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問題視された「ミスチル地獄」
2013.08.19|☆KAYA☆
月曜日は☆KAYA☆です。
先日、日本のビックフェスの1つである
サマーソニックが無事終了しました。
今回の見所になったのはリンキン・パークやメタリカ、
アース・ウィンド&ファイヤーなどロック色強め。
それに負けじと日本の若手バンド、ONE OK ROCKや
マキシマム・ザ・ホルモン等が圧巻のライブを見せつけました。
安定の人気を誇る山崎まさよしやミスチルには
予想通り多くのファンが集まりました。
そしてそのミスチルのステージにて、事件は起きました。
このステージを見ていた方のブログをご参照下さい。
MUSE前に出演するミスチルはファンは多そうですので、早めに千葉マリンスタジアムに向かいます。
実際、凄い人でした、ミスチルのライブ。
ギッシリ埋まっていましたね。
ミスチルのライブも初めてみましたが、知っている曲ばかりです。ファンも大合唱。ミスチルの楽曲はキーボードが入っていてストリングス等、作り込まれているイメージがあったのですが、ライブバンドですね。ギターバンドのライブって感じでした。特に演出が派手なわけではない。ミスチルのヒット曲がそこにあるって感じのステージです。
ヒット曲の連発、洋楽ロックファンのボクでも知っている曲ばかりです。嬉しいですね。ファンも盛り上がります。
このサマソニのミスチルのライブではアクシデントがありました。途中、ボーカルの音が消えるハプニングがありマイクを交換したのですが、2度目のアクシデントでボーカルだけでなく、バックの楽器の音も出なくなってしまいました。
そんな普通のバンドなら致命的なアクシデントがあったのですが、ミスチルにはファンがいます。そしてヒット曲があります。
ミスチルが演奏できない状態でもファンが大合唱。鳥肌が立ちました。みんな曲を知っていますね。
また桜井さんもアクシデントを楽しむように楽器の音が出ているかをライブ中にチェックして、また演奏を再開します。
この予定外のアクシデントで千葉マリンスタジアムはさらに盛り上がりました。
桜井さん。若いな。洋楽ロックフェスで堂々とミスチルの音楽を鳴り響かせました。
ライブの最後はイノセントワールド。みんな歌っています。ボクも歌えます。この曲だけは聞きたかったので、大満足です。
雨が降りそうな千葉マリンスタジアム。でもゲリラ豪雨にはなりませんでした。機材トラブルがあってライブ続行が厳しいかと思われたのですが、最後までキッチリ演奏。
ミスチル、横綱相撲でしたね。盤石でした。ちょっとしたアクシデントに負けない強さがありましたね。
サマソニ前は『ミスチルどーしよ?』って悩んでいたのですが、ライブをキッチリ見て大正解でした。(ミッシーさんブログより)
アクシデントはありましたが、ファンのおかげで
大熱狂に終わったミスチルの公演でした。
しかしその熱狂過ぎるファンたちのモラルが問題視されています。
8月10日、11日に東京、大阪で行われたサマーソニック2013。東京、大阪で20万人以上を動員して成功裏に終わった同フェスだが、ネットでは”ミスチル地蔵”と呼ばれる一部参加者の行動が話題となっている。
ミスチル地蔵とは、ミスターチルドレンのライブを最前列で観たいがために、その前のアクト(今回はスマッシング・パンプキンズ)の演奏時から最前 列を陣取るファンのことを指す。ミスチルが登場するまではボンヤリと立ちすくんだり、その場に座り込むなどする姿が見られたことから、ネット上で”地蔵” と揶揄されてきた。(Real Sound)
私はミスチルが出演した前の日のみサマソニに参加していましたが、
私が見受けすう限り(リンキンとメタリカあたり)そのような地獄絵は
発見する事はありませんでした。つまりそのアーティストのライブの
最前線には、そのアーティストの熱狂的ファンが陣取る事が出来ていました。
今回の大阪でのライブに参加したリスナーの声をまとめたNAVERまとめ記事によると、「サマソニで前の方でシート敷いて座って場所取ってるとか 予想を遙かに越える行動をとるミスチルファンがいっぱいいるとは…」「スマパン始まっても前方のお客さんずっと棒立ちで、さすがにビリーも怒っちゃっ て、“Thank you for the warm reception. “(温かい歓待をありがとう)って皮肉なジョークを言ってた。悲しかった」と、場所取りをしている人々の行動に驚く声もあった。(Real Sound)
ここまでなってしまうと、本当に失礼な話ですね。
わざわざ日本にまで来てくれたアーティストに対して非常に申し訳ないですし
フェス慣れしていない日本人のモラルを恥じるべきでしょう。
この現象について、夏フェスに詳しい音楽ライター・柴那典氏は「ツイッターとNAVERまとめの組み合わせで過剰なフレーミングが行われていると思う。東京のサマソニを観る限り、大きく問題視されるほどではなかった」としつつ、次のように分析する。
「”地蔵現象”はミスチルに限らず、ほかのアーティストのアクトでも起こり得るものです。特に国民的バンドといわれるクラスの大物になれば、フェス 文化そのものに慣れていないファンも多い。そういうタイプのファンは、ワンマンライブのチケットを取り損なったがためにフェスに参加している。それゆえに ほかのアーティストに興味がなく、棒立ちになってしまうんです。
また、ネット上では「スマパンの後にミスチルというブッキングに問題があったのでは」との声もあったため、運営元のクリエイティブマンプロダクションにも問い合わせてみたが、本日はサマーソニックのために休業しているとのことで、回答は得られなかった。
”フェスマナー”の周知徹底は重要かもしれないが、ファンに悪意はなく、また運営側にも、もちろんアーティストにも責任があるとは言いがたいこの問題。有効な解決策はあるのか? 再び柴氏に聞いた。
「一つの解決策としては、バンドのリーダーやスポークスマンがファンに対して、他のバンドにもリスペクトを示すように呼びかけること、そしてその声 を隅々まで浸透させることが挙げられるでしょう。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんをはじめ、実際に自分たちのファンに向けてそういった発言をしているミュージシャンも多いです。
今回で言えば、もしミスチルの桜井和寿さん自身が他の出演アーティストへの興味や共感を積極的に語ってきたのならば、ファンの意識も変わっていた かもしれません。実は、ミスチルの『Worlds end』はスマパンの『Tonight Tonight』に影響を受けた曲だと言われています。それを大阪で一曲目に演奏したのは、桜井さんなりのリスペクトの表明だったのではないでしょうか。 しかし、その思いは残念ながら一部のファンには届いていなかったようです」
夏フェスがブームとなり、客層も幅広くなっている昨今。誰もが気持ちよくライブを楽しむためのポイントは、リスナーのネットリテラシーと、人気アーティスト自身の呼びかけにかかっているのかもしれない。
(文=編集部)(Real Sound)
好きなアーティストは単独ライブで見る、
まだ知らない、気になっていたアーティストはフェスで見る!
これが私の中の勝手なルールになっている。
上記の問題は、本当に難しいところではあるが
全ての出演アーティストに対して来場者も感謝の気持ちを忘れてはならないだろう。