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Googleストリートビューとその影響
2008.08.06|iwamura
昨日レポートした「Googleストリートビュー」。さまざまな所で反響を呼んでいるが、その「サービスのすごさ」によって様々な所で問題が発生しているようだ。いくつか見つけたものをピックアップ。
いわゆるプライバシーの侵害じゃないのか?
話題の「Street View(ストリートビュー)」はGoogleが事前に撮影した東京、大阪、仙台、札幌など12都市について、画面のパノラマ写真を360度回転操作しながら、文字どおり街路を歩いて風景を楽しむ感覚の“仮想散歩”機能である。しかし、当たり前のように家の洗濯物や車、場所によってはラブホテルに入る所を撮られたものもあり、プライバシーの侵害にあたるのでは、という疑問が浮かんでくる。「ネットオークション相手の家を、実際に確認できて便利だ。」ある掲示板でこのような書き込みがあったという。欧米の個人宅に比べて、日本の民家、マンションに比べて一戸建ての場合、外観からの写真1枚でさまざまな個人情報が推測出来る。Googleはプライバシー侵害の批判を避けるため、個人の顔や車のナンバープレートなどに画像ボカシ処理を行い、加えて、不適切と感じたユーザーが直接、改善点などを“通報”できるシステムにしているというが・・・。(写真は秋葉原近くのパソコン周辺機器ショップ。値段のチェックが出来る?)
不動産サイトのマッシュアップ
プライバシーの問題を新しい価値として評価すると、ストリートビューは「不動産」のサービスにマッチするとも言える。オーストラリアではストリートビューをマッシュアップした不動産サイトが早くも登場している。いまだに地図すら出していないサイトが多い日本だが、地図と外観を連動出来るストリートビューと連動するサービスを提供する不動産WEBサービスがすぐに出てくるだろう。日本だと「いえーい」が一歩リードしているのか。
Domani (Australia)
http://www.domain.com.au/
Immobilio (France)
http://www.immobilio.com/
カテゴリ:インターネット