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まるでパワードスーツ☆ 米陸軍が無敵のスーツを開発中
2013.10.18|shiozawa
アメコミで大人気で映画にもなっております無敵のヒーロー。
“アイアンマン(Iron Man)”
その中に出て来る「装着すると銃弾ももろともせず、人間離れしたパワーも手に入れられるスーツ」
“パワードスーツ”
そんなスーツを実際に作ろうと、アメリカの米陸軍は本気で開発しているようです。
■米軍が開発「兵士を無敵にする戦闘用スーツ」 (2013.10.15)
米陸軍の研究者たちは、特殊作戦部隊の隊員を「アイアンマン」に変える高度な戦闘用スーツの開発を進めている。
この戦闘用スーツは、「戦術的攻撃軽量オペレータースーツ(Tactical Assault Light Operator Suit)」の頭文字を組み合わせて「TALOS」と呼ばれる。
TALOSは、重い機器を運べる動力付き外骨格のほか、銃弾を受け止めることができるリキッドアーマー(衝撃を与えると硬化する液体素材)、複数の内蔵コンピューター、暗視装置だけでなく、ヴァイタルサイン(心拍数・血圧・体温等)のモニターや、泡で傷口を密封する機能などを備えている。
これらの能力によって、「対衝撃性能を高めた超人的な力」がもたらされ、すでに精鋭の集まりである特殊作戦部隊が、戦場でほぼ無敵になると米陸軍は述べている。
(通常のリキッドアーマーは、シリカとポリエチレングリコールで作られているが、)マサチューセッツ工科大学(MIT)の技術者たちは、磁性流体でつくるリキッドアーマーに取り組んでいる。
「磁界や電流をかけると、数ミリ秒で液体から固体に変わる」と、米陸軍は説明している。
引用:Wired.jp
アニメの物であろうと軍事力のためであれば何でも挑戦してしまうのがアメリカ。
さすがです。
まず日本の場合、国内外ともに開発しようとすれば批判が殺到しますから無理でしょう。
はやくも“来年のデモンストレーションで無敵のスーツ“TALOS”の第一弾が発表”と期待されているようです。
このアーマーに素材として使われる予定の
銃弾を通さない液体素材“リキッドアーマー”。
これがなかなかすごいです。
その凄さがわかる動画がこちら。
<Liquid Armor>
スローモーション映像がとっても不思議。
衝撃をまるで波のように周りに分散させて、しかも瞬時に硬化するから銃弾を通さない。
なのに、普段は軽くて柔らかい。
パワードスーツの衝撃性はこの素材なしにはできないでしょう。
そして次に“パワー”を兼ね備えたスーツがこちら。
<荷物100kgで20km歩ける外骨格スーツ『Hercule』>
さらに“俊敏性”を加えたスーツがこちら。
<90kgの荷物を運び時速16kmで走れる、強化外骨格パワードスーツ『HULC』>
米Berkeley Bionics社が、米Lockheed Martin社と手を結び、米陸軍用に開発されたという外骨格パワードスーツ『HULC』は、重さ約90キロの荷物を楽に運ぶことができ、一瞬のうちに最高時速16キロで走れるようになるというスーパースーツ。
リチウムイオン電池で、通常の速度で1時間歩き続けることが可能なんだという。
ここまで開発が進んでいます。
アニメの世界だけだと思っていた、“パワードスーツ”が完成するのはさほど遠い将来ではなさそうです。
軍事用とのことですがいつか来てみたいなとつい思ってしまいます。
まずは、来年のTALOS技術デモのイヴェントでの第一弾発表が楽しみです。
ありがとうございます。