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ABCマートでランニングシューズを買いました。
2010.03.23|iwamura
ABCマートでランニングシューズを買いました。
これですね。
いやー、個人的に、ガンは完治させてから走ってほしいのはやまやまなんだけれども、
「走りながら素晴らしい景色が見れるだけでありがとう。」というこのおっさんの日々の走りに完全にやられているイチファンが、「元気の素」を買いに参ったのでした(タオルもバッチリもらってしまった。。。)。
さて、ABCマート。
「安売りのスニーカー屋だろ?俺コーコーセーじゃないしそんなとこ行かんもんね。」
等とおっしゃるお客様には、以下を読んでもらうしかないのだ。すげーぜABCマート!
■ ABCマートの強みはバンズ(VANS)、ホーキンズ(G.T.HAWKINS)という自社商品
ABCマートは、強みは強力な自社商品を出せることにある。スニーカーブランド(特にスケボーシューズなどが有名だ)として有名なバンズ(VANS)と歴史があるブリティッシュ ブーツ ブランドであるホーキンズ(G.T.HAWKINS)のブランドを使って自社企画商品が出せるのだ。
これは、バンズ、ホーキンズと、日本でのブランド商標使用権を獲得しているためである。
これは、英バーバリー社のライセンスを持つ、三陽商会のバーバリーブラックレーベル、バーバリー ブルーレーベル(通称、サンヨー バーバリー)と同じように、ライセンサーとして商品を独自に企画できる権利を持っているからである。
いずれにしても、このバンズ、ホーキンズブランドの使用権を保有していることがABCマートの強みでもある。
もちろん、ABCマートが扱っているのは、この2つのブランドだけでなく、さまざな靴ブランド(例えば、NIKEなど)を扱っているため、アパレルで言うセレクトSPAという業態に近い。
しかし、ABCマートを支えているのはこういった自社企画商品だ。現在の売れ筋は、ホーキンズのヒールスニーカーであり、昨年は、バンズのムートンブーツ、ホーキンズのムートンブーツであったのだ。
長くなっちゃいましたが、そうなんです!
「ABC限定カラーのナイキスニーカー」は、「ナイキのスニーカー」ではなくて、「ABCマートのスニーカー」だったのだよふふふ、というキョーガクの事実がそこに存在するのだ。
「有名ブランドで靴をつくれる権利」を取得し、店舗展開の長所を活かしたお客様視点でガンガンオリジナルシューズをつくる!
これは一番儲かりますよ。自分で値段も付けられるんだもの。
■ まだまだ伸びるぞABCマート
ABCマートは、靴の流通企業としてはすでに最大手だ。東証一部にも上場し、2009年2月期の売上は、973億円であり1000億企業まで、あと一歩だ。営業利益も202億と、営業利益率はなんと20%もある。これは、小売りではなく小売り+製造小売りのセレクトSPA業態であるからこそ実現できる数字だ。小売りの優等生といわれるしまむらでも営業利益率が8%程度(2009年2月期)のことからもわかるだろう。SPAの優等生であるポイントでも18%程度であることから、これは驚異的な数字である。
小売りで利益率20%はあり得ないもんな。やっぱり権利取得&自社製造自社販売のなせる技。
ファーストリテイリング(ユニクロ)さんも5380億円(2009年8月発表数字/国内)と相変わらずすごいけれども、この不景気にABCマートさんも1000億って!
仕事は忙しい人に頼めと申しますし、「オシャレは足元から」。
イケイケなビジネスモデルで驀進中の、ABCマートさんでたまにはランニングシューズ買っちゃうのも、元気の素になるかもしれませんYO。