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「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る
2008.11.14|iwamura
「機動戦士ガンダム」の監督、富野由悠季さんのこのインタビュー、重くてずっとここには紹介しなかったんですけど(笑)、昨日の記事でガンダムが取り上げられていたことですし、週末前に一発。
※富野由悠季(とみのよしゆき)さんウィキこちら。この人の作品みてない男子いたら一歩前に出ろ!という、ある意味「神」でありますね。。。
「機動戦士ガンダム」の監督として知られる富野由悠季さんが10月27日、「東京コンテンツマーケット2008」(独立行政法人・中小企業基盤整備機構関 東支部主催)のトークセッションに登場し、「プロフェッショナル・クリエイターの条件」というタイトルで自らの“プロ論”を披露した。
いや、これ超スゴイですよ。
引用多くなりますけど超スゴイです。
CGで独自のものが作れるわけがない
みなさん方の時代は不幸だ。コンテンツマーケットの会場にはCGを使った作品が多いが、同じソフト使ってたら独自の物は作れるわけないと思う。みなさんはそう思ってないでしょうが。
食えるための方法は、時代に振り回されたらダメですよ。左右のブースと似たようなことをやっちゃだめ。「自分のは独自性があります」と言うかもしれないが、お前程度の価値基準で独自性があると思っちゃダメなんだよ。所詮(しょせん)それはコピー。
まわりの1万人をぶっ倒す。それぐらい力のある、それこそ“コンテンツ”を作るにはどうしたらいいかというと、いやぁ、コツコツやるしかないですよ。それだけ。おしまいです。
このへん、まだまだ導入です。1/10ぐらいですが。
でも、いきなり「おしまいです。」って言われても。。。
以下に、親切な(?)詳細説明のインタビューが続きます。
11、12歳まで好きだったものにこだわれ
重要なモーメントは、他人のコピーになってしまうかどうかは、その人が本性的にもってる指向性や方向性に合致しているかしていないかです。11、 12歳ぐらいまでにあなたが好きだったものにこだわれ、ということです。その延長線上にあるものと今やってる仕事がフィットするとかなりいい所に行くだろ うと言えます。 「ちょっと好き」は認めません。
「初心に還れ!夢に還れ!」は、ROCKETWORKSの魂のインタビューにて、ドラゴンクエストプロデューサー「市村龍太郎氏」も言っていた事でしたね。。。
そして!
フィールドを手に入れよ
一番目指さなくちゃいけないのは、34~35までに、40になってもいいと思うけど、パートナーを見つけるべきだということです。もっと重要なのは、その人とキャッチボールができるフィールドを手に入れていくこと。 ビジネスを大きくしたいなら、そこで必要なのはチームワーク。悔しいけど相手の技量を認めるということです。
自分が手の届く範囲のことを一生懸命やれ
宮崎駿さんがある講演会で言っていた、同じことを言わせてもらいます。「自分が手の届く 範囲のことを一生懸命やることが一番の宝だ」というのは本当だと思います。年寄りの忠告になるんですけど、それを信じてやってほしい。どういうことかとい うと、男の人に特に言うが、エロサイト見てる暇あったら自分の技量を磨け。
志は高く持て
自分は今ここにしかいない。残りのリーチをなんとしてもはい上ってみせるという覚悟が必要。覚悟というのは気合いではなく、毎日毎日階段を上って いくという作業でしかない。これが原理原則です。
そういう反問の中で、10年後か15年後ぐらいにヒットするタイトルなり物語なりを作るのがちょうどいいと思う。こつこつやってると10年ぐらいすぐ。こんな不景気だったら死ぬかもしれない。だが運不運はついて回ります。それは変わりませんから覚悟して下さい。
これだけ歯切れのいいインタビューはぼくは初めてでした。
彼の魂が、多くの少年(小生含む)の魂を動かし、今も動かし続ける理由がわかる気がします。
しかし、神の言葉は人間の当り前の言葉だった。「覚悟」した上で、「毎日コツコツ」やるしかない。ですね!「当たり前」ですけれどね。
コツコツ最後の金曜日。夜までコツコツやりぬきましょう☆
占いの結果——————————————————— あなたは ゲルググ です。 ●説明: 感受性が鋭く、思いやりがあるタイプ。人に対して母親のような愛情を示す人である。常に、周りの人のことをよく考えている。同情心のある人である。
努力家で、安全第一主義である。ただし、自分が正しいと思うとそれを絶対に曲げない頑固さも合わせ持っている、そうとうな強情者。
やったあおれ超かっこいいぜ!(認めたくないものです。若さゆえの過ちは。)
☆きょうのおまけ
みなさん良い週末を~☆