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2001年9月11日、ワールドトレードセンタービルの102分間、、、と「W」
2008.10.22|iwamura
今日は書評を。読書の秋ですからね~。
「9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言」
ビ ルが崩壊するシーンの強烈なインパクトのせいもあって、我々は飛行機の衝突後まもなくビルが崩壊し、中にいた人の大半が犠牲になったと考えがちだが、実際 には最初の飛行機が衝突してから崩壊するまで102分間にわたる猶予があり、最初の衝突時にビル内にいた1万4,000人以上の人の多くが自力で、あるい は、献身的な他の人の助けを借りて建物の崩壊以前に避難を終えることができた。
上記生き残った14,000人に対して、
しかし、
犠牲となった2,749人の内、147名は2機の旅客機の乗客である。600名弱が両機が突入したフロアにいて即死したと見られる。412名は現場に駆けつけた救助隊員である。残りの1,500人以上は飛行機の突入後も生存していたのに、建物の崩壊前に避難できなかったために死亡した。
ということらしいんですよね。
この本を読むと、何が彼らの命を奪ったのか。そして同じような状況を、どう切り抜けるか。が書いてある、かもしれません。
しかし。
そもそも。
そもそもの原因は何で、そして、なされた対応は正しかったか?
その後あのような形でテロが戦争へと発展し、そして、また多くの命がこの世を去りました。
ちょうど上記「9.11」のエントリーが人気を博す昨日夜、同時に発見した(いつもの)映画お勧めエントリーもおもしろかったので、一緒に載せておきます(悪趣味かなー)。
TBSラジオ『ストリーム!』、町山智浩が担当する毎週火曜日午後2時の『コラムの花道』、本日はオリバー・ストーン監督のブッシュ大統領の伝記映画『W』の日本でいちばん早いレビューをお送りします。
これはオリバー・ストーンが単にブッシュを叩くための映画ではなかった。
しかし、オリバー・ストーンは、自分と同じ年で、同じイエール大学の学生で、同じく強い父親の支配下で苦しんだブッシュに対して、自分の分身を見るような共感を込めた、同情的とすらいえる描き方をしている。
由緒正しいブッシュ家の長男、W(テキサス訛りでダブヤと読む)こと、ジョージ・W・ブッシュは何をやらせてもダメなボンボンだった。
高校の成績はBばかり、親が裏口入学させたイエール大学でも酒飲んで暴れてばかりで警察に逮捕される。
68年、ベトナム戦争は激化したが、ジョージは父のコネで州兵になることで徴兵を逃れた。父は第二次世界大戦のパイロットだったが、ジョージのパイロットの適正テストの結果は最低レベルだった。
政治のことは何も知らなかったがカール・ローヴらスタッフのサポートで州知事から大統領になったブッシュは、ずっと自分を認めてくれなかった父を見返すために、父が出来なかったことをしてやろうと考える。それはイラクのフセイン政権を滅ぼすことだった。
本も、映画も、どっちも哀しい話なのかな、という気がします。
死ぬことも、そして、生きることも時には哀しい。
そんなとき!!!!!
そんなときこそ!!!!!
生きる勇気を与えてくれる弊社マガジンページ連載!「ぼくらの夢のかなえかた」をぜひごらんください!!!!!
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☆今日は、「書評」でも、「映画評」でもなく、「広告だった」というオハナシ。