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ロックマンXに見る「モチーフ」の傾向

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2013.10.29|umiushi

こんにちは、umiushiです。

前回は日本とアメリカのスポーツチーム相手に、時には言いがかりみたいなのも含めて好き勝手申してしまいました。でも反省はしておりません。

というのも実はわたくし、社長より過去に「ブログ名誉執筆者」として認定されており、

一切の縛りが、名誉執筆者に関しては設けられておりませんので、

ご無理のない範囲で、「テキトー」にストレス発散をお願いします。

というメールも頂戴しておるのです(本当)。

そんなわけで早速以下の写真をご覧ください。

 

何かと言いますと、勘のいい方なら記事タイトルからすぐおわかりでしょうが、すべてカプコンさんのロックマンXのボスの元ネタでございます。

そういうわけで今日は、私が愛してやまないロックマンから、エックスシリーズのボスのモチーフの傾向について語ろうと思うのです。

——-

何故エックスか、と言いますと、無印のボスはたとえば


ヒートマン(ロックマン2)

武器の方向性は火炎ですが、デザインモチーフはジッポーライター、

など、ボスが一般公募ゆえ(一部作品除く)発想が少々「ぼくがかんがえたつよいボス」なことが多く、それならば実在の生物に限定されてるエックスシリーズでまずはやってみよう、となったわけです。

 (日本語変かな)

まずは異名もついでに8体のボスキャラクターのご紹介。

雪原の皇帝 アイシー・ペンギーゴ

豪速拳の雷王 スパーク・マンドリラー

鋼鉄の甲弾闘士 アーマー・アルマージ

深海の武装将軍 ランチャー・オクトパルド

時空の斬鉄鬼 ブーメル・クワンガー

幽林の妖撃手 スティング・カメリーオ

天空の貴公子 ストーム・イーグリード

灼熱のオイルタンク バーニン・ナウマンダー

エックスシリーズのボスはけっこうもじりというかシャレというか地口というか、そういう名前が多いのが御愛嬌。たとえば2の「マグネ・ヒャクレッガー」などは「百」と”leg(足)”で、ムカデ(百足)をモチーフにしとります。こんなん日本人じゃなきゃわからんちゅうの。

——-

さて話戻しまして、少々堅苦しくなりますが、それぞれのモチーフを現在の生物学で特定できる単位まで同定しますと、

ペンギン:         脊索動物門 鳥綱 ペンギン目

マンドリル:       脊索動物門 哺乳綱 サル目オナガザル科マンドリル属

アルマジロ:      脊索動物門 哺乳綱 被甲目アルマジロ科

タコ:                軟体動物門 頭足綱 タコ目

クワガタ:          節足動物門 昆虫綱 甲虫目クワガタムシ科

カメレオン:       脊索動物門 爬虫綱 有鱗目トカゲ亜目カメレオン科

ワシ:               脊索動物門 鳥綱 タカ目タカ科

ナウマンゾウ:   脊索動物門 哺乳綱 長鼻目ゾウ科ナウマンゾウ属ナウマンゾウ

少しどころかものすごく堅苦しくなってしまった・・・

まあ気を取り直してもう少しお付き合いいただくと、「門」「綱」「目」「科」「属」ってのは分類単位です。これが被ってるほど近い仲間なわけですね。(本当はもっと細かく分かれますが省略しております)

ごらんのように、第一作では圧倒的に脊索動物門が多いです。わしらヒトも含めて脊椎動物は全部ここに入ります。中でも哺乳類3、鳥類2、トカゲ1と、これまたヒトを含む哺乳類が最も多いですな。

他ふたつはタコとクワガタですが、これも日常的になじみのある生物ですね。

これをエックスシリーズ全部、1から8までやっちゃおう、というのが今日のお題です。

(お帰りいただくなら今です)

 

テレッテレッテー テレッテレッテー

——-

早速ですが、全64体のボスのモチーフをざっくり分けますと(文末参照)、

動物:59 植物:4 菌類:1

と、圧倒的と言うも空しいくらいに動物ばかりが目立ちます。

次にこの動物59体をもう少し細かく見てみますと、

脊索動物(すべて脊椎動物、わしらヒト含む):39

節足動物(虫とかエビカニのたぐいですね):15

軟体動物(イカタコや貝など):4

このほかクラゲ(刺胞動物)が一例。やはり我々になじみのあるほうから多いですね。種の数で言うと、昆虫を含む節足動物がブッチギリで多いはずですが、まあたとえばミヤマクワガタとノコギリクワガタを分けて考える人も少ないでしょうから、この辺にも「なじみの深さ」が出てきているんではないかと考えます。

最後にその脊椎動物の内訳ですが、

哺乳類:23 鳥類:7 爬虫類:3 魚類:5

やっぱりヒトに近い、言いかえると、進化的にも文化的にもなじみ深いというか人類に近しい生き物が多いですね。これ以上は分けませんのでご安心ください。

——-

ではなぜ脊椎動物、特に哺乳類が多いか、ということについて愚考したく思います。

まずサイズがでかくないと目につかない、ということはあるでしょう。なじみがあるということは、虫めがねなど使わなくてもすぐ目につく生き物であるわけですから。


例外のミジンコさん

さらに哺乳類はでかいぶんだけ強いの(強そうなの)が多く、オオカミだのクマだのライオンだの、それらしい動物が多く選ばれております。

 

また、爬虫類や昆虫などは特に昔から「蟲」とひとくくりにされ、あまりいいイメージのある連中ではないので、ブキミさを狙ったりしない限りは出てこないんじゃないでしょうか。ただしカブトムシやクワガタなど、正しいにっぽんの少年が好きなものはきちんと出てきています。

 

ちょっと意外だったのは、両生類がいないことですが、そこはそれ、無印の4に

 

もいることですし。ていうかカエルだのイモリだのはモチーフにしづらいですよね。

お父様がたや大きなお友達も、日曜朝の戦隊やらライダーやらをご覧になる機会もおありでしょうから、「今日の敵はなにがモチーフかなー」とか考えてみても面白いかもしれませんよ。

——-

一応、作った表を載せておきます。本文に入れたら我ながら読む気なくしそうだったので、ヒマもといこだわる方のみ御笑覧くださいませ。

 

※伝説上の生き物は、イメージの元になった動物に準じて分けてしまいました。あしからず。

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