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ドラフト指名>入団拒否とはいかほどの覚悟か
2008.11.26|umiushi
何の競技でもそうですが、プロになるのは大変な難関です。僕は野球が好きなのでその話になりますが、千葉ロッテマリーンズから2位指名を受けた、ホンダの長野(ちょうの)久義選手。どうも入団拒否の方向に動きつつあるようですね。
読売ジャイアンツに入りたいからだそうですが、実は彼、2年前にも北海道日本ハムファイターズから4位指名を受けながら入団拒否。
入団すれば定期的にハムが送られてくるのに・・・もったいない
ドラフト制の問題点とか職業選択の自由あーだこーだとか入団拒否の是非とかは面倒くさいので、長野・ロッテ・巨人・日ハムの誰一人ルールを破っていないことだけ指摘しておきます。
彼はもう社会人なので、今年拒否しても来年またドラフト対象選手になれますが、それにしても巨人に入りたいがために3年も待ったらすごいですよね。野球機構の選択手順によると、
(前略)各球団は10名まで指名できる。ただし、他球団がすべて選択し終えて全体で120名に達していない場合は、11人目以降の指名も可能。(後略)
一度にプロに入れるのは最大で120人。もはや難関ってレベルじゃありません。指名されただけでもすごいことなのに、さらに希望球団を絞るってのは雲の上の話ですが、強いていえば高校や大学受験のニュアンスに近いんでしょうか。
プロならどこでもいいっす ≒ 滑り止めも受ける/複数校志望
~ズじゃなきゃ行かない! ≒ 特定の大学もしくは学部のみ受験
って感じですかね?それにしたって全国で年に120人(しかも最大で)しか入れない分野なんてそうそうないでしょうけど。
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ちなみに、長野選手が騒がれるのは、やはり希望球団が巨人だからってのも大きいと思います。たとえばロッテの指名1位の木村雄太選手。彼もまた2年前に横浜ベイスターズを蹴り、今回あらためて意中のロッテから指名されました。彼は他球団と競合しなかったのもありますが、それほど話題になってません。
ロッテ選手の子供は、ビックリマンもらい放題で羨望の的だったとか
巨人一極集中が弱まり、選手の側に「ロッテじゃなきゃヤダ」って人がでてきたのはよろこばしいことです。
・・・なんですが、さすがに「ロッテ行きたい」は横浜の指名を蹴る理由として弱いというか、斜め上な気もする、楽天ファンのわたくしであります。