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リアルな骨格と腱を持つ「人型ロボット開発」☆
2012.12.28|shiozawa
“人型ロボット”といえば有名なのがHONDAが開発した“ASIMO”。
まるで人間のような動きをするASIMOを最初に見た時も非常に驚きました。
しかし、近年開発しているロボットはさらにリアル。
“骨格や腱など一つ一つの動きが忠実に再現された人型ロボット”が東京大学の情報システム工学研究室を開発しているようです。
名前は“人体模倣筋骨格ヒューマノイド 腱志郎”。
膝を曲げた後に一緒に腿(モモ)が若干動くあたりなど特に人間そっくりです。
この腱志郎は人間のほとんどの主要な筋肉を反映しており、
脚に50、幹に76、肩に12、首に22で合計160もの筋肉に似せた滑車が使用されている
引用:Gigazine
とのこと。
さらに身長158cmで体重50kg。
とこういったところまで人間とそっくり。
忠実に再現されています。
そんな人型ロボット
もちろん開発しているのは日本だけではありません。
スイスのチューリッヒ大学でも同じような人間の骨格や腱が再現されたちょっぴり可愛いロボットを開発しているようです。
こちらの名前は“ROBOY”
こちらは2013年3月にお披露目をする予定で、9ヶ月という短期間での建造プロジェクトが現在進行形で動いており、実現に向けてクラウドファンディングによる出資を募っています。
引用:Gigazine
すでに骨格やパーツは完成されたような感じ。
まるでプラモデルを作っているかのような仕上がりです。
手しか動いているシーンがないので3月の完成までお楽しみのようですが、ぜひこちらも見てみたいですね。
それにしても同じように大学が開発している“人型ロボット”なのに
制作目的というか、スタイルが全くちがってみえてそこも非常に面白いです。
東大は
“いかに人間により近いものをつくるか”
といったところにこだわっている感がプンプン感じられ、いかにも日本の研究室らしい雰囲気です。
それに対し、チューリッヒ大学は
“いかに効率よく、より多くの出資者に興味をもってもらえるか”
といった雰囲気を感じます。
最後の
さらに
“Roboyをあなたの友達に”
にくいですねぇ。
どちらもすごく目的がはっきりしていて見比べてみると実に楽しいです。
文化というか国民性がこういったところにも出ています。
とにかく、どちらも完成品を見るのがとっても楽しみです。
ありがとうございます。