かのエリザベス・テイラーが、1950年にコンラッド・ニッキー・ヒルトン・ジュニアと結婚した際に着用したウェディングドレスが、クリスティーズ主催の「ポップカルチャー」オークションに出品され、予想落札価格の3倍近くの高値で落札された。落札者は公開されていないが、落札価格は12万1875ポンド(予想落札価格は3万ポンドから5万ポンド)とのことだ。
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死してなお、長者番付に偉人達の顔ぶれ。
2013.10.28|☆KAYA☆
月曜日は☆KAYA☆です。
今年も、故人長者番付が発表され、
エンターテイメントの歴史に名を残した偉人達が顔を連ねた。
[ニューヨーク 23日 ロイター] – 米フォーブス誌が23日発表した毎年恒例の「亡くなった有名人の長者番付」では、米歌手マイケル・ジャクソンが1億6000万ドル(約155億8000万円)となり、1位に返り咲いた。
同番付は、管財人や弁護士、実施許諾者から聞き取り調査を行い、2012年10月からの1年間の推定収入をまとめたもの。
フォーブスによると、マイケルの収入の大部分はカナダのパフォーマンス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の公演やレコード売り上げなどによるものだという。
2位はエルビス・プレスリー(5500万ドル)。スヌーピーでおなじみの漫画「ピーナッツ」の作者チャールズ・シュルツ(3700万ドル)は2年連続で3位に入った。
宝飾品や衣装など遺品のオークション売り上げで昨年1位となった米女優エリザベス・テーラーは2500万ドルと4位に後退。5位は昨年と同じくレゲエ歌手のボブ・マーリー(1800万ドル)となった。
シルク・ドゥ・ソレイユの公演とは、皆さんご存知世界最高峰の
エンターテイメント集団がマイケル・ジャクソンの楽曲を元に、
一流のエンターテイナーが集結して、
マイケルのショーを再び蘇らせようという公演だった。
欧米熱狂のアリーナツアー、遂に日本上陸! 「彼」が、そこにいる―
“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンと、世界を代表するエンターテインメント集団シルク・ドゥ・ソレイユ。 コラボレーションを熱望していたマイケルの想いを形にすべく、彼と親交のあったクリエーターやミュージシャンがシルクのもとに集結。コンサート、サーカス を超えた全く新しい形のショーが誕生した。
「I’ll Be There」「Thriller」「Beat It」「Billie Jean」「Man In The Mirror」・・・・・・マイケルの半生を物語る名曲の数々と、世界を魅了したあの歌声。伝説となった貴重な映像とアーティストたちの圧巻のダンスが織 りなす世界には、永遠に消えることのないマイケルのスピリットが刻まれている。(フジテレビダイレクト)
残念ながら遺作とならなかったTHIS IS ITツアーや、
当時のミュジックビデオを再現している。
こちらは世界中で問答無用の興行収益を得ており、
ビルボード・ツアリング・アワードにノミネートされた。
ツアー興業の世界でトップ成績を収めたものたちが11月14日にニューヨークのルーズベルト・ホテルで表彰される。シルク・ドゥ・ソレイユの「Michael Jackson: Immortal World Tour」が再びノミネートされた。
「興行成績データに基づいた、人気投票とは一線を画したビルボード・ツアリング・アワードは、過去10年間、ライブ・ミュージック・スペースにおける到達点の基準となっています」と、ビルボードのレイ・ウォデルがこの賞について語っている。
興 行収入に基づいたトップ・ツアーのファイナリストは、ボン・ジョヴィの「Because We Can Tour」、ブルース・スプリングスティーンとEストリート・バンドの「Wrecking Ball Tour」、そして「Michael Jackson Immortal」だ。一方で、観客動員数に基づいたトップ・ドロー(入場者数)のファイナリストは、ピンクの「The Truth About Love Tour」とブルース・スプリングスティーンとボン・ジョヴィである。
他のノミネートが実在する伝説的アーティスト達の公演に対し、
Immortal World Tourにもちろんマイケル本人はそこにいない。
しかし、その熱気を感じさせるまでの公演に世界中が感動した。
続いて注目したいのが”遺品のオークション売り上げ”でランクインした
ハリウッド女優エリザベス・テイラー。
エリザベス・テイラーといえばマリリン・モンローなどと
ほぼ同時期にハリウッド黄金期に活躍した大女優で、
