HOME >
いよいよ白熱電球から100%LED電球へ。
2012.06.15|shiozawa
原発停止で夏場の節電対策の話が盛り上がってきている中、
節電の一環として少し政府らしい企業への要請がありました。
■白熱電球 製造販売自粛を要請
夏の節電対策の一環として、政府は、消費電力の大きい白熱電球の製造と販売を自粛するよう、メーカーや量販店などに要請しました。
白熱電球は、ガラスの球の中のフィラメントと呼ばれる細かい糸のような形をした抵抗体が電気を通すことで、高温になって光を放つもので、国内では去年1年間に4300万個が製造され、家庭などで広く利用されています。
環境省によりますと、LED電球は白熱電球の10倍ほど値段が高い一方で、消費電力はおよそ8分の1で40倍長もちするということで、現在国内で使われているすべての白熱電球をLED電球などに切り替えれば、年間50億キロワット時、140万世帯分の消費電力が節約できるとされています。
引用:NHKニュースウェブ
http://www.youtube.com/watch?v=hJF19wk3yes&feature=player_detailpage
年間、140万世帯分の消費電力が節約できるとのことですが
静岡県の世帯数が約140万世帯(2012年4月1日時点)。
つまり、
日本のすべての白熱電球がLED電球になれば、静岡県の家庭の電気がすべてまかなえるくらいは減らせられるということになります。
こう考えるとなかなか大きな数字です。
しかし、リアルタイムな話で最近“不正受給”で話題になっている生活保護。
“日本の生活保護が207万世帯越え”
と発表されていましたので残念ながら生活保護全員の電力をまかなえるほどの節電効果ではないと。
といいますか、静岡県より生活保護世帯の方がはるかに多いことに驚きと疑問を感じる結果です。
一旦、節電効果の話は抜きにして、この製造停止が要請された白熱電球の需給に関してです。
実は昨年の震災以降、急激に白熱電球の需要が減っていたようです。
それをよく示しているのがこちらのグラフ。
どちらかというと
白熱電球の需要が減ったというよりは、
長寿命で節電効果のあるLED電球の需要が増えた
といったほうが正しいかもしれません。
ただし、値段はLED電球のほうが白熱電球より10倍ほど高いとのことで、たくさん使用する人にはハードルの高い値段かもしれません。
しかし、たとえばの例がありました。
引用:All About
仮に一日5時間使用したとすると、365日で1825時間。
ざっくり計算して約2年ちょっと使って、4万円以上お得。
しかも、約半年に1回は白熱電球の場合電気が切れてしまいますが、そんな取り換えの手間もLED約2年に1回。
長期的なビジョンでみるとものすごくお得のようです。
最近ではLED電球の値段も少しずつですが下がってきているようですし、
私も夏の節電に向けて、近々LED電球に替えようかなと思っております。
ありがとうございます。