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世界三大珍味のひとつを食べてきた
2008.12.02|umiushi
キャビア、トリュフと並び称される、世界三大珍味のフォアグラを食べてきました。とは言ってもレストランで自分から選んだわけではなく、友人の結婚披露宴で出てきたんですけど。金あるなアイツ。
写真を撮ってないんですけど、なんかこんな感じでした。結婚おめでとう、M。
ところで三大「美味」ではなく「珍味」なのがミソでして、独特の風味があり、食べてる途中で「あ、俺レバー苦手だった」ということを思い出しました。
たとえばキャビアも魚卵ですから、イクラとかスジコとかカズノコが苦手な人はダメだそうですし、トリュフもクセがあるらしく、キノコ苦手な人は食べられないって言いますね。
(評価が伝聞なのは高価ゆえ僕が食べたことないからだとお察しいただいてですね)
誠に現金なことに、上等のレバーは問題なく食べられるので、美味しく頂戴した次第です。しかし冷静に考えればこれほど残酷な食べ物もないですよ。
フォアグラ(Wikipediaより)
フォアグラ(仏:Foie gras)は、必要以上にエサをたくさん与える(強制給餌/ガヴァージュ 仏:gavage/英:en:Force-feeding)ことにより、肝臓を形成する肝細胞に使われない脂肪が蓄積する過程で、どんどん肝臓の一部が脂肪に置き換えられていく状態「脂肪肝」を人工的に作り出したものである。通常ガチョウまたは鴨が使用され、世界三大珍味の1つに数えられる食品である。
・・・脂肪肝ですってよ。だから、
フォアグラの生産はガチョウの強制給餌を伴うため、動物虐待に当たるとして生産や販売を禁止する動きが広がっている。
そうです。
でも、これはこれで立派な食文化ですし、家畜や家禽なんてどのみち人間のために改良された存在なので、あんまり文句つけるのもどうかと思うのです。
・・・もっとはっきり言いますと、たまに美味しいもの食べて幸せになれて、それで社会が平和になるなら、ガチョウくらい虐待したっていいじゃねえかと。フォアグラ発祥の地、フランスの国民議会は、
フランスが世界でフォアグラの80%以上を生産していることを指摘し、保護すべき仏文化、料理の貴重な遺産であると宣言。カモやガチョウの強制肥育についても、他に方法はなく止むを得ないとして、擁護する姿勢を鮮明にした。
だそうです。僕も決してフォアグラが美味しかったから擁護するわけではありません。
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ちなみに動物虐待と聞くと、つい真逆の菜食主義が頭に浮かんでしまうのですが、
動物虐待どころではない、シャレでは済まないこの方も菜食主義者だったとか。
色々と待てやコラ、って感じであります。
カテゴリ:ご飯