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「自殺者3万人超え」~まつもと泉さんに学ぶ。
2010.02.01|iwamura
さて。月曜の朝からすみません。
また2009年も、自殺者が3万人を超えてしまいました。
警察庁は26日、昨年1年間に全国で自殺した人は、前年より504人多い3万2753人(暫定値)だったと発表した。12年連続で3万人を超え、統計のある1978年以降では5番目に多かった。
※asahi.comより抜粋
さてそして、我々30代世代の青春ともいうべきマンガ「きまぐれオレンジ☆ロード」の作者まつもと泉さんの、興味深いインタビューメッセージを発見したので、NHKさんに謝罪しつつ、アップ。
「父よ!母よ!信じてほしい」
彼のメモが、叫んでいた。
必要なのは、病んだ状態に対する、正しい知識(と、それを理解した上での家族のフォロー)と、そして(家族の理解の中での)休養なのだと強く思う。
まつもとさんの例は特殊であるけれども、自殺ひとつひとつ、鬱ひとつひとつの症例に病名が付けられるものが、はたしてどれほどあるのか。
10年後、20年後に、新たに発見される心の病の正式病名が、出てくるかもしれない。
「ちょっと待て」「ちょっと待ってください」
「もしかしたら治るかもしれないし、良くなるかもしれない」
※まつもと泉さんコメントより抜粋
まずは、我々は学ぶ必要があるのだと思う。状況判断をきちんとするということ。
この、我が国における大きな問題に対し、そういう、学べる場を、近い将来、弊社は全力を挙げて、つくるつもりでいます。
「かたあしダチョウのエルフ」という絵本があって、小生が小学生時代、センセーショナルな影響を受けたお話であった。
ライオンと闘って、ほかの動物を守ったエルフだったのだが、かたあしを無くしてしまう。
自分で歩くこともできなくなったエルフに、やがて周囲は冷たくなる。当然だ。弱肉強食のサバンナ。
エルフは哀しくて泣き、やがて逝ってしまう。
そして、彼は木になり、彼の足もとには湖が残り、再び動物たちを救った、というお話。
まつもと先生の次回作に期待したい。
そして、小生も願わくば、エルフのような生き方をしたいと思う。