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プリキュア人気の秘密。
2010.08.10|iwamura
なるほどなー。プリキュアそんなにすごいか。
のニュースをまず一本。
現在、7月30日(金)より販売しておりますハッピーセット「プリキュア/プラレール」がお客様に大変ご好評いただいており、一部店舗にて予定より早く商品をご提供できなくなる可能性がございますため、マクドナルドでは、ご来店いただきましたお客様にご満足いただけるよう、次回販売するハッピーセット「スマイルポンプ」を、当初の販売開始日から2日間前倒しした8月18日(水)より、全国のマクドナルド店舗にて販売することにいたしました。
※日本マクドナルドニュースリリースより抜粋
ハッピーセット品切れ!
マクドナルドが凄いのか、プリキュアが凄いのか、まあ「どっちもすごい」というところが本当のところなんだろうけれども、確かにちょっと良さそうなんだよな。
スイッチを押すとちゃんとキラキラ光るとか。
フタをあけると、プリキュアの変身する音がながれるとか。
やっぱり「光る」「鳴る」はおもちゃの楽しい要素だよな。ハッピーセットでここまでやってくれる本物感が嬉しいですね。
※男子向けのハッピーセットも光ったり鳴ったりするぞ!個人的には「ドクターイエロー」が欲しいぜ!
プリキュアが7シリーズ(7年目)に至る理由について、ちょっとオジサンな観点から、PRESIDENT(!)がビジネス分析していてウケたのでそれも覗いてみよう!
デフレ不況に加え、少子化という構造的問題性を孕みながらも、キッズ・マーケットはそのやり方いかんで、大きな成果を挙げることができる。このことを如実に証明してくれたのが、女児向けアニメの「プリキュア・シリーズ」である。
なぜこのアニメがここまでヒットしているのか考えてみたい。
「女の子も暴れたい」
逆転の発想からヒットが生まれたこのキャラクターをつくり出したのは東映アニメーション企画営業本部プロデューサーの鷲尾 天(たかし)氏である。
氏が番組スポンサーから出された要望は「女児向けの作品をつくってほしい」とのこと。仮面ライダーやウルトラマン世代の彼は、とりあえず変身してアクション(戦闘)するものだと、「カッコいいだろう」という発想で、企画を練ったそうだ。最初の「ふたりはプリキュア」の企画書のコンセプト欄に「女の子だって暴れたい」と書いたそうだ。その根底には幼児には、男女差がほとんどないとの考えがあったからだ。
未就学児童は男女差なんてない!元気元気がコンセプト!いいですねー。
そして、そんな女児をターゲットにすると、必然的に作品作りにルールも生まれてくる。
暴力、水着はNG
女児目線を徹底する「小さなこだわり」プリキュア・シリーズには、独特のこだわり──これは基本ルールと言い換えてもいいが──がある。
例えば顔面への攻撃はしない。水着や下着は見せないなどだ。アニメのターゲットである女児がプリキュアごっこをしたとき、無意識のうちに絵に刷り込まれていることをやってしまったら怪我をする可能性がある。
このような取り組みが奏功し、俗に美少女オタクといわれる人種に溺愛されることはなかったそうだ。これは美少女戦士セーラームーンとの大きな相違点である。
なるほど。完全にターゲットは3~6歳。
そして、3~6歳女児と一緒に見ているのは、、、ハッピーセットを買ってくれるのは、、、そうなのだ、お母さんなのだったよ!
ヒットの鍵は「本物志向」と
「お母さんの視点」メーン・スポンサーであり、大切なコラボの相手であるバンダイのガールズトイ事業部マーケティングチーム兼トイ戦略室マネージャーの渡辺寿一氏はこう語る。「現在のトレンドというと、断定はできないのですが、やはり傾向としてはより本物志向ということです」。
とりわけ昨今、お母さん基準というのが大きな影響力を持っているという。もしもお母さんが「これ、可愛くないじゃん」と言ったら、幼児はそれに素直に影響を受け、「お母さんが可愛くないって言ってるから、可愛くないんだ」と思ってしまう。※PRESIDENTより抜粋(部分略)
なるほどです。ハッピーセットもその本物感を母ちゃんたちが認めてるんだろうな。
「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」。
①まずは女児を徹底して意識(ターゲット設定)。
②ターゲットに対する思いやり。ルール作成。そして、
③ターゲットを射んとすれば、本物志向で母ちゃんを先ず射よ。
この計算されつくされた感じ。。。極めて日本のキャラクタービジネスっぽい。
う~ん、サンシャインシティのイベントも足を運んでおく必要がありそうだぞ!
プリキュアのビジネス的大成功の秘密、ちょっと学んでこようかな。。。
みなさんも、暑い日々ですが、仕事も遊びも充実したよい夏休みをお過ごしください!