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羽のない“風力発電”☆
2013.04.05|shiozawa
こんにちは。
今日は今までに見たことのないような面白い発想の発電をご紹介☆
最近はだれもが知っている“風力発電”。
そんな風力発電のイメージといえば、風車のように大きな羽がグルグルとまわって発電する装置をイメージしますね。
羽は風力発電の命。
ところが、その肝心な羽のついていない風力発電が研究されています。
その今回初めて、設置された羽のない風力発電“EWICON”。
■羽根も可動部もない風力発電「Ewicon」
風力タービンの大半は、風のもつ運動エネルギーを羽根を回す機械的エネルギーに変え、その羽根の回転で電気エネルギーを生み出すことで発電する。
これに対してオランダのデルフト工科大学で開発されている「Ewicon」は、風力エネルギーから直接電気エネルギーを生み出すことができる。
Ewiconとは静電風力エネルギー変換器(Electrostatic WInd Energy CONverter)を略したものだ。
引用:Wired.jp
この原理説明の動画がこちら。
なるほどです。
この上の画像のように電荷をもたさせた霧を風の力で運んで、電位差の大きい方へ運ばせる。
この手前の鉄の棒に霧が接触すると発電するようです。
面白い発想ですね。
ただ、研究段階ですしエネルギー効率や発電量などはまだ公表されていないようです。
音も立たず、動かないので壊れにくそうですし、形状も選べる。
設置できる可能性も広そうです。
そんな将来設置された時のイメージ図がこちら。
最近は風力発電の事故もあり、“風力発電で効率悪いし、壊れやすいしどうなの?”といった声もあります。
■風車1基50メートル落下 伊根・太鼓山風力発電所
京都府は13日、伊根町に設置している太鼓山風力発電所で、風車1基の先端部分が高さ50メートルから羽根や発電機ごと落下した、と発表した。
落下部分は重さが計約45トンあり、羽根は長さ25メートルで3枚あったが、付近に人家はなく、けが人はなかった。府は原因を詳しく調べている。
引用:京都新聞
確かに、たまに風力発電の風車を見かけることがありますが、回転せず、止まっている事がよくあります。
はたして新しい“風力発電”の形になることはできるのでしょうか。
楽しみです。
ありがとうございます。