Mykoちゃん、Cたん


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共通番号制度が、なんか不快だと思う皆様

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2013.05.15|nakano

今は昔ほど政治に無頓着ではありませんが、
なんかこう難しい言葉が多くて、
なかなか積極的になるのは、一歩気が引けてしまうところがあります…

ですが、アニメのように奇想天外だったり、
映画のようにスマートでスタイリッシュな内容でしたら、どうでしょう?
ちょっと興味湧きますよね!

恥ずかしながらこの社会的話題が、日本ではもう三度目だという事も先ほど知りましたが…

老若男女みなさま、『共通番号制度(マイナンバー)』はご存知でしょうか?

 



アマモ場様より

 

簡単にご説明してしまいますと、
国民一人一人に番号をつけて管理する、という制度。

 

これだけ聞くと、
「え?どうしてそんな囚人みたいな事されないといけないの?」
と感じる人もいれば、
私のように、
SF映画のような近未来がとうとう来たね~と感じる人もいるかと思います。
映画の中だけで、人ごとのように感じていましたが、
こんな身近に来ると他人事ではなくなります。

社会保障サービスの充実と徴税の効率化を図るため、国民全員に番号を割り振る共通番号制度関連法案(マイナンバー法案)は10日午前、参院で審議入りした。
今国会中に成立する見込みで、政府は2016年1月の利用開始を予定している。
趣旨説明と質疑を行う同日の本会議には安倍首相も出席、「個人番号を民間で幅広く利用できるようにし、成長戦略に結びつけることが重要という意見もある」と答弁し、利用範囲の拡大に言及した。法案が成立した場合、政府は15年秋に全国民に個人番号をふり、16年1月以降、IC(集積回路)チップの入った顔写真付きの「個人番号カード」を希望者に交付する方針。カードを提示すれば、失業手当など社会保障の給付を申請する際に納税証明書などの書類を提出する必要がなくなる。
yahooニュース様より

共通番号制度のメリットとしては、ニュース記事にもあるように、
役所の申請がスムーズになったり、
部門ごとに異なっていた個人情報管理が統一化され、
納税・課税の管理がしやすくなる、等管理する上での簡略化・一貫化を図っている。

ここで、
どうしてそんな事しないといけないの?と思った方の大半はきっと、
「なんか嫌だから」という不快感が理由ではないかと思います。

メリットをメリットとして理解した上で、
正直なところ、我々庶民への直接のメリットは何もない。
役所が管理しやすくする為に、どうして番号なんかつけられないといけないんだ!という意見が出て当然だと思います。

英国では、人権侵害が問題となり、既に「国民IDカード」制は、廃止の方向に向かっています。
米国では、可視化できるマイナンバー制により、「なりすまし」や「番号売買」など、犯罪の温床になっています。
情報コントロールが出来ずに、「なりすまし天国」と言われるほど、国も対策出来ずにいるようです。

日本での利用範囲は、アメリカ・スウェーデン型のように多岐にわたる案が示されているようだが、個人の資産・収入、健康状態が外から透けて見えてしまえば、 我々の気質からして、人を値踏みしてしまう可能性は否定できないだろう。そうなれば、プライバシーが保たれないばかりか、人間の尊厳も危うい。 加えて、なりすまし犯罪との絡みもある。国家権力の増長、末端で個人情報を収集する各種団体・組織の国家への追随も気になる。導入は、国家の理想であり国家としての悲願だろう。 しかし、それらを考えると「いや、待てよ」ということになる。
でんひろイシダ様「時の話題」より


そこまでは考えてなかった…
日本人の気質から、値踏みが避けられないのは確かな可能性でありますし、
犯罪云々の前に、番号管理において、モラルが崩壊していくような危機感さえ感じます。

う~ん…難しい…

国民の利益を考えた場合、そして、人種・民族・国を超えて存在する人間の倫理的水準を考えた場合、精神文化面では未だ発展途上にあるであろう21世紀社会にあっては、 制度そのもの・その存在意義を優先するよりも、国民・個人の利益を優先した社会にすることが、我々の最も理にかなった国家政策ではなかろうかと思われる。 時には、利便性よりも、多少不便でも、我々の能力に見合った制度のあり方を考え、それを正しい方向に導いて行くというのが、 人間の人間たるゆえんである。逆に解すれば、それすらもわからないようであれば、人間とは言えなくなる。


そう倫理的観点から話をされると、技術の進歩は元も子もない。

行く末はロボットが人の仕事を奪って、職業難が訪れる。
コンピューターの情報処理能力に人間は勝てない。
そのうちDNAから一貫性の管理社会になり、言論の自由や信教の自由を奪われて、平等と呼ばれる機械的人間社会となる。

公開中の映画『プラチナデータ』


DNA捜査によって検挙率100%、冤罪率0%になった近未来の日本を舞台に、DNA情報「プラチナデータ」によって犯罪に巻き込まれ、容疑者となった警視庁特殊捜査機関の天才科学者と、それを執拗なまでに追う刑事の攻防を描いた作品。
Wikipediaより

DNAによる完全管理社会への警鐘を鳴らす東野圭吾氏の小説。
邦画の近未来SFとして、未だに話題ですね。


人工授精やフリーセックスによる家庭の否定、条件反射的教育で管理される階級社会――かくてバラ色の陶酔に包まれ、とどまるところを知らぬ機械文明の発達が行きついた“すばらしい世界”!人間が自らの尊厳を見失うその恐るべき逆ユートピアの姿を、諧謔と皮肉の文体でリアルに描いた文明論的SF小説。
紀伊国屋書店様サイトより

オルダス・ハックルレーの1932年に発行された有名なディストピア小説『すばらしい新世界』。
SFとは見栄え良い言葉ですが、
人間道徳心理論のような、ホラーより怖いではないですか…

デメリットは探そうと思えば山ほどありますが、
危機管理能力が必要なのもまた事実。

ただ、共通番号制度によって、
管理の為に莫大なお金が動き、情報システムを主とした企業は、
こぞって身を乗り出し、一攫千金を狙っています。
整備費用は1兆円規模とも言われております。
それだけの大きな事業に取り掛かるともなれば、経済的に潤うところが出てきて、役所もしばらくは忙しくなりますね。

技術の進歩に関して、以前記事でも取り上げているように、
進化が幸せに繋がる…と限ったわけではありませんが、
デメリットを探すばかりではなく、新しい物を受け入れられる人間として、
こちらも進化が必要だと感じます。

以前読んだ『東北地震』関連のブログで、
「意外と見えないところで国は動いている」
「正しい事をしていると思っている人を止めるのは容易ではない」
という、被災者支援に関しての善悪が、私にとっては衝撃の内容でした。

こんな時代だからこそ、自分以外に『人を信じてみる』…というのも悪くないと思いますよ?


ありがとうございました。

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