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全チャンネル録画機 Spider Zeroの特徴と欠点

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2008.08.05|iwamura

先日ここでお伝えした、TVの全チャンネルを録画できるレコーダー「Spider Zero」。視聴率の概念を変えるだけでなく、時間に縛られた「放送」という概念そのものを根本からくつがえす可能性に満ちた製品である。もう少し突っ込んだ形で、特徴と欠点を検証してみようと思う。

※製品の内容についてはASCII.jpの「全チャンネル録画機 SPIDER zero のツボ」を参考にさせていただきました。

地上波キー局のすべての放送をまるまる1週間「全録画」
SPIDER zeroで得られる新体験「録画予約の概念がないTV生活」。搭載する8つの地上アナログチュナー(VHF1~12ch、UHF 13~62ch)で、最大8つの局で放送された番組とCMを24時間休みなく録画し続ける。このSPIDER zeroが特異な商品であるのは、TV放送を全て録画してその番組のシーンを検索することが出来ること、ただそれだけの機能のみに徹している所だろう。

ネット常時接続で実現した、素晴らしい番組表
SPIDER zeroの最大の特徴はそのインターフェイスにある。ネット常時接続で実現した「番組表」は、例えば[プロ野球中継]が試合の都合で延長したとしてもちゃんと修正してくれる。DVDレコーダーなどでは、延長時間によっては中途半端な位置で番組が切れてしまって、続きを見るには次の時間枠を再生しなければならないといった操作になる場合もあるが、このへんの心配はない。

すごすぎるタグ付け検索機能とつながり検索
一般的なEPGには、番組名や放送時刻など基本的な情報に加えて、番組の簡単な内容や出演者などの情報が含まれているが、SPIDERのEPGには、一般的なEPGがフォローし切れていない詳細な情報が含まれている。 SPIDERのEPGには、番組の情報だけでなく放送されたCMの企業、商品名、出演タレント、BGMの曲名やアーチスト名 まで記録されている。つながり検索はこれらのメタ情報をキーにして、関連した全番組をCMを含めて一発で検索できる。また、そのインターフェイスが思った以上にサクサクと動くのが驚かされるところのようだ。

欠点その①:でかい&うるさい
ここまでベタ褒めのSPIDER zeroの欠点といえば、2.5TBのHDDを搭載しているので、筐体がでかく重量が15.4kgある。また、安定した動作を得るために、3基のファンが24時間回りっぱなしなので、けっこううるさいようだ。この欠点は、ハード的な限界としてしょうがないと思えるが、今後はストレージを小型メディアに変更する可能性も期待できるのではないかと、今後のバージョンアップに期待である。

欠点その②:地デジ放送に対応していない
SPIDER zeroの最大の欠点はここ。地デジ放送に対応していないのである。これはハイビジョンではなく、SD画質で保存されるため止むを得ない部分だ。1920×1080ドットのデジタル放送を見慣れた目には、720×480ドットの解像度では少々もの足りない。アナログ放送は2011年で終了してしまうので、3年後には使えなくなってしまう。もちろんデジタル放送対応版も登場してくる予定だそうなので、これも今後に期待。

欠点その③:まだまだ料金が高い
SPIDER zeroには、容量2.5TBの上位機種と1.3TBの下位機種があり、価格はそれぞれ39万9000円と29万4000円(→ビッグカメラ.com)。これ以外に毎月1050円のサービス利用料金も必要となる。

ネットとテレビの融合・・・新しいTV体験スタイル
Livedoorの堀江氏が声高に叫んでいた「ネットとテレビの融合」とは、木村拓哉さんがドラマで着けている腕時計をすぐに買える・・・なんてショボイ次元の話ではなく、このSPIDER zeroが実現する「新しいTV体験スタイル」にヒントがあるのではないかと予感させてくれる。現在は不法にYouTubeにアップロードされた動画を探し出して、著作権侵害の後ろめたさを感じながら、インターネット時代のTV体験を楽しんでいる。動画共有サイトに投稿する手法ではなく、通常のTV放送を正規に受信し、家にあるサーバに溜め込んで、好きな時に能動的に検索した番組を体験すればいいじゃないか。コンテンツをプールしながら、必要な箇所をつまんでいく必要に応じてピックアップしていく視聴スタイルは、裏番組もまとめてプールすることができるから、「視聴率」という概念自体が、今まで考えられていたような「ネガティブな衰退」とは違うベクトルで変化するのだろうね。

※:写真はアイ・オー・データ機器の地デジキャプチャーカードを8枚差して、地デジ8チャンネル全番組録画マシンを実現しようというもの(これは後日シミュレーションしてみたいね。)

参考WEB
全チャンネル録画機「SPIDER zero」のツボ
http://ascii.jp/elem/000/000/148/148480/

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