Mykoちゃん、Cたん


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タミヤ製品にみる戦車模型の魅力

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2013.11.12|umiushi

「お前調子に乗ってるだろ」

 

という声が多方面から聞こえてきそうですが、というより何よりわたくし自身がそう思うのですが、今週は戦車およびその他戦闘車両の魅力に触れてみたいと思うumiushiです。


「戦車」で検索したらトップに出てきた90式

映画や写真で見るのもよいのですが、模型にはやはり手にとって眺められる強みがあるわけです。

 

とはいえ普通の車やバイクとは違い、あまり完成品(ミニカー)のない戦車業界ゆえ、自分で作るのが手っ取り早いかもしれません。飛行機やスポーツカーに比べて「初心者がどう作ってもそれなりに見える」という意見も多いですし。

 

で、自分で作るとなると、いつでも買えてお値段も他社に比べて安い、世界のタミヤがよろしいでしょう。全メーカーを対象にするとものすごくマニアックな車両も入ってきて、当欄が「へんなのりもの」みたいになってしまいますから。

というわけで順不同、わたくしがおススメするタミヤの戦闘車両です。何という我田引水。

 

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現在では1/48スケールもビシバシ出ておりますが、そこは頭の古いわたくしですので、1/35がメインになるかと存じます。

 

ドイツ 88mm砲

「車両っつっといていきなり大砲かよ」というツッコミもなんのその、その昔一号で休刊になった模型雑誌でも「誰もが一度は作るべきプラモ」と紹介されていましたが、「べき」とまでは言わないまでも、激しくおススメするキットです。

 

説明書の解説も詳しいなんてもんじゃなく、

 

英兵捕虜「対空砲で戦車を撃ち抜くなんてヒキョーだ」

独兵「対空砲でしか撃ち抜けない戦車で攻めてくるなんてもっとヒキョーだ」

 

などというエピソードも含め読み応えたっぷり。説明書だけで酒が呑めるキットです。組立一発目から「練習のために」と称してオマケのバイクだったりするのが素敵。バイクが入ってる理由が「型の枠が余ったから」というのもおしゃれ(?)。

 

運用に必要な全兵士のフィギュアも入っているので、このキットだけで情景が作れますよ。

なお現在はダークイエロー成型のアフリカ仕様も出ていますが、やはり88ミリ砲はダークグレーの成型色で作りたいものです。

 

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1/48 コマツブルドーザー

「1/35がメインっつっといていきなりヨンパチかよ」というツッコミ以下略。

 

大仰なことを言わなくても、議論を巻き起こしそうな旧軍アイテム、わたくしのじいさま(故人)も若いころ兵隊にとられたりしていたので、あんまり旧日本軍のアイテムは紹介したくない(※)・・・という事情のところに突如彗星のように現れたブルドーザーのキット。私はそこまでやっていませんが、飛行場や陣地を作る情景なんかに威力を発揮するでしょう。

 

何より非戦闘車両のキットというのはタミヤには珍しいですし、物が小さいのでスコスコスコっと出来てしまうのがうれしいですぞ。

 

(※)陸海空問わずこれで連合軍と戦ってたのかよ・・・というアレな装備や戦略が多いため、好き嫌い以前にわたくしは哀しくなってしまうのです

 

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タイガー 各種

戦車と言えばこれ、という方も多い様に思います。旧ドイツ軍最強の呼び声も高い(※)タイガー戦車です。通称白バックと呼ばれるタミヤの箱絵が、新生キットではグレーになっているあたり本気度が分かろうというものです。

タイガー2たるキングタイガーも合わせてご紹介。

 

ま、重すぎて故障しやすい、なんて御愛嬌もありますが、

 

なにせ、アホみたいな防御力に加え、連合軍のほとんどの戦車の射程外から撃破してくるという死神のような戦車。だから米軍主力のシャーマン戦車でタイガーと闘う場合のコツはただ一つ、

 

・4両以上でよってたかって集中砲火を浴びせる(※2)

 

だったというところからして反則級の車両ですな。

 

