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「バカの壁」を超えてゆきましょう~Be stupid~
2013.08.13|iwamura
ということで、コミケ2日目のコミケ雲!おめでとうございます!
ヒトの汗で雲とかマジかよ。。。と思いますが、
そんな熱すぎる日本列島。冷凍庫に入ることが、どうも今年のトレンドのようです。
もちろん、夏休みで暇な週間に突入のタイミングでございますから、ネット界からも諸処の意見展開が見られます。
ブックマークされた数の多かったものを4点ほどご紹介。
この辺は、大学の駐車場が、自宅(親父)の外車や、国産車でもワリと高いクルマが多かったのを見て、学歴ってお金との関係性って強いんだな、と感じた18歳の春のことを思い出しました。
ただ、学歴と、その人の能力との相関関係は外れていることも多く、学歴や周りの人間関係はあくまで「環境可能論」というか、「環境が可能にすることも多い」とする論者ではあるので、この辺は感情論、というか、確率論として考えるべきかと。
興味深かったのは下記のふたつの論理展開でした。
彼らの社会は「うちら」で完結する。「うちら」の外側はよくわかんないものである。よくわかんないものが干渉してくれば反発する。そして主観的には彼らは「なにも悪いことはしていない」。彼らにとって「悪いこと」とは明確な脱法行為のみである。
もうひとつ、彼らには「インターネット」という概念がよくわからないのだが、ここでSNSと「うちら」の結託が起こる。SNS=うちらとなるわけだ。
実態は今も昔も特に変わりがないのだけど、今までは隠されていて見えなかった部分がtwitterによって見えるようになってしまった。見えてしまった以上は、そういう行為に及んだ従業員は適切に処罰しなければ、企業イメージが保てない。
一言で言えば「バカが可視化される時代」になってしまったということだ。
両サイトで共通している考え方として「バカはインターネット(SNS)が解っていない」というところに落ち着くのかなと思います。
もっと言えば、殺すとかLINEで書いたら、ふつうに警察にバレるでしょ、というところを解らなかった「バカ」もいたわけで。。。
ただ、本質的には「インターネットが解らない人=バカ」では決してないと思うのだ。
ということで、例えば上記、「バカの壁」等は解り易いと思うのですが、自分で「知ろう」とすることについてリミットを設ける事と言うか、そういう壁を勝手に作っちゃってる、成長しようとしない人間を本来的にバカ、と呼ぶべきであって、昨今ネットで騒がれる冷凍庫に入る一連の人たちは、バカというよりも、「インターネットというか、新しい物を理解できなかった人、理解しようと努めなかった人、あるいはそのチャンスが可能性として低かった人の結末」と定義してよいかと思います。
もちろん、上記引用の①②サイトにもあるように、環境は大切です。両親が金持ちだということもインターネットを始めとした、新しい技術の理解の為に有利に働くことも多い。
ただ、「バカだな」と言われたり、失敗したり、損害賠償請求されたり、最悪警察に捕まるようなことがあったとしても。
それらを悔い改めて真摯に学び、成長しようとする姿勢を死ぬまで貫き続けることが、人間としての「智慧」であって、バカとの対極にあるものだと思うのです。
一方でもちろん、バカにならなきゃできないこともいっぱいあります。世の中には。
下記ご紹介映画の主人公も、相当な天才でありつつも、伝説のスピーチでは「Be stupid!」を奨励されております。
ということで、SNSもインターネットも含め、この人がいなければ現在の世界もなかっただろうスティーヴ先生に、その成功と挫折を、天才≒バカという観点から学ぶべきタイミングかと存じます。
11月、「スティーブ・ジョブズ」公開です(公式サイトこちら)。