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「不動心」~君は坂本博之の伝説を知っているか~

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2012.11.25|iwamura

君は、坂本博之を知っているだろうか。

彼は、孤児院で育ち、そして、世界タイトルマッチのリングに上がっていった。

2000年10月11日のこの日、

リングサイドには、孤児院からの応援団も多数訪れていた。

 

ボクシングでは最もその競技人口の多い、WBA世界ライト級タイトルマッチ。

小柄な日本人にとっては重量級であるこの階級。

過去10人が挑戦。チャンピオンはガッツ石松畑山隆則(はたけやまたかのり)の2名。

ただ、ノックアウト負けを一度もしていないのは、

坂本ただひとり。

 

二枚目でいかにも防衛6回のチャンピオン然とした畑山に対し、

29歳四度目の挑戦、角海老ジム坂本は「不動心」と背中に書かれた、真っ白なガウンを着ての登場である。

 

試合は、第一ラウンドから大荒れの展開(2000年のベストマッチとして選ばれている)。

沙羅曼蛇のレーザービームのようなストレートを次々繰り出すチャンピオン畑山。

開始1分で、早くも坂本のまぶたの上が切れる。

チャンピオンのストレートが何度も坂本の顔面にクリーンヒット。

もう左目は見えない。白いトランクスが、マットが、みるみる赤く染まる。

しかし坂本は倒れない。動じない。

いっぽう、坂本の強烈なボディブローもたびたびチャンピオンの身体をえぐる。

ボクシングでは一般に、後半、確実に効いてくるのがレバーへの重いボディブローであると言われる。

「ボクサーは、中盤を過ぎて、何を考えて闘うんですか。」

と、アナウンサー。

「そんなもん、なんも考えとりませんよ。身体が勝手に動いて。

とにかく闘ってる、無心で闘ってる、そういう状態なんだと思いますよ。」

と、解説はわれらが竹原兄貴

 

そして8ラウンド。

先につかまったのは坂本。

チャンピオンの強烈な右ストレート3連発、のちのワンツー(2発)。フックの連打。

あわやダウンと思いきや、ゴングに救われる。

 

9ラウンド。

「チャンピオンサイドからGOサインが出ました。」

ステップも軽やかに一気にたたみかけるチャンピオン。

まぶた、鼻血、耳からも出血し、フラフラになりながら血みどろの坂本。

しかし倒れない。

不動心。

 

試合は10ラウンドでフィニッシュする。

最後は強烈な重い右ストレート。

タオルが投げ込まれ、テクニカルノックアウト。

※以下youtubeよりタイトルマッチ。

いいんですよねえ。

これまでで一番テレビの前で叫んだタイトルマッチです。

人生は闘わないとメシが食えんよね。

と、いうことで、本日も不動心で闘ってまいります。

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