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ニコ動「IKZO降臨」の真相 本人は超ノリ気!~「著作権」について~
2008.08.04|iwamura
ニコ動「IKZO降臨」の真相 本人は超ノリ気!という記事より。
吉幾三氏の「俺ら東京さ行ぐだ」は、日本で初めてブレイクしたラップと言ってもいい曲だ。 今年の4月頃からこの曲のラップ部分をサンプリングし、ほかの曲と組み合わせた(マッシュアップした)動画がニコニコ動画やYouTubeに相次いでアップロードされた。その後、「IKZO」シリーズなる一大ジャンルを築いている
とにかくすごいんですよね、「カッコイイ」し(笑)。下に一番人気をあげておくので、残業中にでも是非(音が出ますから~)。
ニコ動(オリジナル)で見るとこんな感じですね。突っ込みが面白くはあります。慣れれば(笑)。
ことの発端はニコ動内でIKZOブームが起こった4月にさかのぼる。最初にアクションを起こしたのはドワンゴ側だった。吉さんの事務所を訪れたドワンゴのdwango.jp事業本部事業企画部、田中隆介氏は当時をこう振り返る。
「まず謝りに行きました。吉さんの事務所の方に、ニコニコ動画内でこんなこと(著作権を侵害しつつも一大ブーム)になってしまっていると報告したんです」
そうですね。「著作権」は難しい。だって「勝手に」作っちゃってるわけだし。でも、大事な、考えてゆくべき問題です。
いい悪いではなくて、事実として、著作権で飯を食っている人たちがいる。そして、著作権の存在が、日本の芸能界や音楽界を守り、発展させてきた歴史は無視できない。
しかし、歴史は、常に明日へ、グローバリズムへの波の中で進行している。
実は吉氏は、このコンテンツ化の話があるまでIKZOブームのことを知らず、実際にニコ動を見てみたという。 「それでも吉さんはニコ動のIKZOについて『若い人の考えることは面白いね』と言ってくれました。『これだけの人たちが楽しんでくれているのはとってもありがたい。どんな形であれ、曲が歌い継がれていることはいい』
「著作権問題」が叫ばれる中、両者(権利者と使用者)が理解し合うために、ひとつの歴史的な出来事だと思う。
解り合いたい。「みんな」にメリットあるやり方は、必ずあるはずだと信じたい。
もちろん、吉さんの曲は、吉さんだけのものではなくて、事務所や、つくってくれた人や、流してくれた人や、売ってくれた人のものだ。
しかし同時に吉さんの曲は、作った人、流した人のみならず、ずっと好きで聞いてくれていたファンや日本人のものでもあると思うのです。
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