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泥火山で“メデューサ”・ワームを発見
2008.12.11|umiushi
ワームというとミミズみたいな細長い生物の総称ですが、それにしても粋というかしゃれた名前つけますね。西洋では神話って身近なんでしょうかね。
海底で新種のチューブワームが発見された。その姿形を発見者のアナ・ヒラリオ氏は、頭髪をヘビに変えられた伝説のメデューサに例えるが、もちろん見たもの を石に変えてしまう目は持ち合わせていない。控えめなヒラリオ氏は、少なくとも1種にはギリシャ神話のその怪物にちなんだ名前を付けようと考えている。
ナショナルジオグラフィックより。しかし同時に、
ヒラリオ氏は、同じ遠征調査で発見した別種のワームには既に「Bobmarleya」という名前を付けている。そのワームのドレッドヘアのような姿形を見て、ジャマイカのレゲエシンガー、ボブ・マーリーを思い出したからだという。
というのは、控えめとか関係なく青春爆発な感じで押忍であります。
閑話休題。メデューサというと、頭髪がヘビの魔物ですね。姉妹にゴーゴンがいますが、実はゴーゴンの名前がついた生き物もいるようで。クモヒトデという、ヒトデに近い仲間の一種のコチラ、
テズルモズル属、Gorgonocephalus
属の名前がギリシャ語だかラテン語で、そのまま「ゴーゴンの頭」って意味だとか。
・・・尤も日本の一部の漁師さんたちは「アデランス」などと呼んでるという話もありますが。
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気色悪い生き物がつづいてしまったかもしれません。が、せっかくなので究極に気色悪い「ワーム」を。
ゾンビワーム!
ギャグでもゲームのモンスターでもなく、本当に通称ゾンビワーム。まず見た目が「ワーム」でキショイ。ゴカイの仲間です。2年ほど前、新江ノ島水族館で展示してました。
しかしなにより気色悪いのがその生態。死んだクジラなどの骨にしか生息しないというとんでもない生き様が炸裂。下の白いの、実際にホネです。ゾンビというか、ネクロマンサーって感じもしますね。
・・・そして朝っぱらから気色悪くて申し訳ない。食事中のかたごめんなさい。
カテゴリ:科学