べています。

「ゆとり世代」が職を見つけられない、だから雇用問題「全体」を何とかしろとNHKは示唆する。でも根本問題は現代の不況にある。ニッポンの雇用全体が脅かされているのだ。日本のすべての産業において、過剰雇用問題が存在する。30~40歳以上の世代は、それを正しく認識しているが故にこそ、自分の「メシの種」(職)を確保するために、自分の雇用を脅かす自分より若い世代を、あいつらは「無能」であるとして攻撃するのだ。-略-今となってはみんな全員の所得を減らす以外には、この危機に対応のしようがない。それに目をつぶり、自分のお給料だけはいままでのままに守りたいという「ニッポン既得権中高年」の自己防衛意識が、「ゆとり世代」たたきと、彼らの就職難につながってきているのである。新規参入者を締め出そうとするのは衰退社会の特徴である。※元記事 NHK特報首都圏「“ゆとり”と言われる若者たち」……ダメなのは「ゆとり以前」の世代じゃないのか?

原因を「ゆとり世代」のみに求めるのもいかがなものか?ということですね。どっちが良い悪いじゃなく、いろんな見方があると思います。自分としては、どっちに属すわけでもなく、「価値観の提示」という方法を提案してみます。

例えば、「何か壁があったら、それをがんばって乗り越えるのも悪くないんだよ。というのは、乗り越えた後には達成感というものを味わうことができて、これがムチャクチャ気持ち良いんだ」みたいに。「がんばらないのは悪だ!」と否定するんじゃなく、「がんばった後に達成感を味わう、という考え方もあるんだよ」と。

それで、やってみようと思う学生はやってみればいいし、興味が湧かないなら別にやらなくてもいいんじゃないかなと思います。「押し付け」の教育じゃなく、「選択肢の提示」の教育も悪くないと思いますよ。

今年はじめてのエントリーが教育論になっちゃいましたが、最近自分の中でのホットなテーマだったりするのでwいろんな年代の人と関わる機会のある年末年始に、ちょっと思い立ってみました。

そんなわけで、今年もよろしくお願いいたします!

※ちなみに、こんなニュースもありました。

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