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世界は地獄を見た。
2010.08.07|iwamura
原子爆弾投下から65年。
ついにアメリカ大使による広島記念式典出席です。これは非常に大きな人類の前進です。
■広島「原爆の日」、米代表が式典に初参列
広島は被爆65年の「原爆の日」を迎え、犠牲者の追悼と平和への祈りに包まれています。平和記念式典には、原爆を投下したアメリカが初めて参列。核保有国のイギリス、フランスもそろった初めての機会となりました。
「私たちはともにグラウンド・ゼロ(爆心地)から、グローバル・ゼロ(大量破壊兵器なき世界)を目指す旅を続けています。それ以外に世界をより安全にする道はありません」(国連 パン・ギムン事務総長)
「今こそ、日本国政府の出番です。核兵器廃絶に向けて先頭に立つためには、まずは非核三原則の法制化と『核の傘』からの離脱」(広島市・秋葉忠利市長)
このことについて菅総理は式典後、こう切り返しました。
「核抑止力は、わが国にとって引き続き必要」(菅直人 首相)
(06日17:55)
※毎日放送さんより抜粋(部分略)
三歩進んで二歩下がる。それでも、大きな一歩です。
小生は、成人してから広島平和記念資料館へ足を運びました。
ただただ、涙が流れました。
同じように泣いている小学生や、外国人の方がいらっしゃいました。
怒りや恨みに満ち溢れた空間というよりは、極めて整然とした、物語に包まれた空間であったように、記憶しています。
行った事のない方は、プロパガンダとかでは決してないので、一度足をお運びになることをお勧めします。そこでの感想が、非なら非でも一向に構わない。ただ、見てほしい。そういうことがあったのだ、という事実を知ってもらうだけでいい。
以下、NHK映像の世紀さんyoutube画像です。直ぐ消されちゃうと思うので、見れる時に、見てほしい。
言葉が、もう出てこないです。
※NHK映像の世紀、DVD購入はこちら。ダウンロード視聴はこちら。
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戦争経験の良し悪し、原子力使用の良し悪しではなく。
ただ、唯一の被爆国として、日本には「言い続ける」責務がある。人間は忘れやすい。愚かである。弱い生き物である。それを前提に、日本人として、闘い続けねばならない「人類、世界における語る役割」が、明確に存在すると考えます。