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最後のニュース
2012.06.26|iwamura
最近、忙しすぎて(と自分が思い込んでいるだけだが)ニュースを「読めて」いなかった。
igoogle先生がホームに設定されているので、もちろん、日々ロイター、共同通信、朝日読売日経、1ch、2chに検索ランキングと、表層だけはニュースを追うことができるのだが、たまに表層だけでは考えなくなる時がある。ニュースや社会や時代に関して。
マスコミの方々へ。高橋容疑者の逮捕は、たしかに視聴率が取れるのでしょう。部数が伸びるのでしょう。でも、それがいま本当に伝えるべきトップニュースでしょうか。いまなされようとしている政治的決断は、我々の生活に大きな影響を与えようとしています。報道の使命、いま一度考えてみてください。
https://twitter.com/h_ototake/status/213611056705183744
※やまもといちろうブログより
これを見たときに、「あ、」と思って。
原監督のニュースも「なんでまた今」のタイミングであり、もはやどうでもいいんだけれども(でも「1億円」はネタとして秀逸w)。
しかしまたやられていたなあと。
たとえば高橋容疑者逮捕に沸いた一両日間、もっと大事だったニュースはこちら。
消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案は21日午前、今国会成立が固まった。民主、自民、公明3党の幹事長会談で正式合意した。これにより2014年4月に消費税率を8%、15年10月に10%に2段階で引き上げる消費税増税は実現する方向となった。
※47ニュースさんより
これ、小沢さんの奥さんが書いたとする直筆離縁状(?)もアレは本当にマジのモノなのどうなの。
という、やはりこのタイミングで入ってきた突然の男女関係スキャンダル系ニュースが、怪しすぎるシロモノでもあり。
昨今では中国スパイ問題もあったんだけれども、う~んこれも、一番ソンしたひと(打撃を受けた党)はダレかつー話かもしれないですし。
そして時を合わせ、原発再稼働の問題は着々と進んでいるのだ。
関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働決定を受け、原発の立地自治体では学識経験者ら専門家の意見が次の焦点となってきた。福井に続き、北海道電力泊原子力発電所1、2号機(北海道泊村…続き
※日本経済新聞さんより
調べれば出てくる出てくる、大飯原発が過去のニュースとしてかすんででしまうような、そんなニュースたちなワケです。
◆大飯原発再稼働へ 海外の反応 : 47トピックス – 47NEWS(よんななニュース)
◆日新聞デジタル:米の放射線実測図、政府が放置 原発事故避難に生かさず – 政治
◆玄海原発:再稼働「認可しないで」 プルサーマル裁判の会、県に要請 /佐賀- 毎日jp(毎日新聞)
◆柏崎刈羽原発:再稼働 住民投票求め市民団体が署名集め- 毎日jp(毎日新聞)
◆原発再稼働 :特集 :日本経済新聞
◆【原発再稼働】反対派1万1千人、首相官邸前でデモ – MSN産経ニュース
◆原子力発電所、米国から日本への警告 民主主義が実現できない国に運営する資格はない
やばい。
消費税増税自体が、まさかの取引材料や、ドロンの術だったらどうしよう、などと考えながら、
しかし井上陽水さんの、「最後のニュース」は、20年以上前につくられたものなるのだけれども、これほどまでに今の我々の心に刺さってしまう楽曲も珍しい。
闇に沈む月の裏の顔をあばき
青い砂や石をどこへ運び去ったの
忘れられぬ人が銃で撃たれ倒れ
みんな泣いたあとで誰を忘れ去ったの飛行船が赤く空に燃え上がって
のどかだった空はあれが最後だったの※上記YouTubeより
ちょっとリアルな歌ですよね。。。
もう少し考えてもいいと思うんだけどなあ。少なくとも原発再稼働問題の方は。
消費税は国内ニュースというカテゴリですが、再稼働の問題は国際的なカテゴリだとも思いますし(もちろん消費税も結局は国際的なカテゴリにはなるけれども)。
去年も(電気が)無くなる無くなるって無くならなかったのは、もちろん火力等に無理させて発電して頂いていたことも理解はするけれども、そうならそうという説明もないままに、ただ「足りなくなるから」と以前(地震前)とまったく同じ「the常套文句」で攻め立てられても、我々は一向に、「はいそうですか」と落語じゃないんだから、そんなお人よし的納得はできかねると申しますか、まあ簡単に言うと、「あなたのことを信じることができませんボケ」という、例えば女子に言われたら死ぬまで忘れられないであろうトラウマ的発言をおまーらにしてやりたい、というところが、本心でもあるわけで。
だってそもそも、福島における地獄の釜の蓋は閉じられていないままでございますし。
いやいや、別に頭ごなしに再稼働に反対しているわけではありません。
もう少しきちんとした説明を、解りやすく大々的に、全国民が周知するような方法で行って頂くことを我々は求めているだけです。
そしてまず我々が必要としている情報は、再稼働の是非に合わせ、さまざまな立場の弱者が発生するという事実詳細と、そしてその弱者の側から見た真実ひとつひとつであるのだ、ということも、ここに申し添えさせておいて頂きます。