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オシムの言葉。
2010.07.01|iwamura
岡田監督の談話が伝わってきております。
真っ白になった男の言葉。彼の仕事、熱かったです。しかと見届けさせて頂きました。
さてそして、岡田監督以前、日本代表監督だった、哲人イビチャ・オシム前監督の言葉も熱かったので、ワールドカップネタ〆で、本日はお送りします。
このヒトがどういうかたかというと、wikiで詳しいので一部抜粋。
質問者が不用意に「走るサッカー」について質問すると、オシムは「サッカーで走るのは当たり前です」と切り返す。そうした場面が多々見られるように、彼の言葉はサッカーが哲学的に語られる。
※wikipediaより抜粋
このひと、旧ユーゴスラビア監督だったんですよね。紛争を繰り返し、国がガチャガチャしてたときの。
ワールドカップイタリア大会、ベスト4をかけた対アルゼンチン(マラドーナ現役時代)戦。日本と同じように、PK戦まで勝負はもつれこんだ。
選手たちは、2人を残して、全員がスパイクを脱ぎ出した「敵対する民族が見守る前でミスしたら、俺は国に帰って殺される」。
選手に笑顔で語りかけ、キッカーを指名し、ロッカールームへ消えたオシム。
2年後、戦争がはじまり、祖国は崩壊。監督も同時に解任。
どん底の中、サッカーで闘い続けた経験を持つ名将です。
1990年イタリアワールドカップ、ベスト8。
(試合前のスタジオにて)
ひとつ大事なことを申し上げたい。
カメルーン戦のあと日本代表のメンタリティが変わった。
そして相手が日本をリスペクトするようになった。
試合前にリスペクトされるかどうかは大変重要なことだ。
相手がこちらをリスペクトすれば、試合開始からこちらに主導権がある。
逆に日本は、必要以上にパラグアイを恐れないようにしなければいけない。(ハーフタイムのスタジオにて)
率直に言ってがっかりだ。
ミスをしたくないという恐れが見て取れる。選手がかたまっている。
このままいけば、ああすればよかった、こうすればよかったと後悔することになる。
ディフェンスはしっかりしていた。前からもプレッシャーをかけて、
球際も強く、こぼれ球もよく拾っている。
ただ、こぼれ球を拾ったところからチャンスにつなげることができない。
アイデアが足りない。
リスペクト論、仕事でも言えることですね、わかります。
ただ、ハーフタイムのコメントは、サッカー先進国指導者だった彼のコメントは辛辣。岡目八目といったところか。
そして、、、
(試合終了後のスタジオにて)
未来と言うものは過去の出来事から創られる。
きょうの試合は、将来やってはいけないことの見本だ。
きょうの試合を一言で言えば、自分たちが成し遂げたい一歩先のステップと、
現在自分たちがいる場所との間の、中途半端な地点で終わってしまった試合だ。教訓をどう引き出すか、
このワールドカップで日本は自信を手にした。
ワールドカップの予選突破ではなく、本大会でどこまで勝ち進められるか、
それを目標にしたトレーニングが必要だ。Jリーグで、良いプレーをすることだ。
Jリーグでもっと走る。
Jリーグでもっとリスクを冒す。
そうでなければ代表だけが短期間で勇気を身につけることはできない。
Jリーグのレベルアップをしなければ、代表のレベルアップはない。
スタジアムを満員にしようではありませんか。※「きょうのオシムと世界標準」より抜粋(部分略)
ごもっとも。
全ては底上げから。基礎から。
代表だけが、強くなろうと思っても、今日だけ、強くなろうと思っても、それは無理。積み重ね、ですね。
お時間ある方は動画もどうぞ。この人の言葉には、いろんなヒントがある。
さて、今日は弊社も勝負の日。
積み重ねたものが活かせるかな?
がんばります。
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