マイケル・ジャクソンとも長きにわたって交流があった。
また、8度の結婚と7回の離婚でゴシップ誌をにぎわせた。
1950年、最初の結婚相手コンラッド・ヒルトン・Jrと結婚した際に
着用したウェディングドレスが驚きの価格で落札された。
これはエリザベス・テイラーが契約していた映画スタジオ、メトロ・ゴールドウィン・メイヤーが当時18歳だった彼女へ贈ったドレスで、コスチュームデザイナーのヘレン・ローズが 製作した。映画「花嫁の父」の劇中で彼女が着用したドレスにインスパイアされたというこの手の込んだデザインのドレスは、15人の職人を動員し3ヶ月もの 時間をかけて完成されたものだという。シェルホワイトのサテン地延べ25ヤード分もの生地を使用したボディには丁寧にビーズ刺繍が施されており、同じくサ テンで付けられたトレーンは15ヤードもの長さに及ぶもの。ウエスト部分にはコルセットも縫い付けられており、このことによって20インチのウエストが完 成するというわけだ。
「このドレスはハリウッド黄金期、そしてその当時活躍していたエリザベス・テイラーのキャリアと人生そのものを物語っている」と語るのは、クリスティーズのディレクター、ニコレット・トムキンソン。加えてこのドレスが出品されることが公開されるやいなや、高い落札価格が予想されていたことを明かした。
このウェディングドレスが着用された結婚式は当時でも最大級の規模で行われ、グリア・ガースン、ジーン・ケリー、ジンジャー・ロジャース、フレッド・アステア、エスター・ウィリアムズ、ヴァン・ジョンソンなどハリウッドの一流スターを含む700名が参加したという。
ヒルトンはエリザベス・テイラーの最初の夫で、この結婚式から僅か8ヶ月後には離婚している。(BLOUIN ARTINFO)
約1950万円の破格値がついたのは、それがエリザベス・テイラーの
装飾品、高級ドレスを好んで購入しなかったマリリン・モンロー、
晩年は宝石と、ほとんどの洋服をオークションで売り払い
そのお金を全て寄付していたオードリー・ヘップバーンたちとは違い、
エリザベス・テイラーの遺品は、展覧会を開ける程の
歴史的遺品がたくさん眠っていた。
ニューヨークのクリスティーズで、12月13日から2日間のスジュールで行なわれたのが、 2011年3月23日に、79歳でこの世を去ったエリザベス・テーラーが生前に所有していた ジュエリー、269点を集めたオークション。
その2日間の落札総額は1億1600万ドル(約90億5252万円)という記録破りのもので、 過去に行なわれたプライベート・ジュエリー・コレクションの落札総額最高記録の2倍、 当初のクリスティーズの見込みの3倍になっていました。
ちなみに、エリザベス・テーラー・コレクションの日程は全4日で、残りの2日間には、 アンディ・ウォーホールが描いた彼女の肖像画をはじめ、生前のジャンニ・ヴェルサーチが彼女のためにクリエイトした シークィンのコスチューム、シャネルのキルト・バッグ、フェンディのバゲットなども 競売にかけられたけれど、何と言っても目玉となっていたのが、生前のエリザベス・テーラーがこよなく愛し、 身につけたジュエリーのオークション。
以下では、その最も有名かつ、高額な落札アイテムを御紹介します。(CUBE New York)La Peregrina
ラ・ペレグリーナ
落札見積もり : $2,000,000 ~ $3,000,000 (約1億5,608万円~2億3,412万円)
落札価格 : $11,842,500 (約9億2,418万円)
クリスティーズのオークションで、最高価格をつけたのがラ・ペレグリーナと呼ばれる50.6カラットのドロップ・シェイプの パールをフィーチャーしたネックレス。16世紀以来、スペイン王室で代々受け継がれたという、歴史あるこのパールは、 写真右のように王室画家、ベラスケスもその肖像画に描いているもの。 ラ・ペレグリーナは1969年にリチャード・バートンがニューヨークのギャラリーから購入した際は、 僅か3万7000ドル(約289万円)だったとのこと。
エリザベスがカルティエのデザイナーに依頼して、これをセンター・ピースにして製作させたパール、ダイヤ、ルビーを用いた ネックレスがこの作品。
ちなみに、エリザベス・テーラーが7人の夫のうち、唯一2回結婚しているのがリチャード・バートン。 1回目の結婚は1964年3月15日~1974年6月26日まで、2回目はその約16ヶ月後の1975年10月10日~1976年7月29日まで。 2人は1963年に公開された映画「クレオパトラ」で共演したことからロマンスがスタートしたのは有名な話。 (CUBE New York)
わずか289万円だった宝石が、エリザベス・テイラーの
ネームバリューが合わさり9億にまで跳ね上がったのだから、
彼女の影響力はまさに桁違いだ。