(※)機動性を考えたらヤクトパンターとか、ヤクトタイガーはどうなるとか、そういう議論は面白すぎる不毛なのでタイガー最強ということにしました。

 

(※2)あくまで1対4で互角であって、これで必ず倒せるわけではないところが恐ろしい。ちなみにそのシャーマン相手に勝てる日本軍車両は存在しなかった。嗚呼。

 

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ピンクパンサー

英軍特殊部隊の砂漠用ジープ。ピンク色のプラスチックで成型されているところがミソ。プラスチックは一色なので、おっちゃんもとい兵士もピンク。それでも、くすんだピンクは砂漠で見つけにくいから、というきちんとした理由から、特殊部隊の隊員がみんなものすごいエリートであるとか、やっぱり説明書の解説は手を抜いておらず、手が勝手にニッパーを握ってしまうキット。

 

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レオパルトA4

現用戦車の一世代前、つまりは第二世代を代表する戦車のキット。カニングタワーといって、河をブクブク潜って進むための空気筒がついてる面白い戦車。何故あえてご紹介したかというに、わたくしが初めて作った戦車だからです、えっへん。もちろん作りごたえも十分ですよ。

 

 

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レオパルト2 A6

で、その現用戦車でもやっぱり最強と言われているレオパルト2の最新型。箱を開けると結構パーツがつまっていますが、ピタピタと吸いつくように組み上がり、あれよあれよという間にレオパルト一丁あがり、うーむ確かに強そう、なキット。さすがタミヤ。街中を走るための回転灯や、サイドミラーもパーツ化されてますですよ。

 

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M5A1 ヘッジホッグ

小さな車体が続々と組み上がっていくのは快感です。ただしキャタピラにタミヤにしては致命的なミス(?)がありまして、現物と激しく異なっています。なので考証もきちんとしたいという方には、ちょっと勧めづらいのですが、お値段お手頃なので一度は組んでみてよいのではないかと思います。

 

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メーベルワーゲン

直訳すると「家具運搬車」という意味の対空戦車。箱っぽいですからな。載ってる対空砲が各部連動して動くさまは感動の一言です。ベースとなった4号戦車は元々有名なんですが、キットは意外と色々省略が多いので、あえて派生形の本車を選んでみました。

 

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シュビムワーゲン

ワーゲンつながり、というわけではないですが、水にも浮いて進める素晴らしい車。昔こち亀でも代車で出てきましたな。古いキットが初期型で、この箱の新しいキットが後期型です。新しいほうが小さいですが、これは実物も後期型のほうが小さいらしく、ミスとかではないのでガシガシ組んでみましょう。

 

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3号突撃砲

B型は本気で「あっ」というまに組み上がります。しかも無駄にサスペンション可動で動きも面白い。ただグレー一色で、そこがかっこいいのではありますが、もうすこし動きや見栄えが欲しいという方はこちら、

G型

も、搭乗員のリラックスした様子なども含めておススメでございます。

 

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動物セット

 

誰が読んでもドイツ軍好きなのが目に見えてきました。色々まずい気もするので、ここらでシメの一発を。

情景のアクセントに最適な動物セットです。ところで日本のニワトリは元々茶色で、白色レグホンが入ってきたのは戦後のことらしいので、時期が分かる情景を作る時は注意が必要です。同様の理由で野菜のオクラも戦前の情景には御法度・・・1/35でオクラ作る奴がいるか、というのはまた別の問題ですが・・・

 

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というわけで思いつくままに並べてみましたが、繰り返しますが「どう作ってもそれなりに見える」のが戦車模型のいいところですので、お店で見て欲しいと思った車両をとりあえず買って組んでみるのが正しい模型ライフかと存じます。タミヤ以外、特に海外メーカーは日本語がおかしかったり説明書が間違ってたりしますので、やっぱりタミヤのツインスターで攻めてみてください。

 

なお私、タミヤさんの回し者とかではなく、ただの模型ファン、タミヤファンですのであしからず。それではまた。

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