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エヴァンゲリヲンと宇多田ヒカル
2012.11.18|iwamura
な
なかい目の(7回目の)
ベ
ルで受話器を取ったキミ
と、歌った宇多田ヒカルさんファーストシングルから14年。
※以下youtubeはすべて宇多田ヒカルさん公式チャンネルより引用
彗星のように現れた少女でした。
声がとてもきれいでした。
外国で育ったひとの風を感じる、涼やかで色気のある、彼女のことばにシビれました。
しかし「受話器」とか「最後のキスはたばこのフレイバーがした」とか、
このへんの昭和な言い回しが、やっぱり日本最後の演歌歌手(ソウルシンガー)はこの人だったのかもしれないな、
と思わせるなにか要因になっていると思われます。
※大人になってから好きになったのは「First love」かなあ(変態発言)。16歳の女性に萌えたのは、この人とスケートの真央ちゃんぐらいではないだろうか。
※ただ、休止前の最後のシングル「Goodby Happiness」がとても可愛らしくて、このころが実は女の人として一番好きな感じです。特にこの人の小動物っぽい目がすきなんですよね(ご本人の脚本・監督による音楽活動時代最後のPVです)。
最後のソウルシンガーとして、その実績も燦然と輝きます。
※もう我が国のCD販売枚数として、彼女の記録は塗り替えられることはないでしょう。
1998年、当時15歳で作詞作曲のデビューシングル「Automatic」はいきなりのミリオン。
翌年、16歳で発売のファーストアルバム「First Love」売上枚数は全世界で990万を突破(日本で発売されたアルバムとしては依然としてトップ)。
かと思えば。
早々とblogなるものに手を出し、インターネットによる音楽販売や、それに合わせた無料ネット配信(youtube)を上手に使ったのもこの人が最初でした。
2007年、宇多田さんの楽曲年間ダウンロード数が1000万件を突破。世界で初めての快挙。
日本の音楽業界は良くも悪くも保守的な伝統芸能の一側面も併せ持つ世界であり、そんな自家中毒重文化の国で、「一番売っている」アメリカ育ちの彼女が率先してやってくれた事の大きさを、我々はいま再び噛みしめるべきなのかな、と思います(なんか超ファンぽいんですけど、会社としても、もの凄く恩義のあるアーティストさんなんですよね)。
ということで、2008年の「人間活動に専念します」宣言から4年。ついに彼女があの映画のこの曲で帰ってきました。
※カンヌ国際映画祭でグランプリ受賞の河瀨直美監督によるPVでございます。。。
☆宇多田ヒカル 桜流し 【エヴァンゲリヲン新劇場版:Q テーマソング】
赤ちゃんがおっぱい飲んでたりとか。
太陽と木々が輝いていたりとか。
前々作、前作ともにテーマソングは宇多田さんでした。そして復活もエヴァンゲリヲンです(公式Twitterも貞本さんの絵になってますね)。
おかえりなさい、宇多田さん。
あなたを待っていました。
さあ、今回の宇多田先生の歌声は、いったい映画のどのシーンで、我々のなかに「ふッ」と入って来てくれるのでしょうか。
その瞬間を楽しみにしながら、いよいよ今週末より、エヴァンゲリヲン新劇場版:Qが公開です。
観に逝って参ります!