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とうとうiPS細胞開発の山中教授がノーベル賞受賞☆

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2012.10.12|shiozawa

どこのメディアでも大きく取り上げられていますが、すごくよろこばしいことなので取り上げさせてもらいます。

今年のノーベル医学生理学賞で25年ぶりに日本人が選ばれました。

人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発した山中伸弥京都大教授です。

 

http://www.youtube.com/watch?v=QZqZXEv5T1k

 

もう数年前から受賞間違いなしといわれてました。

ですが、今回のノーベル賞受賞につながった“iPS細胞”って何?

といわれると

“「クローン」みたいに一部の細胞からその遺伝子のいろんな臓器だったりになれてしまうやつでしょ?”

程度のあっているのか間違っているのかもよくわからない漠然としたイメージしか浮かばないので軽く調べてみました。

 

《iPS細胞とは》

日本語では「人工多能性幹細胞」といわれるiPS細胞は、ヒトの皮膚の細胞に4つの遺伝子を導入すると、皮膚細胞の形態が変わり、ES細胞のように分化する能力を獲得した細胞の事を指しています。

英語表記でinduced pluripotent stem cellsと表します

ちょっとわかりにくいですが、

皮膚細胞の中に特定の4種類の遺伝子を後から入れると、その細胞が“ES細胞”と言い、細胞分裂で臓器になる元の細胞に変身するそうです。

この後から入れる遺伝子の名前を使って“山中ファクター”というようで

 ・Oct4   ・Sox2    ・Klf4    ・c-myc

になります。

これらの解説が比較的わかりやすかったです。

<iPS細胞の解説.>

 

このように、作りたい臓器だけをシャーレ上で自在に作れるようになれば、多くの障害の問題を発見するのにも役立ちますし、

必要な部位を簡単に作れるようになってしまいます。

 

そして以下が最近のこの技術を応用した成果

■京大世界初、iPS細胞から卵子 不妊、発生研究へ期待 (2012/10/5)

さまざまな組織や臓器の細胞になる能力がある人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って卵子を作製し、通常の精子と体外受精させてマウスを誕生させることに京都大の斎藤通紀教授らのチームが世界で初めて成功し、米科学誌サイエンス電子版に4日発表した。

チームは昨年、iPS細胞から精子を作ったと報告しており、iPS細胞から作製した卵子と精子を受精させ、新たな生命を生み出すことが理論的には可能になった。

不妊症の治療法研究や生物発生の仕組みの解明に役立つが、ヒトでも生命やその源を作り出すのにつながる技術で、倫理面からの検証が重要になりそうだ。

引用:河北新聞

もうすでに、マウスでは皮膚の一部から2匹のマウスを生むことに成功しているということですね。

 

■人のES細胞から網膜を作製 理研、再生医療に光 (2012/6/14)

さまざまな細胞や組織に分化できる人間の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から「神経網膜」と呼ばれる網膜の主要組織をつくることに、理化学研究所や住友化学などの研究チームが世界で初めて成功した。

成果は14日付の米科学誌セル・ステムセル電子版に掲載された。網膜の病気治療への応用が期待される。

神経網膜は、光を電気信号に変換して脳に伝える。

研究チームは、人間のES細胞約9千個を使って細胞の集合体を作り、細胞の増殖を促す培養液の中に入れたところ、15日前後で一部が膨らみだし、その部分が徐々にU字形に変化。

さらに成長し、8週間~十数週間で、U字型の内側部分に人間のものと近い多層構造の「神経網膜」ができた。

引用:産経新聞

■iPS初の臨床応用 心筋細胞作り患者6人に移植 米ハーバード大日本人講師ら  (2012/10/11)

あらゆる細胞に分化する能力があるiPS細胞(人工多能性幹細胞)から心筋の細胞を作り、重い心不全患者に移植する治療を、米ハーバード大の森口尚史客員講師らが6人の患者に実施していたことが関係者への取材で分かった。

今年のノーベル医学・生理学賞に輝いた京都大の山中伸弥教授がiPS細胞を作って以来、臨床応用は世界初とみられる。

関係者によると、6人のうち、初の移植を受けたのは米国人男性(34)。

肝臓がんを患い、肝臓移植を受けたが、今年2月に心臓から血液を送り出す力が低下する「虚血性心筋症」となり、回復の見込みがなくなっていたという。

引用:産経新聞

まだ結果は出ていないにしろ

実はもう人間の臨床試験がアメリカでは始まっていたようです

それだけ、世間から必要とされている技術であることを感じさせられます。

特に再生医療

一部の組織を移植して身体障害を持った方の機能を回復させてあげるという点ではとても希望の持てます。

ただし、このまま技術が進み、人間の倫理観のバランスが崩れたらまるで手塚治虫のアニメ“火の鳥”の世界になってしまいそうな気がします。

 

あまり簡単に再生でできるようになってしまうのにも不安を感じるのは私だけでしょうか?

ここら辺の価値観。

難しいところですね。

 

ありがとうございます。

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